ポニョならならぬ車いすは、雨の外出が苦手!

◎車いすにとって、雨降りは大変なのです。
c0167961_1013689.jpg最近、警報や注意報の出る大雨が続いたり、季節に合わない天候不順が多くなっているような気がします。地球温暖化と何か関係があるのでしょうか? そんな雨の日は、車いすで外出するのはどうしているのでしょう。知人のパターンを分類すると(介助者に頼らず自力移動する時)

1外出しない 2傘をさして出かける 3合羽を着て出かける 4傘も合羽も無しで濡れても出かける これは使用している車いすのタイプによっても、障害の程度や種別によっても決まってくる訳ですが。
[手動車いす]:両手がふさがるので傘はさせないので、合羽しかない。
[電動車いす]:両手が健全で片手で動かせる人は傘がさせるが、片方の手や腕などに障害のある人は合羽が必要。c0167961_104874.jpgc0167961_105312.jpg









傘がさせる筆者(雨が激しいとハンドル・前かごに大きなビニール袋をスッポリかぶせる)と重装備で大変のIさん

車いすでも傘がさせると雨の日の外出も簡単ですが、合羽は問題が多くて困難なことが多いーー完全な合羽はあまりなく雨がしみたり、運転し難かったり。一番困るのは濡れた合羽は屋内や乗り物で脱いで畳むと、内側まで濡れてしまい乾かさないともう一度着られないので、あまり実用的でないことです。
傘がさせる車いすの人は少ないので、着たり脱いだりしてもビチャビチャにならない車いす用雨具を、誰か開発していただけませんか!
c0167961_1082364.jpg 
◎手動車いすでは濡れずにコグことは困難ですし、電動車いすの場合は電気系統が水に弱いので注意が必要です。制御回路やマイクロコンピュータがダメージを受けると修理できず、部品交換になるのでスゴく高額の費用を請求されることに。

簡易電動車いすで手動車いすを引っ張る。合羽だけでは雨がシミ込んで濡れてしまう!
# by yamana-4 | 2008-09-23 09:30 | 車いす・移動機器 | Trackback | Comments(4)

ハンドル形電動車イスで行った新潟6

◉新潟市水族館マリンピア日本海、すごいトイレがあった!
魚が頭上を泳ぐマリントンネル、イルカショー、マリンサファリ、ペンギン島など日本海側有数の水族館。
身体障害者・療育 ・精神障害者保健福祉手帳所持者/本人 大 人500円、小人200円、幼 児66円/介助者 手帳提示者1名につき1名全額免除
http://www.marinepia.or.jp/index.html
アクセス/新潟交通路線バス、観光循環バスが正面入口に着く
館内はバリアフリー、イルカショーもEV利用経路でOK。c0167961_140316.jpg
多目的トイレ:右側に広い板床トイレ、広さ約1.8×1.8m
左側に固定手すりの洋式便器、オストメイト洗浄無し
一般用トイレ:小便器に手すり無し、便房は和式2、洋式1
◉最新のバリアフリ−ルーム/新潟古町東横イン
東横インのユニバーサルデザイン対応は、川内さんたちを専門委員に改革を進め、国内で最も進んだ取り組みとなっていて、最新オープンのバリアフリールームはここまで進化している。普通ルームと同じ料金で宿泊できる。
c0167961_1712451.jpgドアを入ると
通路を挟んで奥に2ベッド
介助者用と
広い本人用、
バスルームと
トイレ洗面ルームも左右別室になっている。
バス用イス、滑り止めマットなど備品にも心配りがあり、車いすで使い易いひょうたん型洗面台、コンセントも設置されている。写真左下は1階の多機能トイレ、手摺付きの小便器は従来通り、初めてオストメイト洗浄器が付いていた。
c0167961_17514273.jpg
壁面の見切り板の上端の形状が平坦で、指や掌がかかれば手すりの代わりになる。一般ルームに手すりを付けるのは難しいと思うが、手すりの代わりになる突起があれば助かる障害者や高齢者も多いのでは。

◎ホテル新潟の段差なしバスルーム
c0167961_17524299.jpg私が今回宿泊した「ホテル新潟」のバスルームは段差がなく、バスタブに手すり、底に滑り止めがありとても使い易かった。少し広めで浅いことも使いやすさの要因になる。高齢の宿泊が増える事への対応も含めて、ホテルの「一般ルームに車いすで宿泊できる」ようにすることがもっと認識され、宿泊しやすくなることを望みたい。
ドア有効幅60cm、バスタブL140cm×W60~75cm(前後~中央部)
# by yamana-4 | 2008-09-06 14:15 | 街情報 | Trackback | Comments(1)

ハンドル形電動車イスで行った新潟5 

◉水上バスと佐渡汽船
信濃川を運行する船は2社あり「ふるさと村〜みなとぴあ」間のシャトル便と周遊便やチャーター便などとして利用出来る。ただし船内へ入るのにはどの船も階段があり、車イスはデッキ乗船となる。(障害者半額割引あり)
c0167961_3465568.jpg・市民株主制の「信濃川ウォーターシャトル」
水上バスシャトル便やチャーター便
・マリン商事
休日は水上バス.シャトル便/平日はみなと遊覧クルーズなど

大会事務局の方に水上バスは車イスでも乗船出来るか問合せをしていただき、OKとのこと。国内は各地で大雨なのに新潟だけピカピカ天気の日曜日「朱鷺メッセ〜ふるさと村」往復乗船。
地元車イス利用者の山崎さん、DPIの今福さんを誘って乗船しようとしたら、他の参加者の方々も多数ご一緒になり賑やかな水上バス乗船体験になった。
船着き場の中には岸壁に段差や手すりがあって乗降できない所があり、客室係員に質問すると「そのような船着き場の車イス乗船はお断りしています」アッサリした答えだった!
客船もバリアフリー法の適用対象になり乗船できる船が多くなったが、まだまだ不完全で対応が遅れているようだ。東京は乗船できる船が多いが、大阪は天満橋「八軒家船着き場」などバリアフリー整備された乗船場が増えても、船の設備が車イス乗船に不備で「ほとんど乗船できない水の都」となっている。

◉佐渡汽船は車イス乗船OK
佐渡汽船は新潟県の資本参画のもと半官半民で設立された日本最初の第三セクター企業。現在も新潟県が資本金の39.2%を出資している。ほかの出資企業には新潟県内の主要企業である新潟交通、第四銀行なども加わっている。現在、佐渡汽船は両津航路(新潟~両津)、小木航路(直江津~小木)、両泊航路(りょうどまり・寺泊~赤泊)の3航路を運航し、4隻のカーフェリーと、3隻のウォータージェット推進式全没型水中翼(ジェットフォイル)1隻の高速船を就航させている。
HPには車イス乗船に関する記述はなく、ペット乗船の項に「介助犬について」の説明のみがある。
乗船場でジェットフォイルのオフィサーに尋ねると「どのような車イスでも乗船していただきます。段差があるので船の車イスに移乗してもらい座席まで運び、お客様の車イスは別に運びます。ジェットフォイルはシートベルト装着が義務付けられているので、座席移乗が必要なので」との答え。
とにかく乗せるとの姿勢が嬉しかった!
佐渡汽船への乗場は駐車場ビルへの通路からか、乗場ビル入口から、いづれもEVが設置されている。日帰りも可能なので滞在中に佐渡へ行きたかったが、時間的にゆとりがなかったので断念。国内大型フェリーと韓国国際フェリーを比べてみたかったのだが。c0167961_684155.jpg

上4点は
佐渡汽船HPより

待ち合い
連絡通路と
EV
トイレは新しく
レベルが高い
# by yamana-4 | 2008-09-06 04:22 | 旅行・船 | Trackback | Comments(0)

