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10/8 恐れていた事態発生! 直前の10/6 JR杉本町駅南側踏切実態調査報告

◉踏切で女性はねられ死亡、台風影響で遮断時間長く進入?
8日午前7時55分ごろ、大阪市住吉区杉本2丁目、JR阪和線杉本町駅近くの踏切(警報機、遮断機つき)で、関西空港発京橋行きの快速電車(8両編成)に女性がはねられて死亡した、と大阪府警が発表した。電車は現場に約35分間停車、乗客1300人にけがはなかった。
 住吉署によると、女性は近くに住む28歳の会社員。通勤途中と見られ、踏切の中央付近から傘を差して小走りに遮断機をくぐって線路内に入ったところをはねられたという。台風によるダイヤ変更などの影響で「遮断機がいつもより長く閉じていた」との目撃証言もあるとして、同署は関連を調べている。
(2009年10月8日朝日新聞より)

◉この事故に関して「JR杉本町駅東口設置推進の会」は村田代表名で以下の声明文を出し、踏切改善を一刻も早く行い、このような事故を二度と起こさないよう申し入れを行った。

2009年10月10日
大阪市長 平松邦夫様 JR西日本社長 佐々木隆之様
JR杉本町駅東口設置推進の会 代表 村田 惠三
 2009年10月8日の早朝7時55分頃、JR杉本町駅の北の踏み切りで、28歳の女性が列車に跳ねられ、死亡する事故が発生した。「JR杉本町駅東口設置推進の会」(代表 村田恵三)としては、本会がかねてから大阪市およびJRに指摘し、警告してきたにもかかわらず、「開かずの踏み切り」を放置してきたことから起こるべくして起こったものと考えている。
 杉本町駅南および北の「開かずの踏み切り」とそこでの危険性は、杉本町駅の駅舎構造の不備が根本的原因である。
大阪市およびJRは、バリアフリー新法が促している2010年の12月末までに、杉本町駅の東西出入り口の設置および通行と駅のバリアフリー化の工事を終えるよう、速やかに駅舎構造の改善に真摯に取り組まれることを強く希望する。


◉朝の通学時間に踏切の実情を見てきました<開かずの踏切リストに>記載されている「杉本町駅南一踏切」(10/6調べ)
事故の起こった北側踏切はレールが4本で、横断距離はこの踏切より短い!
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「開かずの踏切」とは、ピーク1時間当たりの遮断時間が40分以上の踏切のことをいい、
全国に約600箇所存在し、この踏切はリストに記載されています。(国交省道路局)
また緊急対策踏切リスト(速効対策及び抜本対策の対象踏切1960箇所) には
「杉本町北一踏切」も入っています。
10月12日(月) MBS(大阪毎日テレビ)報道・情報番組[VOiCE]17:50~18:40で
JR杉本町駅問題が取り上げられることになり、
取材協力の一環で通学時間の踏切の実態を調べました。
・開いたららすぐ閉まり、遮断機で閉じ込められる
・車と同時に渡るので人数の多い歩行者が渡るスペースが不足
・人の流れの反対方向に渡れない場合がある
・踏切内には線路が7本もあり、車いすやベビーカーなどの横断は困難で危険
(車いすの車輪が線路ミゾにハマり危機一髪で助け出された近時例がある)
・レール3本は廃止された貨物線のもので撤去すれば踏切幅は半分近くになる
・ラッシュ時の遮断機開閉は非常にランダムで、
 安全な通過時間があるか判断できない


・遮断が降りている時間と開いている時間の実態例
(写真を写しながら単独調査なので多少誤差はあります)
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なお、JR西日本は
「踏切の安全については道路管理者の責任であり、
JRが問われるのは踏切の安全設備をきちんと設置
しているかであり、本来自治体の責任である」と
言っている。
by yamana-4 | 2009-10-06 03:08 | JR杉本町駅問題
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