◉いつまで待ってもバリアフリー化されない「地下鉄なんば駅〜南海なんば駅間の地下通路」
たった10段の階段が車いすの通行を阻止しています。
南海電車なんば駅入り口部が改装されましたが、懸案の地下通路の階段解消はされていません。これは、バリアフリー対策最重要課題として「なんば地区基本構想」に挙げられたはずですが、未だに地下街「なんばウォーク」や「なんなんタウン」からは、一旦地上に上がり横断歩道を渡らなければ、車いすは南海電車乗場に行けません。
高島屋入り口部が改装され、南海電車なんば駅へのアクセス階段部分もきれいになりましたが、駅へのエレベータは「なんばCITY」の中央通路から東側の分かり難い通路を入った奥にしかなく、初めての人は発見困難です。
「なんばウォーク」:地下鉄・近鉄、「日本橋駅」〜「なんば駅」〜「JR湊町駅・OCAT」を結ぶ長い地下街と地下通路。なんば駅周辺には公共エレベータが無かったが、最近多くの民間ビルや社会貢献エレベータが設置され、なんば駅周辺だけで現在6基利用できる。
「なんなんタウン」:なんば「マルイ」から「無印良品」までの間の地下飲食街。「なんばウォーク」とは地下鉄なんば駅よこ通路で結ばれている。エレベータはマルイと無印良品の店舗用利用。高島屋からは階段がありアクセス経路は無い。
★地下鉄から南海なんば駅へは、一旦地上に上がり道路を横断、
高島屋奥の「なんばCITY」入り口部通路の天井にエレベータ案内サインがある。
◉珍しい運用の南海電車、住ノ江駅「エスカル」
この駅は高架橋上駅で改札は2階、ホームは対面式で3階になっていて、3カ所の階段を階段昇降機「エスカル」で昇降するようになっています。驚いたことに1台の乗降台を着脱して、3カ所に使い回しています。
また、折りたたみ座席が設置されていて歩行困難者など「階段を自力で乗降出来ない人」も、駅の判断で利用OKの運用をしています。
現在エレベータ設置工事中で3月末には撤去とか。
同じエスカルは高野山に行く駅にもあり、関東でも2〜3駅で設置され「人も乗せる運用」をしているそうです。
★最後の写真はエスカル着脱部拡大