ハンドル形電動車イスで行った新潟4 

◉「雪国」新潟の歩道とバス停など
駅前から万代橋を経て古町方面に至るメイン道路は、歩道が歩行者帯と自転車帯に分離され舗装も変化させて分かりやすくしてあった。歩道縁石部も自転車帯は段差なし、歩行者帯は2センチ段差と芸が細かい!駅前など古い縁石部には細い排水口が施され、縁石の幅が短いのと併せて車いすやベビーカーには乗越えに2回づつ衝撃がくる場所もあった。
バス停はすべて屋根があり、大規模店舗の出入口も前室が設けられ雪国らしい対策が見受けられた。市街部は平坦なので歩道の傾斜などはほとんどなく、車いすの通行しやすい都市という印象だった。
c0167961_15163529.jpg視覚障害者の道路横断を支援する「エスコートゾーン」(道路横断対誘帯)も多く見られたが、点字ブロックが欠落しているのに整備が遅れてる部分もかなりあった。
信号はかなり多くの交差点で分離式(四方向すべて青になり斜め横断できる)が導入されていた。また横断歩道のない交差点もあるが自転車通行帯があり、車イスの横断は差障りなかった。大阪や名古屋では歩道橋だけあって横断歩道のない大きな交差点があるが、新潟方式に自転車横断帯を設置して欲しいものだ。車イスで次の横断歩道まで迂回すると往復で数百mになり、高齢者やベビーカーにも思いやりのないことになるのを理解して欲しい。

◉万代地区の新しい商業ゾーンは全ての施設が2階デッキで結ばれていた
通りを挟む大型商業ビルやバスセンター、駐車場ビルなど5ブロックに渡ってデッキで連結されて車いすの移動も問題なかった。100mの高さの回転展望レインボータワーも大型電動車イスの入場ができる!デッキは屋根の無い部分もかなりあるのが気になったが、店の人は「雪の影響はないです」と。
c0167961_16314280.jpg万代橋よりの交差点は横断歩道がなく、対角線にEVが設置され地下広場を横断するようになっているが、やはり不便と近くに横断歩道が作られ「何かムダのようにも」と言っていた人もいた。
バス停と商業ビルの間は、無料駐輪場になっていて利用者が多い。あまり大きなスペースでないが、整理員が見当たらないのに整然と利用され付近には放置自転車が全くない、市内どこでもそうなのは何故だろう?c0167961_175469.jpg

市内レンタサイクルがあり学会参加者で利用した人もあったが、放置自転車の少ない一因になっているのだろうか?
大阪は全国で一番ひどいと、何時も思わされる!
# by yamana-4 | 2008-09-05 15:49 | 街情報 | Trackback | Comments(0)

ハンドル形電動車イスで行った新潟3

◉新潟からJR信越本線新津まで乗車してみた
新潟の鉄道はJRのみ、新潟駅は改築計画中だがエレベータ設置1ルート整備済み。上越新幹線、信越本線、越後線、白新線など各線とも15~20分間隔で運転されている。ホームと車両戸口の段差はかなり大きい。車いすスペースを設置している車両もあった。駅員にはハンドル形電動車イスに対する首都圏でのような「意識」は無いように見受けられた。あまり乗車を求められた経験が無いのだろうと思うが?
c0167961_8241364.jpg左上・中:駅中央の万代口改札と1番線ホーム、下左中:2階自由通路からの新幹線と西口改札、右上:携帯スロープ介助で車いすスペースへ乗車、右下:ホームへのスルー型EV(11人乗)c0167961_11245100.jpg


左上中:
整備計画、
右上.中.下:
自由通路と
EV、
左中:駐車場
左下:駐輪場
下中:近辺の
駐輪場案内




◉自由通路と駅裏側の駐輪・駐車場ー駅前に放置自転車がまったく無い!
鉄道が高架になっていない都市では、駅の両側の通行のため自治体による「自由通路」が設けられることが多い。新潟駅と周辺整備計画では通路整備として「道路特定財源」が使われるとの告知看板があった。
新潟市内には放置自転車や不法駐車がほとんど見られなかったが、駅裏側には広い駐輪場と駐車場があり、バスセンター側には近くの地下駐輪場の案内が設置されていた。地元の人の話では「不法駐輪はすぐに持って行かれる」とのこと、徹底した対策と住民の意識が高いと言う事なのだろうか?

◉JR西日本大阪、〜新潟直通電車急行「きたぐに」車いすも乗れる!
c0167961_12155186.jpg大阪〜新潟直通夜行急行列車で毎日1往復する。鉄道マニアにはよく知られた列車のようで、半分は寝台で座席は自由席。関西から北アルプス方面への登山客の定番列車でもあり、富山側からアプローチできる。
新幹線利用しなくても「大阪から新潟へ直通で電車で行ける」とは考えてもいなかったので調べなかった。知っていたら片道は 鉄道利用してみたかったのに。帰ってから大阪駅駅で確認すると「車いす乗車OK」とのこと。

◉JR新潟駅は「シニアカー利用不可駅」であった!!
帰ってからJR東日本の新潟駅案内を チェックしてみて驚いた。私が使っているようなハンドルで操作する車いすは「利用不可」と記載されていた。
現在JR東日本は「エレベータ設置1ルート整備駅数」約540駅とバリアフリー整備に格段の努力をしている。しかし「ハンドル形電動車イス利用可能駅」は244駅しかない!
どのような理由で300駅もの利用を認めないのか理由が全く分からない。バリアフリー法で公費補助2/3でEV設置された駅の利用を認めないののは問題だが、駅の利用は鉄道事業者の判断に任されている。
# by yamana-4 | 2008-09-05 11:41 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

ハンドル形電動車イスで行った新潟2  

◉新潟駅とバスターミナル
新潟駅と周辺は「新潟駅周辺整備計画」を策定整備中。詳細は
http://www.city.niigata.jp/info/ekisyu/profile-gaiyo.htm

c0167961_14593283.jpg
JR新潟駅は
エレベータ設置1ルート整備済
(写真をクリックすると拡大します)

バスターミナルは老朽化が甚だしく、乗降口への段差、縦着による地面から乗車など、例を見ないほど悪い環境であった。新潟交通全体の低床バス導入率は20%と聞いたが、地元障害当事者によると30%は達成しているようで、都心部ではかなりの確率で乗車できた。

c0167961_1664445.jpgバス乗場へは全体に段差があり、一番端の観光循環バス乗場のスロープから各乗場へ廻る。短い携帯スロープを使う観光循環バスは電動車イスでも自力乗車はムリで、降車も歩道に着けない場合は降りると言うより「落ちる」と言う感じ。バス乗場の整備を優先的に行って欲しいものだ。
バス運転手の多くは車いす乗車対応が初めてで、スロープの引出し設定方法に不慣れだったり、携帯スロープの使い方を知らなかったりする例があった。学会参加者で乗車拒否された事例があったようだが、私の体験では不慣れなだけの運転手もあり、親切で手慣れた運転手さんもいた。
なお、最終日に朱鷺メッセから新潟駅へのバスのスロープ板が出て来ず、バスが運行打切りになる事件が起った。バス定期点検にスロープ板チェックは行われていないとのこと。運転手の対応訓練とスロープ板の定期点検は必須事項とするべきだろう。
地元紙への投稿を以下に。(9/1新潟日報)
「バスに車いす運転手嫌な顔」車いす利用者らが乗車しやすい低床バスが、新潟市内にお目見えして何年たつでしょう。私は最近まで、一度も利用者を見かけませんでした。ある暑い日のこと、バス停で私の前に車いすの方が並んでいました。その方が低床バスを利用する様子を見ていて「なんだか利用しにくい運転手の対応だな」と思いました。別の日、知人の車いす利用者から電話がありました。聞くと「初めて一人でバスに乗ったら運転手に嫌な顔をされ『次から一人で乗らないように』とまで言われた」と憤慨していました。やっぱり利用しにくいのか、と思いました。せっかく車いすの人が行動しやすいように導入された低床バス。関係者の認識は深まっているのでしょうか? 障害のある方がもっと利用しやすい、思いやりのある対応を関係者にお願いしたいと思います。いつあなたが車いす生活になるか分かりませんよ。(新潟市中央区64才)

