◉神戸市の中心地三宮は、JR・阪急・阪神・市営地下鉄の各駅が
ありますが、阪神三宮駅だけ構造上の理由でエレベーター設置ができませんでした。
今年3月20日運用開始した三宮駅・ホーム改良事業による「東改札」新設により、
エレベーターと多機能トイレが整備され大変便利になりました。
全部の工事が完了する13年春には、従来の西改札側にもエレベーターが設置される
とのことです。
東改札からはポートライナーやバスターミナルへのアクセスも良くなりました。
阪神電車の残された課題は、工事中の阪神甲子園駅の建替えバリアフリー化と鳴尾駅
近辺の高架化踏切解消ですが、立体工事はかなり時間がかかりそうです。
もう一つの問題は、梅田駅の阪神百貨店閉店時の地下鉄乗り換えが地上経由になること
ですが、解決法は明らかにされていません。
なお、阪神電車は関西の鉄道では最も、ホームと戸口の「段差・隙間解消」が進んでおり
多くの駅で、新型車両は車いすの自力乗降ができます。
★阪神梅田駅から百貨店が開いていない時のJR・地下鉄乗り換え方法
1、地下街〜改札
階段の左右にあるエスカレーターの下方向専用1基だけは車いす対応になっているので、
インターフォンで依頼すれば使用できる。
但し、改札から地下街へ上がる時は、対応エスカレーターを逆転使用することをせず、非対応の
上り専門の方を止めずに、動いている状態のまま駅員が介助して「ムリヤリ乗せる」
電動車いすや無茶なエスカレーターの乗り方に耐えられない人は、使うのは難しい。
つまり地下街から降りる時だけ使えると考えておく方が良い。
2、改札〜地上
百貨店のエレベーターの内、1基は改札階〜地上のみ運行されており、閉店後と休店日も利用できる。
JR大阪駅へは中央側横断歩道か、梅田歩道橋へスロープで上がるかの選択になる。
地下鉄へは周囲のエレベーターで降りることになるが、御堂筋線と谷町線は阪神ビル裏のイーマ入口、
四つ橋線はハービスWEST前のガラス張りが便利。