上海ツアー(3)上海万博「生命陽光館」

◉中国の福祉政策と上海万博「生命陽光館」
中国は急速な経済発展に伴ない、福祉の充実も政策に取り上げられるようになり、
2008年に「中華人民共和国障害保障法」が大幅に改正され、福祉面にも力が注がれるようになった。
それを受けて上海万博テーマ館に万博史上初となる障害者館パビリオン「生命陽光館」が開設されることになり、
横浜リハビリセンターなどの関係者を主に日本のボランテアが協力したとのこと。


5月16日、曇り時々小雨のあいにくの天候だったが「万博障害者デー」で、多くの中国人障害者が来館の日に視察。
展示は洗練された楽しいもので、全盲のピアニストの演奏、盲導犬のデモンストレーションなども
行われTV取材もあり、視察団も新聞報道された。
◉上海万博「生命陽光館」準備室日本事務所は横浜市に開設され、横浜市の関係者の方々が協力された。
また、日本身体障害者補助犬学会は「まだ中国では活動していない補助犬紹介のため招聘したい」旨の依頼を受け、
補助犬使用者(盲導犬2組・介助犬2組・聴導犬1組)を派遣し、日本企業の展示協力も行われた。
今回の視察ツアー参加は横浜市福祉用具協会の企画によるものだった。

◉中国への協力はボランティア活動だった!
<横浜リハビリテーションセンター顧問の田中理先生(生命陽光館高級顧問)から
以下のコメントを頂きました。>
「実は、生命陽光館への協力は横浜リハセンターとしては何もしていません。
もちろん何人かの職員が協力してくれましたが、全て個人的なボランティア協力
によるものです。年休を取って自費で行くという、僕をはじめ、みんな底抜けに
人の良い輩なんですね。特に、僕と秋田は二人で総額ウン十万円の持ち出しに
なって、バッカみたいですが、おかげで中国のことを随分知ることが出来ましたし、
上海の友達もたくさん出来ました。まあ、贅沢な趣味と考えればいいのでしょう。
普段ちょっと出来ない楽しい活動ができたと思っています。」

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◉中国の盲導犬普及についてネットで見る関連情報
・2008年の北京パラリンピックを控え、中国に盲導犬を普及させようと、財団法人「日本盲導犬協会」(井上幸彦理事長)と、中国の民間団体「中華人民共和国盲人協会」は20日、協力プロジェクトの合意書に調印した。
両団体によると、中国国内には約877万人の視覚障害者がいるが、盲導犬はゼロ。法的な制限が厳しく、ホテルや競技場などの公共施設に動物を連れて入ることができないという。
プロジェクトでは、日本側が6月に中国を訪問し、北京市内などで盲導犬利用の実演会やシンポジウムを開催。中国での訓練センター設立や訓練士育成でもノウハウを提供する予定だ。(2006/4/20)(西日本新聞記事より)
・2007年9月、大連医科大学が遼寧省大連市沙河口区から同市の旅順口区に移転された。
それに伴って新しい盲導犬訓練センターが設立され、同年10月にオープンした.
(石上智美/日本医療科学大学)
by yamana-4 | 2010-05-22 04:39 | 上海万博と上海事情
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