地元の人にはメゲズに乗車をし「バスに乗るのは普通のこと」にして欲しい。なお、道路運送法には以下の条文があり、バスは車いすでの乗車を合理的な理由を示さずに拒否できないと知っておいて下さい。
◉道路運送法13条
第十三条  一般旅客自動車運送事業者(一般貸切旅客自動車運送事業者を除く)は、次の場合を除いては、運送の引受けを拒絶してはならない。
一  当該運送の申込みが第十一条第一項の規定により認可を受けた運送約款(標準運送約款と同一の運送約款を定めているときは、当該運送約款)によらないものであるとき。
二  当該運送に適する設備がないとき。(以下略)
# by yamana-4 | 2008-09-03 13:57 | バス・市電 | Trackback | Comments(0)

ハンドル形電動車イスで行った新潟1      

◉初めての新潟は好印象!
日本リハビリテーション工学協会と日本福祉のまちづくり学会参加のため、
8月28日〜9月2日まで新潟に滞在。車いす使用者の体験からの新潟を
数度に分けてレポートします。
c0167961_3531519.jpg会場の
朱鷺メッセ

信濃川
プロムナード側
からの
高層階側c0167961_3535984.jpg








31階展望室からの佐渡遠望

◉大阪からのアクセス
新幹線乗車がまだ認められていないので伊丹空港から新潟空港へ、バスで会場へ。一見何でもない経路だがアクセス鉄道や低床路線バスが無い空港では、ハンドル形電動車いすや大型ジョイスティック形電動車イスの場合は、事前に移動の方法を考えていなければ途方に暮れることになる。(空港へのリムジンバスは何処でも観光バスタイプで、床下にトランク収納庫があるので乗車口が高く歩行困難者は利用が難しく、車いすも折りたたまないと積めない。空港リムジンバスはバリアフリー新法でも適用除外、米国はリフト付きバス対応が標準 英国は20年までに対応、詳細は都市間バスガイドライン参照)
http://www.mlit.go.jp/barrierfree/public-transport-bf/guideline/guidelinesyaryou.pdf)
新潟交通に問い合わせると「空港まで路線バスは入っていないので、バス停のある道路まで出て低床バスが来るのを待って下さい。配車は当日でないと分からないので、どのバスに乗れるかは事前には答えられない。なお低床バスの比率は20%程度」何とも心細い回答。到着して空港職員に聞いたが何も情報を持たなかった。
ところが空港ビルを出るとワンステップバスが正面に入ってきた? 新潟交通は路線バスを運行していて、JR新潟駅やバスセンターへ直行の急行バスがあったのだ ! 
事前に到着時間を通告したおいたので、車いす乗車可能な車両を配車してくれたのか、真相は不明だったが待ち時間ゼロで新潟市内へ入ることが出来た。
c0167961_5243226.jpg(大会中の会場アクセス低床バス配車に尽力頂いた、新潟県佐渡地域振興局地域整備部計画調整課長 高橋氏や新潟交通関係者に感謝)

新潟空港は関空と同じレンゾ・ピアノ氏設計と空港職員は自慢、屋根部分にそれらしい雰囲気はあるが特に印象はなかった。ただ国際線は3カ国乗り入れ、国内線搭乗口が仙台空港より2倍規模、日本海側最大とのこと。
ボーディングブリッジと搭乗口段差解消に、他の空港では経験がない長めの携帯スロープが使われていた。
# by yamana-4 | 2008-09-03 03:48 | 街情報 | Trackback | Comments(0)

車イス旅行者の仙台レポート3

◉仙台空港とアクセス鉄道
仙台空港は、国際線と国内線が一つのターミナルビルの左右に配置された
コンパクトで使い勝手の良さそうな空港だった。
仙台駅から出ているアクセス鉄道も、車いすが自力乗降出来る進んだ鉄道で、トイレ、券売機、改札など車いすでの利用に問題ない良好な造りであった。
ワンマン運転で論議が起きていたが、何か問題があるようには見えなかった。

c0167961_1830726.jpg













アクセス鉄道は段差隙間もほとんどなく、車いすでの自力乗降に問題ない。短い乗車時間だが車内トイレは車いすでも使える。空港駅トイレも空港内より進んでいる。

◉仙台の案内サイン
仙台市営地下鉄のサインは、明快で良く分かりデザインも統一されていて優れている。しかし、ホームのドア位置表示のみが不完全なのは理解できない。
また、初めての都市で、地下鉄駅へのエレベータがどこにあるかを発見するのは、難しいことが多いが、仙台は路線が単純なせいもあるのか分かりやすかった。
管理者が違うのか、地上のエレベータ案内は少々お粗末!
レベルを揃えて欲しいものです。
c0167961_196539.jpg市営地下鉄と
仙台空港の
サイン類
# by yamana-4 | 2008-08-24 18:45 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

車イス旅行者の仙台レポート2

◉バス交通 仙台市営バス・宮城交通バス
仙台市は地下鉄が1路線しかなく、バスが公共交通の主要な役割を担っている。市営バスと宮城交通が競合しあっているが、接近情報サービスは協調して行っている。公表されている車いす乗車可能車両は、まだ20%程度だが実際バスを利用してみると、接近情報サービスで携帯からノンステップ、ワンステップバスの近づく様子を知ることが出来るので、効率良く利用する事が出来た。

c0167961_17183839.jpgバス停で観察してみても、そんなに少ないようには見えなかった。市内路線と近郷路線があり、全体の運行数はかなり多いようで、市内は100円均一区間が設定されて利用しやすい工夫がされている。
◉観光客用に運行されている250円均一の「るーぷる仙台」
c0167961_17413980.jpg仙台市営の「るーぷる仙台」は、一日乗車券(600円)で、乗り放題、乗り降り自由。1回乗車は250円均一。車いす乗車可能で便利なバス。
「仙台市観光シティループバス」として、観光施設の割引がついて、ワンマン運行の運転手さんが、ガイドをしながら運転している。
c0167961_17472572.jpg
仙台市交通局と宮城交通(株)は、バス利用者の利便性向上の取り組みとして、平成18年4月1日から、路線バスの接近情報をインターネット等をじて、バスを利用する皆様にお知らせするバスロケーションシステム(「愛称どこバス仙台」)の運用を開始。
インターネットに接続できる携帯電話やパソコンから,乗車するバス停・降車するバス停を指定すると,その時点で利用できるバスがいくつ前の停留所を出発しているか,市内のほとんどのバス停における情報を知らせる。
# by yamana-4 | 2008-08-24 17:51 | バス・市電 | Trackback | Comments(0)

車イス旅行者の仙台レポート1

◉JR仙台駅周辺の2階連絡デッキ、車と歩行者の徹底的な分離
仙台はバリアフリー先進都市らしく、街全体のバリアフリーレベルはかなり高い。仙台駅周辺は特に、市営地下鉄とバスターミナルなど公共交通機関が集中しているが、隣接するオフィス・商業ビルやホテルも一体に広範囲に連絡する歩行者用デッキが張り巡らされている。駅の両側への通路も2階の自由通路を利用、駅周辺ではとにかく2階デッキへ上がれと仙台在住者に教えられた。

c0167961_1614334.jpg周辺のビルやホテルに2階で通じ、地上バスターミナルへはエレベータで降りる。歩道からの専用エレベータの他、周辺ビルエレベータが多数利用できる。

写真左下2枚は駅反対側の広場とエレベータ。

◉市営地下鉄
開通は1987年、全国11番目のこと。仙台市街を南北15kmにわたって走る都市交通。壁面や通路を利用したアート、駅に続く公園、駅ビルショッピングモールなど、地下鉄駅の中だけでも十分楽しめる。(交通局HPより抜粋)
バリアフリー先進都市として評価が高いが、実際に乗車体験をしてみると車いすで改札を通過しても駅員は黙って見ているだけで、頼まないと携帯スロープが必要かと聞いたりはしなかった。
評価が高いのはエレベータ設置率100%、駅スペースのゆったりさや、ホームページに見られる分かり易さなど運営ソフトが上手な点などが優れているからか? しかし、使い易いのは事実であったが、設備が古いかったり、ちぐはぐな部分があるのが気になった。
c0167961_16403213.jpg仙台市営地下鉄は、バリアフリー先進的公共交通機関として評価が高く、
期待して乗車してみた。


