◉大阪から車いすで帯広にどうして行くか?
ハンドル型電動車いすで特急に乗車出来るか?
情報が少なく良く分からないけど、行けば何とかなると出発!
まず大阪から「とかち帯広空港」への直行便はなく、JALが羽田経由で1日3便運航しているだけ。夏期の北海道ローカル空港は割引運賃の適用がなくて高い。また、帯広空港に行けたとしても帯広市まで車いすでのアクセス方が可能か分からない。
そんな訳で千歳空港から鉄道で帯広に行こうと決めた(特急料金を加算してもこのルートの方が料金が安い)。ところが、私は小型のハンドル形電動車いすを使っているので特急に乗車出来るかの問題があり、JR北海道が公表しているハンドル形電動車いす利用可駅は「全道でわずか12駅」しかなく、千歳からの乗換え駅「南千歳」も「帯広駅」も利用可能駅になっていなかった!
それで、千歳から一旦札幌に行き1泊、翌朝帯広行き特急で行く計画を立てた。指定駅問題は6月に行った函館駅で「乗せて問題ない車いすは乗せよう」というのが北海道の気風と聞いたので、何とかなるだろうと楽観することにした。
結論から言うと「全く問題なく乗車出来た!」
「南千歳での特急乗換えも同一ホームなのでOK」だった。
札幌〜南千歳〜帯広〜釧路間には、デーゼル特急「とかち、スーパーとかち、スーパーおおぞら」が12往復運行され、札幌〜帯広は2時間20分程度。
車いす座席は1〜2席しかなく、スペースは隣座席を外しただけなので、大型車いすはデッキ乗車を余儀なくされる。
北海道は未電化や単線区間も多く特急は全てデーゼルとのこと、独特の轟音を立てて走るが「クマが出没する区間を通りますので、急停止に注意!」とアナウンスがあり、さずが北海道と変に感心させられた。
千歳〜札幌間の快速「エアポート」は1時間に4本、35分程度で便利、空港アクセス線でと言うより、国内の電車車両で「一番広い車いすスペース」があった。他に特急型の車いす座席も3座席あり、国内の車両では最も進んでいたのには驚いた!
札幌駅も帯広駅もホームへのエレベータが改札外にあり、施錠管理されていて自由に一般利用させないのが不思議だった。
帯広駅の場合は地下駐車場と共通使用するようになっていて、ホームへは駅員に申し出て利用するようになっていた。
(一番下、帯広駅)