◉来日しているアメリカ人のハンドル形ユーザーがJRに乗りたいと希望し、
国内の関係者が国交省に"来日外国人旅行者の特例乗車"(*)を打診したが、
外国製の電動車いすは時速6km以上のスピードが出るのを正直に申告して
「国内の基準に合わないからダメ」と却下されたと聞いた。
"ハンドル形電動車いす鉄道乗車制度"で決めている要件に国内での電動車いすの
速度と同じ時速6km以下という項目があるが、欧米では時速8〜15kmくらいが普通。
日本のような遅いスピードを道交法で決めている国はなく、それを問題にすると、
外国からの電動車いすの旅行者は国内では自分の車いすを使えない。
そもそも外国製電動車いすに、時速6km以下のものはほとんど無く、
そこを厳密に問題にしていないのに外国人旅行者の鉄道乗車にだけ強いるのは
不公平と言えるのではないか?
(*)ハンドル形電動車いすで来日の外国人旅行者は、ハンドル形電動車いす鉄道乗車制度の
補装具給付か介護保険レンタルに限定という条件で、JRなど規則を厳格運用している鉄道の
乗車を拒否されているが、国内基準に合った機種だけは予め旅行計画を出して申請した区間
に限って、例外的に乗車を認めることがあるとのことだが、国内基準に合う電動車いすなど
外国製に存在するはずはなく、実際には乗車を認めないということであり、
一律認めていないという非難をかわすだけのごまかしにすぎない!
★現行のハンドル形鉄道乗車制度の問題点資料