ホームと乗降口の段差は、ほんの少し低ければ多くの車いすが自力乗降できるのにと残念! 車いすスペース車両部分だけでもカサ上げすればと思うが、車両の高さ調整で2~3㎝低くできればもっと簡単では?
開通年から考えると、当時のレベルでは先進的だったと思えるが、どうやって現在のレベルに直していくのかが課題のように感じた。
車両はスペースが広くて乗りやすい。コンコース階のサインは分かりやすいのに、ホームの乗車位置や車いす位置のサインが不十分なのと、点字ブロックもドア位置設置がないのは、どうしたことだろうか。
c0167961_16561623.jpg

神戸市営地下鉄の乗車位置表示も視覚障害者への配慮は足りない。
しかし、仙台は全く壁面表示されず、携帯スロープ介助の駅員は車イススペースに乗車させる気配がなかった。
# by yamana-4 | 2008-08-24 17:03 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク3

◉3.4階、仙台市民図書館
c0167961_13465237.jpg
3階/一般書、新聞・雑誌
4階/参考資料、郷土資料
開架約11万冊、閉架約30万冊、
開館時間:平日10:00〜20:00
土日祭日〜18:00



◉5.6階ギャラリー
c0167961_13571960.jpg6F・5Fギャラリー 開館時間10:00〜19:00


◉7階スタジオ
c0167961_14182253.jpg情報制作・創造活動の場、
スタジオa-d、180席シアター、
美術文化ライブラリー、
出力センター(印刷・出版サービス、スタジオ活動支援)
開館時間:9or10:00〜21or22:00
# by yamana-4 | 2008-08-24 14:22 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク2

◉1階、トイレとギャラリー・コーヒーショップ
伊東豊雄氏の鋼管トラス構造「チューブ」は、採光装置、階段・エレベータの垂直導線、空調や配管・配線のダクトスペースなどを兼ね、四角い柱や壁
を無くしてユニークな空間を実現してるいる。c0167961_12203662.jpg
開けっぴろげの建築空間は、自由なレイアウトを可能にし、予想していたより実に楽しい。
◉2階、ライブラリー:映像音響資料、新着新聞・雑誌、情報検索端末、メディア情報資料、児童書、情報障害者への閲覧支援と図書・ビデオ貸出。 ボランティアによる支援、対面読み上げサービスなどもある。
映像情報ライブラリー、お話しの部屋、グループ閲覧室、会議室、託児室・授乳室、静養室など
c0167961_1243059.jpg情報ライブラリーのホワイエは、全面ガラス窓から仙台名所のケヤキ並木が一杯に広がっていて壮観
c0167961_1314221.jpg◉絵本児童書コーナー・お話の部屋
c0167961_13303136.jpg
◉目や耳の不自由な方の相談カウンター
情報閲覧支援目の不自由な方の録音図書の利用と貸出
耳の不自由な方の字幕入りビデオの閲覧と貸出
# by yamana-4 | 2008-08-24 12:22 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク1    

◉パリ・ポンピドーセンターとよく似た総合情報発信センター
仙台市の総合的文化活動拠点として、市民図書館と併せて、美術・映像、情報など様々なメディアを利用できる公共施設。 最先端の知と文化を提供し、端末でなく節点としてネットワークの利点を最大限に活用することを理念に掲げている。
「あらゆるバリアからの自由」を標榜し、健常者と障害者、利用者と運営者、言語や文化などの障壁を乗り越えることを宣言している。
伊東豊男氏の設計で、平成15年度日本建築学会賞を受けパリ ポンピドーセンターのような総合情報活動公共施設として、金沢21世紀美術館と共に世界的に注目を集め、年間利用者100万人を超す人気施設。
都市活性化の波及経済効果も大きく、先進事例として各地の模範となっているが、財政的には批判もあり運営協議会を設けて努力している。
c0167961_4263688.jpgc0167961_4125235.jpgしかし、新しい都市のあり方として先進的な文化情報施設をつくり、一挙に発信能力を高め成功するためには、発信する価値のある文化的蓄積と常に新らしい取り組みができるバックグラウンド必要だろう。
現代芸術からは取り残されていたパリが、ポンピドーセンターによって一発逆転を成し遂げたのは文化的底力があったからだろうが、金沢や仙台にも大学や伝統的な文化的蓄積が、都市の中に大きなウェイトを占めて存在していたから可能だったのではないだろうか。

ここで問題は我が大阪だが、橋本改革には都市における文化や情報発信の重要さへの視点が、あまり無いように見えすごく気がかり。
橋本知事は図書館だけあれば足りると思っているみたいだが、どのように考えているのだろうか。御堂筋ライトアップより情報発信力を高めることが、大阪をライトアップすることではないでしょうか。
# by yamana-4 | 2008-08-24 04:01 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

鉄道各社へのトイレの要望書3   

◉「鉄道各社へのトイレの要望書」(案)
7「ドア開閉スイッチ」
「電動式ドアの場合、手かざしセンサー式だけの設置は避け、操作しやすい押しボタン式とする。手かざしセンサー式が使いにくい人もいることから、手かざしセンサー式とする場合には押しボタンを併設する」(ガイドライン)
 ドアの開閉は自動がよいと思います。「センサー式スイッチ」は、手をかざして数秒でも停止しなければならず、車いすに乗っている人にとっては簡単な動作ではありません。
 水洗スイッチと同じように「センサー式スイッチ」は、ドアを開けたくないのにセンサーが反応してドアが開いてしまうということがあります。大人用介護ベッドでおむつ替えや着替えをしている最中に、介助者の動きでセンサーが反応してドアが開いてしまったということもあります。
 少ない力で簡単に操作できてわかりやすい「ボタン式」が使いやすいのです。

8「便器横の手すり」
「車いすを便器と平行に寄り付けて移乗する場合等を考慮し、十分な強度を持った可動式とする」(ガイドライン)
 便器横の手すりは、跳ね上げ式のものがよいと思います。横開きのものは広げたときのスペースも必要ですし、広げるのに何度か壁方向へ押しやる動作が必要で大変です。ポンと少しの力で跳ね上げるだけで済む跳ね上げ式が便利です。

9「手すり、紙巻器(トイレットペーパー)、便器洗浄ボタン、非常用呼び出しボタンなどの配置」
「視覚障害者や肢体不自由な人等の使用に配慮し、紙巻器、便器洗浄ボタン、呼び出しボタンの形状、色、配置についてはJISS0026の規格にあわせたものとする」(ガイドライン)
 せっかくの設備でも、「配置が悪いために手が届かない」「届きにくい」ために使えない、使いにくいということがあります。利用する人の動線を配慮してトイレ全体をレイアウトし、様々な設備を設置するようにしてください。

10「温水洗浄機能」
 そしてもう一つ、ぜひ設置してほしい設備として「温水洗浄機能」があります。ホテルやデパートなどの商業施設では増えてきています。また、新設線の駅では設置しているところも出てきました。
 排便のときに、きちんと拭けなかったりする障害をもつ人や高齢者には、助かる設備です。実は、一般の方にも愛用者は増えていて望まれている設備のようです。

◉当事者から寄せられた意見

・「いずれも複数あって、選べるのがいいです。私自身は介助者とはいることしかありませんので、あまり気にしていませんでした。要望時はボタン式が多かったように思いますが、これからはセンサー式も考慮に入れたいと思います」

・「多機能トイレのスペースがある時は、立て手すりよりも横手スリでないと困る。立て手すりだと二頭筋を使って身体を下支えできないから。」
・「あまりいわれていませんがトイレは広さが重要ですね。最大のユニバーサルです。あと、壁際の荷物を置く台は多くの人が助かります。それと、駅の場合、掃除が行き届いていることべたっとすわるからです。この三点です。後は細かいことだと思います」

・〔㉀ドア開閉スイッチ 「電動式ドアの場合、手かざしセンサー式だけの設置は避け、操作しやすい押しボタン式とする。手かざしセンサー式が使いにくい人もいることから、手かざしセンサー式とする場合には押しボタンを併設する」(ガイドライン)〕というけど、上記併設した多機能トイレの開閉ドアを見たことがありませんが・・・併設は間違いではないのですか?

