<   2014年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧

ホーム可動柵の実証実験と検証

◉可動式ホーム柵の設置は、平成23年8月の"ホームドアの整備促進等に関する検討会"に
おける中間とりまとめで「利用者10万人以上の駅ではホームドア等の整備を優先的に進める」
ことが明記されて以来設置例が増えて来ています。
また従来のホーム可動柵が、異なるドア数の列車に対応できないことと、高額な設置費用の点で
進まないことへの技術的対応として、様々な試みが行われています。
現在国交省の助成を受けて、関東では3例の新しいホーム可動柵の実証実験が行われていますが、
関西でもJR西日本が桜島駅での"ロープ式可動柵の実証実験’を行っています。
技術者の方に聞いたところ「最初は誤作動もあったが、調整出来たので実用に問題ない。
今はドア式と費用は大きな差はないが、違う枚数のドアに対応出来るのが利点」とのこと。

どの方式にしろ障害当事者などの実証的な検証が必要であり"アクセス関西ネットワーク”では、
5月12日に当事者検証による4例の評価と検討を行う検討会を主催し、鉄道事業者や関係者にも
参加を呼びかけようと計画しています。
設置例は大阪市営地下鉄などの取り組みは早かったのですが、関西の鉄道事業者は遅れており、
今では関東の設置例の方が多くなっています。
ホーム可動柵の設置にはどの方式でも”ホーム補強"が必要になり、”同時に段差解消”をする
チャンスですが、JRなどはそのような意識がなく残念なことです。
段差解消を行わずに”ホーム渡し板介助”よるバリアフリーが当たり前になっている
"日本のバリアフリー”は大きな間違いをしていることに気づくべきでしょう。


★参考資料:バリアフリー法に基づく取組みの状況 (h25.8.1国交省総合政策局安心生活政策課)
http://www.mlit.go.jp/common/001007496.pdf

c0167961_13532951.jpgc0167961_13535925.jpgc0167961_13542539.jpgc0167961_13545284.jpgc0167961_13555847.jpgc0167961_13564539.jpgc0167961_1357846.jpgc0167961_13575081.jpgc0167961_13581386.jpgc0167961_13583027.jpgc0167961_13585515.jpgc0167961_1359391.jpg
by yamana-4 | 2014-01-30 14:03 | ホーム可動柵と段差解消 | Trackback | Comments(0)

シンポジウム「あなたが裁判員になったとき、被告人に発達障害があったらどうしますか?」

◉大阪の弁護士会のシンポジウム
「あなたが裁判員にたったとき、被告人に発達障害があったらどうしますか?」
〜発達障害ってどんな障害?〜 (参加報告)
このシンポジウムは発達障害を持つ刑事被告人の裁判員裁判で、検察の求刑より重い判決が下され、判決理由が「更生への受け皿が無く、今後の見込みもないので社会からの隔離が必要、許される限り長期の刑を課すことが、このアスペルガー症候群の障害者被告にとって有効である」との驚くべき認識が示されたに対する危機感から開催されたのでした。
被告の経歴や障害特性、発達障害への理解不足と事実誤認、など一審の誤った判決は上級審で覆されましたが、社会的常識を補うために設けられた裁判員が関わった裁判で、このような間違いと偏見に満ちた判断が裁判員によって示されたことは、放置できない大きな問題であり、関係者にとっては衝撃的な判決だったのです。

基調講演「発達障害者と刑事手続き」
脇中洋 大谷大教授の話しは、発達障害とは何かを分り易く解説し、刑事手続き上の問題、司法と福祉の連携、更生のために必要なことなどの内容でした。現場経験のある脇中先生の発達障害の解説はとても分り易く、取り調べ段階で特に問題が大きく「事実調べの段階から"反省を強要"」すること、他との関係が苦手な障害者への誤った誘導など、"理解できない"ことを認識できていない。
アメリカやイギリスなどの取り調べに比べ、大変問題が多い。
最後の4項目は触法障害者だけでなく、一般的に当てはまることでしょう。
「どのようなとき人は変われるか」
・不安や怯えが無く脅かされない環境の中で
・いま現在の自己存在を肯定的に受けとめられたとき
・支援されるばかりでなく、社会的な役割を得たとき
・社会の見る目が変わったとき

大阪弁護士会 高齢者・障害者総合支援センター弁護士による発達障害者の関わった殺人に至った
事件の概要、障害が判決に及ぼした影響、判決結果の判例調査報告
パネルディスカッション、会場との質疑応答など内容の濃いシンポジウムでした。

★大阪弁護士会は連続講座やシンポジウムを多数開催されていて、次回以後の予定は(全て無料)
 2/22 意思決定に困難を抱える人を支え合う社会を目指して
   〜成年後見制度から意思決定支援法まで〜
 2/24 第3回人権講座 自然災害と国際的な保護基準
   〜被災者と国際人権法〜
 3/ 1 拡大する貧困に立ち向かう
   〜ソーシャルワーカーと法律家のコラボ〜
 4/12 特定秘密保護法関するシンポジウム
*大阪弁護士会 友の会「べんとも」に登録すると開催情報が送られます。
http://www.osakaben.or.jp/tomonokai/system/index.php

c0167961_1557381.jpg
by yamana-4 | 2014-01-19 15:57 | 障害者問題 | Trackback | Comments(9)

大阪市本町通の自転車道社会実験と各地の自転車道

◉大阪本町通の車道に自転車道を設置する社会実験が行われています。
年始なのと堺筋〜御堂筋間の500mだけなので、通行自転車は少ない
のですが、良い試みですね。
自転車道設置には、歩道を区分する方法と車道に設置する方法の2タイプが
ありますが、歩道設置にはバス停部分や路上設置物との関係が問題、
車道設置には駐停車自動車やバス停のバス停車などが問題になります。
そもそも道交法では自転車は車輛なので「車道走行」が当然なのですが、
「自転車走行可指定」された歩道だけ走行を許される特例を、
警察が拡大解釈?して「歩道走行を推奨」した時期があり、多くの人が
「自転車は歩道を通る」と誤解し、警察は歩道の違法通行を全く取り締まらず
容認していた経緯があります。
最近歩行者との接触事故が多くなり、自転車と歩行者の分離が問題になり
各地でいろんな取り組みが行われていますが、狭い歩道で移転車道設置が
難しいケースなど、簡易的な自転車道を車道に設置する社会実験が大阪で
行われています。
現場を見た感じでは、表示だけで自転車道を設置しても良いのではないかと
思われますが、駐車車輛が問題でとても危険な状態になるのをどう防ぐかが
最大の問題のように思いました。

★大阪市社会実験の詳細
http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000232731.html
http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/cmsfiles/contents/0000232/232731/

c0167961_14513746.jpgc0167961_14515131.jpgc0167961_14525669.jpgc0167961_14531087.jpgc0167961_14521180.jpgc0167961_1454955.jpgc0167961_14543343.jpgc0167961_14551976.jpg
by yamana-4 | 2014-01-09 14:58 | 歩道・自転車道 | Trackback | Comments(0)

新年のごあいさつ

◉新年のお慶びを申しあげます。
みなさまにとって良い年でありますように。

c0167961_23573792.jpg
by yamana-4 | 2014-01-01 00:00 | 雑感 | Trackback | Comments(4)