地域の取り組み「防災・上映会・福祉体験授業」

◉大阪市中央区の最近の取り組み
1、中央区地域防災フォーラム

中央区の真ん中に「上町断層」があり、高い確率で大地震の危険が指摘されています。
今回の東日本大震災を受けて一層危機感が高まり、
区では相次いで、中学校区単位での防災フォーラムを開催しています。

・中央区地域防災フォーラム1 中央区民センター
 7月1日「巨大災害に向けて 求められる地域・企業・行政の防災スクラム」 
 大阪市の災害支援レポート:大阪中央消防署の釜石派遣報告
 基調講演:京都大学特任教授(情報学) 武田文男 氏
 パネルディスカッション:玉造校下社福、商工会議所、南商店会連合会、中央区役所
消防副司令の支援活動報告が一番良かったです。平松市長がサプライズ参加し、しゃべった20がジャマでした!
中央区は住民が約6万人余しかいないが、昼間人口は数十倍になるのに被害想定は住民人口で作られており
テーマに即した計画が急がれているのですが、区で立案能力があるのか、災害時区役所に駆けつけられる
職員はほんの少数、本当にいざという時機能するか疑問が!
これを手始めに、意識を変えて具体策に取り掛かると良いのですが・・。

・中央区地域防災フォーラム2 上町中学校
 7月7日「災害は支えあいで乗り切ろう!地域の要援護者は?」
 中央区社福災害現地支援レポート:社協派遣者の現地報告
 基調講演:大阪大学コミュニケーション・デザインセンター教授 森栗茂一 氏
 パネルディスカッション:中大江・桃園・桃谷・東平連合振興町会
森栗先生は「自分の命は自分で守れ、人を助ける事は自分を助ける事、市民の覚悟と心構え」を熱く吠える!
大阪市消防局支援隊は「大型トラック手配で手間取らず、いち早く市バスに支援物資を満載して出発した」
緊急時には臨機応変が大事と、また訂正された津波予想では「残るのは上町台地だけ、周辺全ての人が中央区と
天王寺区に集中避難する」全く対応出来そうに無い恐ろしいことを!

★今後の予定
・防災フォーラム3:7月20日(水) 13:30〜東中学校ピロティ「新たなる防災の担い手→中学生」
 大阪市災害支援レポート、中学生による朗読劇「釜石の奇跡」、防災実技訓練
・防災フォーラム4:7月20日(水) 10:0〜南中学校(内容同じ)

・バリアフリー映画上映会 中央会館 主催:HANDSちゅうおう
昨年初めて行ない、好評につき今年も開催。日本ライトハウス情報センターとの共催。上映作品は「釣りバカ日誌3」
皆で作ったDVD創作紙芝居「盲導犬になりたかったボク」を事前上映しました。

・上町中学福祉体験授業
福祉体験授業「障害者が外出するということは」近隣の状況や問題点をパワーポイントにまとめたものを、前の週に見せて
予習をしてから、街中に出かける車いす体験をしました。体験予定日が雨で1日短縮、車いすと視覚障害各2名づつが当事者参加、
2年生3クラスが対象。その日の内に簡単に振り返り学習。総合学習半減で、このような3日間に渡る体験学習は今年限りかも?
(障害者協力講師:視覚障害2名、車いすユーザー2名)
★上町中の生徒がいち早く被災地への募金活動を行った縁で、修学旅行が出来なかった被災地の生徒を招待する
 大阪市のプロジェクトで来阪する釜石第三中学(日頃の訓練を活かし高齢者や小学生を救助、一人の犠牲者もださなかった)
 の生徒が、10月5日交流訪問する予定だそうです。

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by yamana-4 | 2011-07-13 17:29 | 防災
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