・「多機能トイレ内での自動施錠時、ちゃんと施錠されていることが明らかに分かる施錠ランプ表示が必要。施錠ランプ表示がないとちゃんと施錠されているかどうか分からないので不安」

・「広さはあるけど固定手すりがあって入れない、ほとんどの多機能トイレに入れない、多機能トイレにアクセスする経路も直角だと入れない」

・「物置台がほしい、物置台が無いところは洗面器に置いているが、センサー式蛇口だとカバンが濡れてしまった」「洗面台の手すりが固定だと電動車いすでアクセスできない」

・「介助者用の自動開閉スイッチ機能がほしい障害当事者がいるだろう、実際にあるのは見たことが無い」

・「どこの福祉の街づくり条例でも求めていると思うが、c0167961_0233988.jpg一般男性便房の小便器の横手すりが、JR東日本にだけ無いのは、なぜか? 一般男性便房の小便器の横手すりがあると杖使用者・電動車いす使用者でも立位が保てる人がいるので多機能トイレの機能分散になるはず。
# by yamana-4 | 2008-08-21 18:10 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

鉄道各社へのトイレの要望書2   

◉「鉄道各社へのトイレの要望書」(案)
3「大人用介護ベッド」
「重度障害者のおむつ替え用等に、折りたたみ式のおむつ交換シートを設置することが望ましい」(ガイドライン)
 オムツ替えの必要な高齢者や重度の障害がある人たちにとって必要です。高齢化が進み、それに伴い薄手のおむつ(パッド)を着けて外出する高齢者も増えてきています。また、以前は外出が困難とされてきた重度の障害をもった人たちも外出する機会が多くなってきています。
 オストメイト対応設備と同じように、すべての駅に整備されることがいちばんですが、せめて主要な駅に整備されていて、それがどこの駅にあるのかということが事前の情報としてわかっていればと思います。

4「鏡は平面鏡を」)
 「鏡は車いすでも立位でも使用できるように、低い位置から設置され十分な長さを持った平面鏡とする」(旧ガイドライン
  斜めに傾いた「傾斜鏡」は、立っている人だけではなく車いすの人にとっても使いづらく圧迫感のあるものです。車いすに座っていても上半身が写るように低い位置から十分な長さのある平面鏡を整備してください。部屋全体も明るくなると思います。
 
5「音声案内」
「視覚障害者誘導用ブロックによって誘導されたトイレ出入口付近壁面において、男女別を知らせる音声案内装置を設置する」(ガイドライン)
 駅によってはトイレの入り口にある音声案内で、水の流れる音でトイレの場所を、その後に男性・女性トイレの場所を声で案内するものがあり、視覚障がいや知的、高次脳機能障害などの人たちにもわかりやすく、おおむね好評のようです。
 視覚障害の人にとって触地図は、まずそれがどこにあるのかがわからず、地図自体が指で触ってもわかりにくいため、実際にはほとんど利用されていません。わかりやすい音声案内の整備をお願いします。

6「水洗ボタン」
「手かざしセンサー式だけの設置は避け、操作しやすい押しボタン式、靴べら式などとする。手かざしセンサー式が使いにくい人もいることから、手かざしセンサー式とする場合には押しボタン、手動式レバーハンドル等を併設する」(ガイドライン)
 「センサー式スイッチ」は視覚障害の人にとってはわかりにくく、上肢に障害がある人にとっては使いにくいものです。流したくないのにセンサーが反応して流れてしまったり、逆にセンサーがうまく反応しなくて流したくても流せないということもよくあります。手の力が弱くても比較的 楽に操作ができる「靴べら型」や「ボタン式スイッチ」のフラッシュバルブが使いやすいのでは ないかと思います。「靴べら型」は、視覚障害の人にとってわかりやすい形でもあります。

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6「洗面台の蛇口水栓スイッチ」
 「蛇口は、上肢不自由者のためにもセンサー式、レバー式などとする」
 (ガイドライン)
 自動と手動の切り替えスイッチの付いた水栓が良いと思います。自動だけだと出したいときに出せないということがあるからです。また、もう少し出し続けたいときに止まってしまうこともあるので。
 また、蛇口は洗面台の空間を広く使うことのできるグースネックタイプ(がちょうの首のような形)のものがより使いやすいと思います。
# by yamana-4 | 2008-08-21 17:49 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

鉄道各社へのトイレの要望書1  

◉駅などに多機能トイレが多く設置されてきましたが、問題点は。
「誰もが使える交通機関を求める全国行動東京実行委員会」は旅客施設の多機能トイレについての共通要望項目(案)を作成しています。
今どのような問題があって、どうして欲しいかが良く分かるので許可を得て、以下3ページに掲載します。

◉「鉄道各社へのトイレの要望書」(案)
多機能トイレについてーーそれぞれの設備についてどのような考え方で 整備されていますか?

1「簡易型多機能便房」
「〜多機能トイレを高齢者、障害者が利用しやすい場所に男女共用のものを1以上設置するか男女別にそれぞれ1以上設置する」「多機能トイレを設置したうえで簡易型多機能便房の設置を推奨する」「男子用トイレ、女子用トイレのそれぞれに1以上の簡易型多機能便房を設置することが望ましい」(ガイドライン)
 車いすでも利用できるトイレとして「多機能トイレ(だれでもトイレ、みんなのトイレ)」が整備されるようになってきています。利用できる トイレが増えることは喜ばしいことですが、その反面「多機能」であるために、車いすやオストメイトの人たちが必要なときに利用できないことがあります。「本当に必要な人を優先する」という利用する側のモラルが不足しているということもありますが、ハードの問題として、たくさんの機能を一ヶ所に集中してしまうため、様々なニーズを持った人たちの利用が集中してしまうことが原因になっています。
 それぞれのニーズを理解して、そのニーズを分散させる工夫が必要なのではないでしょうか? 男女別の一般のトイレの中にも、手動の車いすやベビーカーごと入れる大きさのちょっと広めのブース(「簡易型多機能便房」)の設置が必要です。
 一般のトイレの中に、少し広めのスペースで手すりをつけ、扉も引き戸にして赤ちゃんのオムツ替えに必要なベッドを設置するなどの配慮をしたブースがあれば、手動車いすの人や高齢者、乳母車の赤ちゃんづれの人やけがで松葉杖を使っている人などは利用できるようになりニーズが分散されます。
 一般トイレのバリアフリー化、ユニバーサル化ということも必要ではないかと思いスます。
c0167961_18204429.jpg2「オストメイト」対応設備
「オストメイトのパウチやしびんの洗浄ができる水洗装置を設置する」「汚物流しを設置することが望まし       い」「温水が出る設備を設けることが望ましい」(ガイドライン)
 最近、改修されたトイレでも便器に取り付ける簡易型の「パウチ・しびん洗浄水栓」しか設置されていないことがあります。
 「オストメイト」のための設備として、パウチの洗浄や汚れ物を洗うための「汚物流し」や、汚れた腹部を洗うためのお湯の出る「シャワー付水栓金具」、衣服の乱れや汚れていないかなどを確かめるための全身の映る姿見(幅はせまくても長さのあるもの)などがありますが、事業者の中には、このような「汚物流し」も含めた「フルオストメイト」を標準仕様としているところもあり、ぜひ必要だと思います。
 簡易型の場合、汚物が入るパウチを身体から外し、便器の中へ汚物を捨て、その便器の縁辺りに付いているノズルからの水でパウチを洗うことになるのですが、その様子を想像 してみていただければ「汚物流し」の必要性が見えてくると思うのです。他に尿器を洗うときも同様かと思います。
 すべての駅に整備されることがいちばんですが、せめて主要な駅に整備されていて、それがインターネットなどによってどこの駅にあるのかということが事前の情報としてわかっていれば、オストメイトの方々の安心感も増すのではないでしょうか。
 オストメイトの人は使用時間が長くかかることから、数の少ない多機能トイレは使用しにくいので、できれば一般のトイレにオストメイトの設備があればいいという声も聞きました。
 オストメイト対応の設備については、どのようにお考えですか?
# by yamana-4 | 2008-08-21 04:26 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

新しい考え方のトイレ設計ー東京駅大丸のトイレはスゴイ!

