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大阪駅西側のビル、アクセスと最近の情報1「ヒルトンプラザ・ウエスト」 

◉全面ガラスのシースルー・エレベーターと西梅田駅への便利なスロープ
ヒルトンプラザ・ウエスト(吉本第二ビル)は大阪駅前ヒルトンホテルから横断歩道を渡った西側の、
大阪駅前西側ビル群のとっかかりの建築物で、ショップ・レストランとオフィスの複合ビルです。
アクセス経路やビル内はテナントショップを含めバリアフリーで気持ちの良い建物であり、
地下鉄西梅田駅へ行けるスロープが設置され便利になりました。
西梅田駅と梅田地下街との通路には階段があり、エレベーターを利用しないと通行できませんでしたが、
スロ−プでヒルトンプラザB1階に入ると地下街に出られるようになり、地上階から南側へ通り抜けることもできます。
エレベーターが左右のガイドレール部分と床部分以外は、全面ガラス露出していて珍しい構造です。
ただ、2004年竣工のこの規模のビルで車いすトイレが2カ所しかなく、手すりが固定とは驚きです!
そのため、残念ながら私には使えませんでした。
B1東側のドイツのスーツケース専門店のウィンドに展示してある「ヤマハ電動バイク」が気になっているのですが
ヤマハのhpカタログには出ていません。販売している製品なのでしょうか?

★ヒルトンプラザ・ウエスト
 ヒルトン大阪とは別の建物にある商業施設。建物自体の正式名称は第二吉本ビルディング。
 地下2階から6階にかけて店舗
 ルイ・ヴィトン/サルヴァトーレ・フェラガモ/ダンヒル/ロエベ
 8階から20階はオフィスフロア
 オーストラリア・ニュージーランド銀行大阪支店/IDU本社/西梅田献血ルーム/LVMHジャパン大阪支店など
 エレベーターは全機三菱製
 階数:地上20階、塔屋2階、地下4階/建物高さ:99.98m/延床面積:44900m²/建築主:第二吉本ビルディング
 設計・施行者:竹中工務店/竣工:2004年09月30日

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by yamana-4 | 2011-09-30 18:06 | 街情報 | Trackback | Comments(0)

御堂筋の高級ブティック入り口のバリアフリー度は?


◉御堂筋の心斎橋界隈は高級ブティックの路面店がそろっていますが、
入り口のバリアフリー度は30点くらいです。
御堂筋は1935年に今の道路幅に整備され地下鉄が開通した大阪のメイン道路です。
戦災でほとんどのビルが消失しほぼ戦後の建築ですが、道路境界に段差を設けるのが普通で
多くのビルには段差があり、バリアフリーになっているのはハートビル法施行以後の新しい建築です。
しかし、高級ブティックは新築でも段差を作る店舗や、きれいなデザインの段差解消をしている店舗
などばらばらです。国によって傾向がある訳でもないようで、単にデザイナーの意向でしょうか?
こんなことを調べたのは、通りかかったディオールの店舗の段差解消が大変きれいに作られていたので、
周囲の高級ブティックがどうなっているか興味が湧いたからです。
私はこのような高級店で買い物をしないので、入れなくても構わないのではありますが!

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by yamana-4 | 2011-09-26 22:28 | 街情報 | Trackback | Comments(0)

みみ先カットは♡愛され猫のしるし、ニャンドル'はっちゃん'も

◉「いのちつないだ♡ワンニャン写真コンテスト2011環境大臣賞入選発表展」
本町ガーデンシティ1Fエントランスでは、どうぶつ基金による写真展が開催されていました。
日本では一年間に、犬が7万匹と猫が17万匹も行政殺処分されているそうです!
この写真コンテストは犬や猫をペット業者から買うのでなく「保護された動物の里親になったり、
地域猫の世話をする」ことで小さな命を救おう、生きることの素晴らしさを知ってもらおうと
各地で巡回されている展示でした。
ノラ猫が増えないよう不妊手術をし「みみ先カット」をするのは、世話をしている人がいるという
世界共通のサインだそうで、ネコは痛くないように手術されるのだそうです。
犬やネコの写真も可愛く、展示デザインが上手いのに拍手でした!

(写真コンテスト展は終了しています)

★どうぶつ基金では、犬やネコの不妊手術に助成金を出しています。
 またボランティアや寄付を募っています。詳しくは下記hpからご覧ください。
(どうぶつ基金のhpと写真コンテストについて)
http://www.doubutukikin.or.jp/
http://doubutukikin2010.blog58.fc2.com/
★展示品は無料貸出しできるそうです。
http://doubutukikin2010.blog58.fc2.com/blog-category-14.html

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by yamana-4 | 2011-09-26 05:00 | 街情報 | Trackback | Comments(0)

御堂筋本町交差点 9月23日

◉久しぶりの好天の祭日、本町から心斎橋へ御堂筋散歩をしました。
新しい発見や前から気になっていることを3回に分けてレポートします。
御堂筋本町交差点東南角の「本町ガーデンシティ」は二つのビル跡地の再開発を、都市再生法特別法に基づく
「都市再生特別地区」としたプロジェクで積水ハウスが行った、ホテル・ショップ&レストラン・オフイスの複合商業施設です。
終日使える公共エレベーターが設置され、御堂筋東側から地下鉄本町駅中東改札へ行けるようになったり
エントランスの広いイベントホールでの催しを行ったりしています。
地盤沈下気味の本町界隈の活性化に貢献していますが効果のほどは?

