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阪急大宮駅のバリアフリー化の実態

◎阪急大宮駅はエレベーター設置が難しく階段昇降機使用駅でしたが、
バリアフリー化されたと聞いて行ってみると、無人改札であり、
梅田行きは早朝深夜は利用できず、不完全なバリアフリー化と分かりました。
改札無人化は全国の鉄道で増えていて、都会の大きな駅でも"時間帯無人化"は進んでいて、
乗降介助の必要な人には深刻な問題です。
また、昨年のバリアフリー推進大臣表彰にテレビ付きインターフォンが選ばれましたが、
これは無人化対応機器であり、極めて反バリアフリー的なものであるとも言えるでしょう。
このような機器はJRでも採用され、JR西日本では京阪神全域の管理センターが
尼崎駅一カ所に集約されていると分かりました。
段差隙間解消により、車いすでの自力乗降が出来るようにしないと乗れない駅が全国で
拡大してきています。

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by yamana-4 | 2014-07-15 11:54 | バリアフリー | Trackback | Comments(2)

歩道境界の仕様について

◎京都市はどうして境界段差の大きな歩道整備を
七条大宮で行っているセミフラット歩道の境界部が大きな段差をつけられた施工になっていて、なぜ今時?と思い各自治体のゼロ段差施工と、段差境界を作っている例をまとめておきます。

◎歩道境界ゼロ段差のポイント
視覚障害者のための境界認識は段差を付けるだけでなく、車道と歩道の境界部だと分かれば良いのであり、各自治体で色んな方式の施工が行われている。段差境界を無くするには、歩道境界縁石の大きさと形状だけでなく、車道側の側溝の傾きと縁石との接続部が、滑らかさを決定する。雪国などの特別な事情以外に、これほどマチマチな仕様が必要とは思えず、国交省はそろそろ最善の仕様を統一基準として示す時期になっているのでは?


◎ 車イスでガツンがほとんど無い!静岡市の例
ゼロ段差、境界縁石ブロックが1種類だけで滑らかな歩道境界を作っていて、とてもシンプル。側溝の傾斜が緩くしてあり、境界部の縁石との関係で傾斜がキツくなることが無い。排水ミゾや排水溝が全くジャマにならず、ハマってしまうミゾが一切無くしてある。
◎ 静岡市には次のような条例がありました!
「静岡市移動円滑化のために必要な道路に関する基準を定める条例」
 http://www.city.shizuoka.jp/000148463.pdf
 道路計画課hp
 http://www.city.shizuoka.jp/deps/dorokeikaku/index.html

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by yamana-4 | 2014-07-12 20:37 | 歩道・自転車道 | Trackback | Comments(2)

第7回拡大教科書のあり方に関する公開シンポジウム

◎第7回拡大教科書のあり方に関する公開シンポジウム
 6/28 ’14 慶応日吉キャンパス 参加レポート
「デジタル教科書最前線ー教科書の電子化は障害のある子ども達にどのような効果をもたらすかー」


・趣旨説明:中野泰志
(慶応大学)
 小中学校の拡大教科書は実績があるが問題点もある!
 持ち運び困難・使勝手の悪さ
(重い、厚い、分冊が多い、ページが対応していない、検索が困難など)
 見やすくして欲しいがレイアウトは変えないでー紙では実現不可能!
 高等部、高校の拡大教科書供給の必要性に答えるには最も現実的。
 状況に応じて自由に拡大できるデジタルへの期待!
タブレット端末の特徴
 文字サイズ、白黒反転、音声読み上げなど多様な機能を一つの端末で実現。
 誰でも直感的に操作でき、持ち運びが楽。みんなが使っているので普通のツールで、
 操作方法も習い易い。
 メリットは多いが、利用のハードルは著作権問題の解決。

・指定討論:金森克浩(国立特別支援教育総合研究所)
指導者用デジタル教科書は各社から発行されており今後は、学習者用デジタル教科書の普及と
児童生徒が利用するためのアクセスビリティが大きな課題。
児童生徒個々に配布し個別使用を想定、まだ市販されていない、
文科省「学びのイノベーション事業」で試作。
デジタル教科書作ガイドライン4つの原則
 1、知覚可能:テキスト付加、代替えコンテンツ提供、レイアウト変更、カラーUDデザイン、
   白黒反転、表示形式反転、表示形式変更、音の調整や削除
 2、操作可能:キーボードインターフェイス、進行速度変更、光の強さ変更、現在位置の確認
 3、理解可能:表示形式変更、用語解説、ルビ表示、参照情報提示、重要事項等の表示の変更、
   操作方法やデザインの統一、修正機能
 4、互換性・堅牢制:支援技術の利用、テキストデータの抽出
課題整理が必要:学習者用デジタル教科書の定義、ガイドライン見直し、制作コストの課題、
        著作権の問題、教員研修など、法的整備も必要。
・合理的配慮の観点から有益、教科書の世界を変える、障害児生徒だけでなく一般の子どもにも有益
・法的には教科書でなく「教育素材」許諾の点で自由に色んなソフトで使えるようにはならない
・現在の教科書がバラエティがありすぎるのは先生のため、子どもの学習のためではない!


・話題提供、デジタル教科書試作品デモ:光村図書出版、東京書籍
・全体討論(省略)・閉会挨拶:氏間和仁(広島大学大学院)

問題点:
デジタル教科書は市販できる段階に入っているが”教科書として位置づけられていない"ため無償配布できず、
有償負担を強いられる。
著作権問題が解決されていないため、デジタルデータは特定のソフトの中だけでしか使えない。
教科書制作過程で作られるPDFファイルは、拡大教科書制作ボランティアには提供されているが、子どもの端末に
移すことは禁じられ紙の拡大教科書としてしか提供されない。
現在のところ自由に使えるPDFファイルを子どもの端末に入れる方法は、教科書から自分で"自炊"するしかない!
他人が自炊で作ったPDFファイルを入力するのは違法になり、ギリギリ出来るのは”自炊の手伝い”を
することしか出来ない。


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by yamana-4 | 2014-07-01 08:45 | 教育 | Trackback | Comments(0)