◉気になるトイレを見つけたら、それはほとんど小林純子さんの設計です。
車イスにとってトイレ過疎地帯であった東京駅八重洲側が、07年末の大丸新店オープンで一変しました。ビックリするような多様なトイレが各階に作られ、大きさや使い勝手もいろいろ変化させてあるのです。また多機能トイレも各階にあり、それが右勝手や左勝手など異なるように作ってあるのです。トイレ設計の第一人者として有名な、設計事務所ゴンドラ 小林純子さんの仕事でした。
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c0167961_1704068.jpgレストランフロア12階
男女トイレ 
ゴンドラHPより転載、
以下「引用フレーズ」も

この新しい考え方のトイレは「開かれたみんなのオアシス」を標榜し「安心して一時自己開放できる場所であるには、安全性、清潔さを保つ清掃性、ゆとり感が必要、それが我々のトイレ設計の、基本的考え方」とのコンセプトで長年積み重ねて来られた仕事の最新の成果なのでしょう。
ノーマライゼーション研究会副代表もされている専門家の作品には、今後のトイレを考える指針が一杯展開されていて嬉しくなります。車イスでも一般用トイレが使えるようにとの考えにも、大きく近づく取り組みもあります。でも誤解かも分かりませんが、手洗いなど部分的に「車イスは多機能トイレを使う」との考え方が残っているのではと、思える所が感じられるのです。
しかし、百貨店らしい細やかな配慮も心地よく、最高のトイレの一つと言い切って良いと考え、紹介させていただきます。
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大丸閉店後も12階レストランは23時まで13階レストランは24時まで。他にも東京駅周辺は八重洲側も丸の内側も深夜まで営業しているビルが多く、車イスで使えるトイレが一番多い地域になっている。
# by yamana-4 | 2008-08-12 18:16 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

車イス男性にとってのトイレ事情

◉「一般用トイレが車イスでも使える」これはかなり重要なことです。
車イスを使わなければならなくなると、外出時のトイレは大問題です。ほとんどの人たちは「車イス=車イストイレ」と思っているようですが、そうでもありません。
男女で事情は異なり、個人差も大きいーこれは常識ですが、意外と知られていないのが「何かに掴まって立てれば一般用トイレが使える」との事実です。手すりなどに掴まれば、少し自力移動(ほんの1〜2歩分でも)できる車イス使用者は案外多いのです。これらの人は一般用トイレが使えると考えられますが、使い易い一般用トイレは少ないのが現状です。
・車イスで一般用トイレが使える条件
1入れること(段差、スペース、曲がれない通路など問題がないか)
2車イスを置くスペースがある(便房内に入れない場合、外に置けるか)
3出ることができる(ドアの種類、中で回転できるか、入れても、、)
4適切な手すりがある(支えたり、掴まったりできる個所があるか)
5足下が汚れていない(特に多いのは手すり付きの小便器の足下が尿漏れで汚れていて使えないこと。車イスの足のせを汚すので絶対使えない)
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このような車イスでも使い易い一般用トイレが増えると、車イス用トイレしか使えない人が使用中が多くて困ることを少しでも減らせる効果があるでしょう。
案外知られていませんが、車イスの男性は特に「手すりのある小便器」を使える人が多く、もちろん男性はその方がずっと簡単にオシッコができるのは、男性なら理解できるでしょう。東横インのように、車イストイレ内に手すり付き小便器も設置されている例が増えると嬉しいですね。
男性は排尿能力が弱くなると、座っては出難くなり残尿が増えたりすることが多くなります。尿道の長さが男性は14センチ程度、女性は4センチ程度と言うことも、特に高齢の男性が排尿力が弱くなる一因でしょうか。
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ちなみに私の場合は障害の特性で、普通に洋式便器に座ると全く排尿できません。自力排尿能力はできるだけ残したいのですが、気圧状態でむくみが出たりすると極端に排尿が困難になり困っています。
# by yamana-4 | 2008-08-12 13:34 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

いちいち降りる駅を告げずに乗りたいのです。

◉車イスだって自由に乗降りできる駅が増えてきた!
車イス生活になると自由にならないことが一杯あります。バリアフリー法施行以来エレベータが設置されたりして、乗降できる駅が増えてきました。今国内の鉄道駅は約9500駅あり、その中で車イスが利用出来るように整備されている駅は約3000駅位あります。
しかし、ホームと車両ドアに隙間や段差があって、車イス乗車するために駅員が「携帯スロープ」を渡して介助しなくてはならないのです。
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ところが新設鉄道では、段差や隙間を小さくして車イスで自力で乗降できる駅が増えています。福岡市営地下鉄七隈線、大阪市営地下鉄今里線、京都市営地下鉄東西線、仙台空港アクセス線、名古屋あおなみ線などがその例。
東京の都営地下鉄大江戸線も段差が小さいので、多くの電動車イスは自力乗降できます。
既設鉄道でもホーム改良と新型車両投入で段差解消を進めている事業者もあり、東急東横線、JR西日本やJR東海の都市部電車区間などは携帯スロープなしで乗降できる駅が増えています。
でも、問題は多くの既設駅の段差解消が進まないことです。これを最初に見事に解決したのが「大阪モノレール」です。全駅ホームの全部のドアに段差解消固定スロープを付け、どの駅でも、どの位置にも、自由に乗降できます。

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東京の三田線のように車イススペースのドアだけホームを部分的段差解消しているところもあります。
c0167961_13203243.jpg携帯スロープによる駅員介助によらず、既設駅でも部分的段差解消をする方法は、成功例も多くなってきているのでこの方法も積極的に取り入れて欲しいものです。
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仙台空港アクセス線 

韓国ソウル地下鉄の
完璧な段差解消と
ゴム製隙間解消装置
# by yamana-4 | 2008-08-11 14:00 | ホーム可動柵と段差解消 | Trackback | Comments(0)

韓国の新幹線にはすごいフリースペースがある!

◉韓国の新幹線KTXに電動車イスで乗車してみました。
韓国の新幹線はフランスの高速鉄道TGVを導入して作られているので、ヨーロッパスタイル。駅は近代的なバリアフリー施設ですが、乗降口は3段ステップでホームとの隙間も信じられないほど大きい。乗降に使うスロープはまるで船のタラップみたいで、車輪付きの超大型。
しかし、車内にはいって驚いた!9座席分を外した見たこともない広いフリースペースがあった。車両の反対側には1座席分、日本の新幹線式の車イス座席が別に設けられていた。
フリースペースに対する発想がまるで違うのです。ケチな車イススペースなどとは全く異なり、何でも自由に置けるみたいなのです。もちろん大型電動車イスも4〜6台くらいは大丈夫そうです。車イスの種類による乗車制限は一切ないようで、乗務員の巡回も度々あり大変親切です。ただ、車内の通路は狭いし、トイレは電動車イスでは困りそうです。
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# by yamana-4 | 2008-08-11 04:50 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

大阪南港〜釜山、国際フェリー介助者なし乗船記

◉ゆったり行ける釜山への船旅、一人旅でも大丈夫!
釜山行きの大型フェリーは、大阪南港の国際フェリーターミナルからも就航しています。2隻の大型船を使い、南港と釜山国際フェリーターミナルから毎日16時出航、翌朝10時入港で運行されています。(季節による)
船室によっては利用しにくかったり、船内通路は大型電動車イスでは問題があるかも分かりません。また、出国や入国手続きで電動車イスの乗客を想定していない場面もありますが、運行船会社もイミグレーション手続きの係官も親切な対応で、私の場合はあまり問題はありませんでした。
船は韓国の船会社なので、多少のことはと言うよりかなり問題が起っても融通を利かせて「何とかしてしまう精神」が旺盛です。
船内は日本円OK、日本人乗客掛かり員もいるし韓国人アテンダントは日本語が達者です。
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# by yamana-4 | 2008-08-09 17:17 | 旅行・船 | Trackback | Comments(0)

爽やか海の風、車イスで乗船できるお台場クルージング

◉気軽に乗船にできる 芝浦〜お台場〜豊洲 クルーズ「アーバンランチ」
車イスで入れるトイレも付いています!
東京には車イスで乗船できる遊覧船があると聞いていましたが、先日連れていってもらいました。海の風に当たるって気持ちがいいですね。
男の子は何歳になっても船に乗るってワクワクするのです!
乗船の仕組みは良くできていて、ほとんどの船で使えるのではないでしょうか。中部国際空港から三重県各港に出ている船も、良くできたアリアフリー船ですが。大阪の水上バスはどうして車イスの乗船が難しいのでしょうか?他に車イスで自力乗船できる船があったら、情報をお寄せください。
アーバンランチ:詳しくは
http://www.urbanlaunch.net/about/index.html
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# by yamana-4 | 2008-08-09 13:22 | 旅行・船 | Trackback | Comments(0)

シニアカー=ハンドル形電動車イスが使い難くなる?