(本町ガーデンシティhp)
http://www.hommachi-gardencity.jp/

★御堂筋は中央部の盛り上げが高くて道幅も広く、車いすでの横断は大変ですが歩道境界の整備が悪いのが目につく。
 道路管理を大阪市に返還するので国道事務所は整備を行っていなかったのか?
 梅田から心斎橋の手前までくらいが特に目立つ。
 自転車の暴走が問題になっていて只今マナー向上キャンペーン中だが、緩行斜線の一部を自転車専用道にする話は?

★御堂筋線本町駅への東側からのアクセスがガーデンシティのエレベーターで可能になった。
 B2階へのエレベーターはビル施設、駅改札へのスルー型エレベーターは交通局の設置で両方とも15人乗り。
 エレベーターのある中東改札は無人で、反対側の中西改札には駅員がいるが改札外には階段しかなくて出られない。
 どうして反対側に駅員を移さないのか?不思議。
 呼び出しインターフォンはボタンとマイクが150cmの高さに設置さてていて車いすは届かない。
 半年前に指摘し、位置を下げるよう頼んだが直してなかった。居合わせた助役にもう一度頼んだが直すだろうか?
(本町駅のエレベーター事情は下記をご参照ください)
 http://kurumaisyu.exblog.jp/14734669/

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by yamana-4 | 2011-09-24 20:16 | 街情報 | Trackback | Comments(0)

「停電弱者」存在知って! 京都でのシンポジウム報告

◉<シンポジウム「震災と停電をどう生き延びたか」~千葉と福島の在宅難病患者・人工呼吸器ユーザーらを招いて>
「停電弱者」とは人工呼吸器が必要なALS患者や人工透析患者のことと思いがちですが、
電動車いすユーザーにとっても停電は本当に困ることですし、災害時や計画停電で何が起こって
どんな備えが必要なのか知って、備えておかなければならない問題なのです。
「電力供給の不足が関西電力のエリアでも叫ばれる中、京都で人工呼吸器を使って在宅で暮らす重度障害者らに幅広く
呼びかけ、東日本大震災で停電に会った福島県や、計画停電が実施された千葉県で生命の危機に直面した人工呼吸器や
たん吸引機を使う人たちを京都に招き、その経験からどう暮らしを守り、地域で守る大切なものは何かを学びます。」
(実行委員会ブログより)
内容の濃い、たいへん勉強になったシンポジウムでしたので少し紹介です。


・主催「震災と停電をどう生き延びたか」実行委員会
 呼びかけ人:ALS協会近畿ブロック幹事 増田英明さん、NPO法人「ゆに」代表 佐藤謙さん
 パネリスト:「千葉県での計画停電による在宅生活への影響と非常時の備え」伊藤佳世子さん、三島みゆきさん
       「震災と福島 在宅を支える絆」佐川優子さん、安田智美さん、中手聖一さん、長谷川詩織さん
 ファシリテーター:立命館大学生存学研究センターの立岩真也さん
 詳しくは実行委員会ブログをご覧ください。
 http://shinsaiteiden.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

「計画停電中の苦労や今後の課題を語る在宅の難病患者や介助者たち」(京都市中京区・ハートピア京都)
 人工呼吸器を使い在宅で暮らす難病患者や重度障害者らによるシンポジウム「震災と停電をどう生き延びたか」が
18日、京都市中京区のハートピア京都で行われた。生命維持に電力が欠かせない「停電弱者」が、ポータブル電源な
どの確保や普段のつながりを強めるなど災害時の停電に備える必要性を訴えた。 
 京都市在住の筋萎縮性側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィーの患者らが「平時から輪を築くきっかけに」と、
被災地などの当事者を招き約200人が参加した。千葉県の支援者が、東日本大震災後に実施された計画停電時に、
バッテリーを持たなかったり、使用の経験がなかった人が多くいたことや東京電力の対応が不十分で苦労した事例が
紹介された。
 ALS患者三島みゆきさんは「有事の際に何が必要かを把握するため一度家から出て旅行をしてほしい。
電力会社停電弱者の存在を認識して」と訴えた。
 在宅で父親の介護をする日本ALS協会福島支部の安田智美さんは、県内では、会員が患者全体の約2割だとし
「支援物資を患者に届けたかったが、会員以外の情報を行政は教えてくれなかった。個人情報保護が緊急時に患者の
命を守るのか。一方、多くの障害者団体が協力してくれ、つながりの重要性を実感した」と述べた。
【 2011年09月19日 】京都新聞記事転載