シニアカーと呼ばれているハンドル形電動車イスの事故が、昨年あいついで起こり問題になっていました。これは高齢の使用者が道路や踏切などで死亡や重傷事故を起こした例がほとんどで、障害者が主に使用しているジョイステック形電動車イスに比べ、重大事故発生数の多さが際立ち社会問題化していたのです。
そこで、経済産業省製品安全課ではハンドル形電動車イスを「消費生活用品安全法」による「特定製品」に指定、法による規制対象品目として技術基準を定め義務づけることで安全対策とすることを、消費経済審議会に諮問し決定しようとしています。
これらは一見使用者の安全のために効果的で、良いことのように思われるかも分かりませんが、実はとんでもない勘違いであり、身体的条件や使い易さからハンドル形電動車イスを使用している、障害者や高齢者など移動困難者の選択の自由を奪おうとしていると、言っても過言ではないような重大事なのです!

◉問題点
・事故の原因は誤った使用法や操作未熟によるものがほとんどなのに、機器だけに限定して安全基準を強化すると、操作が複雑になって事故防止には逆効果となる恐れが大きい。
・技術基準案を義務化すると、車イスとしての使い勝手を著しく悪くし、このタイプの電動車イスを必要とする障害者の利用を難しくするのではないか。
鉄道利用を難しくするような機種を強要し、かなり認知されてきた鉄道などの乗車を阻害することになりかねない。
・日本独自の規格を義務づけると、輸入品の販売やレンタルが一切不可能になる。また、国産製品も全て基準にそう設計見直しが必要であり、開発を要望されている「小型で機能性の高い機種」の国産化は難しくなる、と言うより「不可能になる」と言う事態が起る。

◉技術基準案(問題個所のみ抜粋)
1. 本基準は障害者自立支援法の補装具には適用しない。
2. JIS規格T9203電動車イスの最新基準を満たすこと。
3. 操作レバー機能は速度調節だけに限定、前後進切替は別にスイッチ
  を付けること。
4. 他者によるクラッチ解除が容易にできること。
5. ハンドルの左右に手動ブレーキをつけること。
6. 10度の急斜面上での旋回、制動で転倒しないこと。
7. 最高速度で急旋回して転倒しないこと。
8. 5cm段差を最高速度で乗上げて転倒しないこと。
9. 方車輪での5cm段差乗降りで転倒しないこと。
10. 本体を持上げ可能な部分を設け明示すること。

6〜9は車イスを使う時に絶対やってはいけないことです!!
このような条件クリアーすることを法律で義務づけることが、本当に事故防止に役立つと思いますか?
事故防止には高齢者が正しい使い方ができるまで教習したり、もっと操作が単純になることが必要です。
今、ハンドル形電動車イスを使っている障害者は、もうこのタイプの製品は車イスとして使えなくなると危機感を抱いています。
施行しようとしている人たちは「補装具には適用しない」としているので
大丈夫と言っていますが、ほんの少数の補装具のために生産される製品などあり得ないので、障害者はハンドル形電動車イスを使うなと規制することになってしまいます。


独立行政法人製品評価技術基盤機構 NITE(ナイト)は、ハンドル形電動車イスの安全性調査を行い報告書を公開している。
http://www.nite.go.jp/jiko/press/080328/pdfindex.html

◉車イスのいろいろー法律上は全部同じ「車イス」
大きさの基準はおなじ、重さは規定がなくバリアフリー法は全ての高齢者や障害者が同じように公共交通機関や施設を利用できることを求めている。
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# by yamana-4 | 2008-08-08 17:49 | ハンドル形電動車いす | Trackback | Comments(1)

副都心線3トイレ

トイレは多機能トイレが各駅2カ所設置されているが、
簡易オストメイトなので排泄障害のある人からは評判は良くない。
一般用トイレにも車イスが入れる配慮が必要であるが、
「車イスの人は車イス用トイレ」と考えられているようだ。
便房の中まで入れなくても、一般用トイレに車イスの人が入れる
ようになっていると、支えて立てたり、少しなら歩ける人は使える。
一般用トイレに車イスが入れると、車イス用トイレはそれしか使え
ない人が使える機会が多くなる。
大きなトイレ表示サインは遠くからでも良く分かる。
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# by yamana-4 | 2008-08-08 03:57 | 鉄道新線・新型車輌点検 | Trackback | Comments(0)

副都心線2

副都心線は新しい試みがあってケッコウ楽しいです。
駅の設計にみなとみらい線以来の「建築家が手がけた効果」が良く出て
います。渋谷駅は安藤忠雄さんが手がけただけあって、ダイナミックで
斬新。東急東横線の地下駅化とJR渋谷駅の大改装や、東急百貨店の建替
えがこれからなので当分混乱がつづきそうです。
新しい試みは、換気吹き抜けで通路からホームが見えたり、駅アートと
して12人の著名作家の巨大な作品が設置されるなど、従来の駅とはひ
と味違う楽しさがあります。ホームページもイメージの違うものになっ
ています。http://www.tokyometro.jp/fukutoshin/?#/top
ただ、バリアフリーやアクセスのし易さ、多機能トイレや一般用トイレ
など建築家が自己主張しては使い難くなる点などに関しては、当事者や
専門家の検証が必要かと思われます。
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# by yamana-4 | 2008-08-08 02:10 | 鉄道新線・新型車輌点検 | Trackback | Comments(0)

副都心線地下鉄13号線の案内サイン 1

地下鉄13号線(副都心線)は、埼玉県和光市から東京都豊島区池袋を経て渋谷区渋谷に至る路線で、和光市~池袋間は東京メトロ有楽町線として既に営業していた。
池袋・新宿・渋谷の3副都心を結ぶ新たな路線は、東武東上線、西武池袋線と相互直通運転となり利便性が向上。
また、平成24年度には、東急東横線と相互直通運転を行う予定。
・区間    池袋駅~渋谷駅
・延長    約8.9km
・構造形式  地下式
・駅施設   雑司が谷駅、西早稲田駅、東新宿駅、新宿三丁目駅、
       北参道駅、明治神宮前駅、渋谷駅
新線にもかかわらず、ホームと車両の段差解消がなされていないのは残念。3社の相互乗り入れで止むおえない事情もあるだろうが、三田線も同様なのに車イススペースのドア部分だけは、ホームに段差解消部を作って精度の高い段差解消を行っている例もあり、工夫の余地はあるだろう。
ただし、新たに投入された車両は段差が4センチ弱で程度で電動車イスや、少しウイリーの出来る手動車イスは自力乗降が可能。
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この新線のもっとも評価される成果は、国内では最も分かり易く明快な案内サインシステムにあるだろう。
東京の鉄道は異なる鉄道の相互乗り入れと、異なる路線の駅をやや強引に地下道で連絡して、乗換えが出来るところが特徴であるが、そのため連絡通路がすごく長い駅が多い。
環状のJR山手線と都営地下鉄大江戸線が大きなループとなっていて、縦横に延びる私鉄や東京メトロなどを網の目のように結びつけている。馴れると便利だが地方在住者には複雑すぎて分かりにくいので、サインの明確さは特に重要になる。
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# by yamana-4 | 2008-08-07 18:00 | 鉄道新線・新型車輌点検 | Trackback | Comments(0)

盛岡レポート3

DPI日本会議全国集会 in岩手 jun.14~15 ’08
◉便利で使い易い市内循環バス「でんでんむし」と
 近郷へのノンステップ路線バスなど

「でんでんむし」は、盛岡駅前から運行され100円均一、10分間隔、右回り、左回り2系統のワンステップバス。
岩手県交通有数の黒字路線とのことで、素晴らしい市内循環バスの成功例だそうだ。スロープは引き出して、上端を折り返す方式。ルートは市内中心部のほぼ全域をカバーし、すごく利便性が高い。
乗客の方々に話を聞いてみると、皆さん便利さに満足されていた。
ただ、車いす利用が少ないせいか、斜め停車が普通であったり、スロープのセットが不慣れだったり、跳ね上げ座席には一顧もしなかったりと、扱いに馴れていない運転手もいた。
盛岡城址前バス停では乗車の合図をしたが、無視されて通過されたりもした。私のちょっと変わったハンドル形電動車いすは、運転手さんには車いすと認識されなかったようだ!
素晴らしいバスを運行されているのだから、車いす利用を増やして、もっと馴れるようにして欲しいと思った。
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c0167961_1373990.jpg盛岡駅前東側の
でんでんむしバス





駅西口バス乗場の近郷路線バス
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盛岡の交通バリアフリー活動は「CILもりおか」のホームページ
<おでんせ★CILもりおか>に詳しく掲載されている。
http://cil.55street.net/
地域的には、車が無ければ生活できない「車社会」にならざるを得ないのは仕方のないことだろう。しかし、このようなバスの車いす乗車環境が、東北地方の現実として、聞いていたよりずっと進んでいるのは、地元の皆さんの活動の成果でもあるだろうと感銘を受けた。
最も整備の遅れている歩道が通行し易くなったり、鉄道利用がもっと盛んになるよう整備されることを期待したい。
# by yamana-4 | 2008-08-07 13:13 | バス・市電 | Trackback | Comments(0)

盛岡レポート2

DPI日本会議全国集会 in岩手 jun.14~15 ’08
◉JR盛岡駅と東北本線、普通電車とホーム間移動について
盛岡駅は新幹線と在来線、いわて銀河鉄道、みやげ店や飲食店、隣接する商業施設や地下通路、駅前バスセンターなどが一体に造られていて、使いやすく機能的な複合バリアリアフリー駅。
c0167961_12272127.jpgc0167961_12274188.jpg2F新幹線と在来線改札
1F岩手銀河鉄道

1階はいわて銀河鉄道、おでんせ土産館、コンビニなどがあり、新幹線と在来線は2階にまとめられている。
岩手は駅JR盛岡支社の営業管轄地域にあり、東北本線といえどもバリアフリー駅は少なく、無人駅も多い。従って、車いすでの乗車には難しい面もあり、まだ対応に馴れていない感じであった。しかし、盛岡支社のサービス課の出来るだけの事はしようとの真摯な対応に、他のJR支社でも同じだったらと、、。

◉盛岡~仙台間のハンドル形電動車いす移動については、JR盛岡支社のサービス課Uさんに、周到な手配をして頂き感謝したい。
だが、電車へ乗る事が普通の関西人にとっては、ただ電車に乗る事がどうしてこんな大騒ぎになるのかと、複雑な心境であった。
c0167961_1228497.jpg特別に用意されたコマ付き大型スロープ!

実際に東北本線の普通電車に乗車してみて、ホーム段差はほぼ問題なく、仙台支社で既に一部投入されている段差の無い車両に入れ替われば自力乗降も可能か。
(現在は積雪対策のためドアから車内へ1段上がる車両で運行されている)
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東北本線車両
ドアとホーム段差・隙間
普通列車のトイレ、車いすスペース


路線は高架でないので、 スロープなどでホーム間移動さえできれば、かなり自由に利用可能であり、無人駅や乗降客数の少ない駅では、昔のホーム端スロープ復活を検討しても良いのではないだろうか。
# by yamana-4 | 2008-08-07 12:29 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

ハンドル形電動車いすで盛岡へ、盛岡レポート1

DPI日本会議全国集会 in岩手 jun.14~15 ’08
◉6月14日地震発生直後、花巻空港から盛岡市内へ
岩手・宮城内陸地震に遭遇した今回の盛岡集会は、多くの参加者が新幹線車内に閉じ込められ途中宿泊を余儀なくされたり、迂回ルートを取らされたりで、移動制約者にとって参加するためのアクセスそのものが困難な、特別な特別な体験をした忘れられない集会となった。
鉄道には被害が無かったにもかかわらず、14日は点検のため終日運行停止、翌日始発から運転再開されても、高い確度で震度6程度の余震発生予測が出され、危険区域徐行のため長期にわたり大幅な遅れを出すことになった。
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盛岡駅西側広場会場のからの岩木山と、岩手県情報交流センター・アイーナ

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総会は中止、当日は交流会のみになり、集会は15日だけに短縮して行われた。14日盛岡は「ちゃぐちゃぐ馬っこ」のお祭りだった!


◉ハンドル形電動車いす使用者にとっての盛岡行き
そもそも、新幹線乗車を認められていないハンドル形使用者には「盛岡にどうすれば行けるか」が問題であった。
新幹線が利用出来ないと、国内で行く事が困難な地域が多数存在し、信じ難いことだが外国に行く方が簡単だったりする。JRの鉄道整備は新幹線を主体に行われており、在来線はどんどん短距離運行が進められている。従って列車での長距離移動は困難になって来て、航空機や高速バスにシフトせざるを得なくなり、いずれにしてもハンドル形電動車いす使用者には制約の多い移動となってしまう。

・DPI事務局からの参加案内では「飛行機でのアクセスは仙台空港から新幹線利用を」と記載され、新幹線利用を前提にするものであった。
ハンドル形でも乗車出来る在来線の東北本線は、仙台〜盛岡間の直通列車は無く、どちら側からも中間の「一ノ関駅」止りの運行であり、乗り継ぎが必要で所要時間は3時間30分。
「一ノ関駅」ホームは、仙台方面にはスルー形エレベータが設置されているが、隣の盛岡方面ホームは車いす対応エスカレータのみであり「ハンドル形電動車いす利用不可駅」であった。
・花巻空港から盛岡へは車いす乗車が可能なバスは運行されておらず、周辺のJR駅はどれもハンドル形利用不可駅であった。
空港リムジンバスはどこも同じだが、車いす乗車可能な車種は運行されていない。
地元実行委員会「CILもりおか」事務局長の今川さんに相談すると、空港からノンステップバスが運行されているJR北上駅へは行けるので、そこもハンドル形不可だが乗車許可を取って乗れるよう手配して頂いた。で、そのルートを利用することにし、大阪伊丹空港から花巻空港へ向かった。

・岩手県花巻空港に着いてみると、大地震発生直後だった!
6月14日午前9時40分頃、花巻空港に降りると「1時間ほど前に震度6強の大地震が発生、JRは全線不通」とのこと。
搭乗客は当日の盛岡「ちゃぐちゃぐ馬っこ」への観光客で満席だったが、盛岡行きリムジンバスが用意されていて、私も乗車させる段取りが出来ていた。
使用しているハンドル形車いすは小型で、折り畳みも出来るのでバスのトランク収納庫に積み、車内には何とか自力で乗車し、道路は問題なくスムースに盛岡駅前に着くことができた。
もしも、折り畳めない電動車いすであったらバスには積み込めず、車いすタクシーを呼ぶしか方法が無く、高速料金や高額のタクシー代が必要となるところであった。
・県内の空港と県庁所在地へのアクセスに「車いす利用は考えてない」とは驚きであった。当地の実情を初っぱなから認識させられるスタートとなった。
今回の東北地方旅行では、盛岡〜仙台間をJRやバスで移動した訳だが、地震の被害は山間部の過疎・高齢地域に多く、都市部ではほとんど被害は無かったように見受けられた。
最近、一番弱い人たちに被害が集中する災害が多いように思え、車いすの私達は人ごとでは無いと複雑な思いだった。
なお、大阪伊丹空港からの便はJALのみ運行であったが、燃料高騰で花巻行きは廃止と報道されている。
# by yamana-4 | 2008-08-07 11:36 | 街情報 | Trackback | Comments(0)