停電以外に日常必要としている医療用品の確保も問題です!
 医療的用品が切れることは障害者にとっては死活問題。だが、医師経由でしか入手できない。
 介護事業者が備蓄することも薬事法違反とか。
 避難時に持ち出せなかったらどうする?仲間で譲り合い?余分を持っている知り合いがいなかったら?
「薬事法違反になるので直接お出し出来ません」(メーカー)
 ひと月分くらいは自分で備蓄して自衛するのが一番でしょうか?
 福島の安田さん(ALS協会福島支部理事)「直ぐに困ったのは医療的用品」ゆめ風基金の最初の支援物資に
 いろいろ入っていて、集めたのは福井の医療関係者だったと。

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by yamana-4 | 2011-09-23 09:29 | 障害者問題 | Trackback | Comments(2)

大阪市営地下鉄の乗換え連絡通路とEV設置3/緑地線心斎橋駅(緑地線~四ツ橋線)


◉長堀鶴見緑地線の「心斎橋駅から四ツ橋線への乗り換え」が、ホーム西奥のエレベーター設置と連絡通路で
 出来るようになり、車いすも改札を出て地上迂回通をする乗り換えをしなくてすむようになりました。
 ただしエレベーターはスルー型ですが、9人乗りです。
 連絡通路は長く急傾斜のスロープがあるりますが「動く歩道」を利用できるので問題ありません。

★長堀鶴見緑地線 心斎橋駅ー四つ橋線 四ツ橋駅
 緑地線ホームの西奥にエレベーターが新設され、四つ橋線四ツ橋駅ホームへ直接行けるようになった。
★長堀鶴見緑地線 心斎橋駅ー御堂筋線 心斎橋駅
 乗り換えエレベーター新設工事中、複雑な駅構造と都心繁華街にあるため工事が長期化
 2年後くらいに運用開始予定であるとしか言えないとか。
 大阪市営地下鉄の「地上乗り換え」は、この心斎橋駅(御堂筋線ー緑地線)と
 阿波座駅(中央線下りホームから千日前線の片側だけ)の二駅だけ残っている。

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by yamana-4 | 2011-09-22 20:44 | バリアフリー | Trackback | Comments(0)

大阪市営地下鉄の乗換え連絡通路とEV設置2/長堀橋・谷町六丁目駅(緑地線~谷町線・堺筋線)

「長堀鶴見緑地線」から谷町線・堺筋線への乗り換えが、改札内通路へのエレベーター設置で
 出来るようになり、車いすだけがいったん改札を出て迂回通路を通る乗り換えをしなくてすむようになりました。
 谷町六丁目駅の連絡通路は短く水平ですが、長堀橋駅の連絡通路は長いスロープになっています。
 また、大阪市交通局はエレベーターを「15人乗り以上を原則とする」と表明していますが、
 近年は11人乗りがほとんどで、9乗りを設置している例もあります。
 交通局担当者は「原則を変えた訳ではなく、設置場所の狭さの問題で15人乗りが設置できないだけ」と言うが・・。
 なにはともあれ、大阪市営地下鉄は全駅のエレベーター設置を完了し、乗り換え経路や2台目の設置に取り掛かって
 いることを評価したいと思いますが、15人乗り設置原則を安易に下げないで欲しいものです。
 やろうと思えば克服できる設置場所条件を、小さなエレベーター設置で済ませるイージーな姿勢だったのかなと
 思える例もありそうなと、見るのは誤解でしょうか?

★谷町六丁目駅/谷町線ー長堀鶴見緑地線
 緑地線ホームの心斎橋側奥に谷町線へのエレベーターが新設され、谷町線ホームへ直接行けるようになった。
 どちら側の通路も水平で、以前の一旦改札を出ての乗り換え経路より大幅に短縮された。
 (11人乗りスルー型)
・4月から運用開始予定でしたが、東日本大震災で部品供給が滞ったそうで5ヶ月遅れの利用開始になり
 エスカレーターはもう少し遅れるようです。
★長堀橋駅/堺筋線ー長堀鶴見緑地線
 堺筋線ホーム本町よりにエレベーター新設、スロープ通路で既設の緑地線エレベーターと連絡し改札外迂回通路より
 かなり短縮された。堺筋線と緑地線の高さの関係で長いスロープ連絡通路となり、歩行困難者や手動車いすはつらい!
 (11人乗りスルー型)

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by yamana-4 | 2011-09-17 09:59 | バリアフリー | Trackback | Comments(2)

大阪市営地下鉄の乗換え連絡通路とEV設置1/天王寺駅(御堂筋線〜谷町線)

◉御堂筋線ホームが見渡せるクリスタルパレスのような新設通路!
 新しい連絡通路はガラスとステンレスのキラキラした、ホーム全体が俯瞰できる綺麗な通路で、
 地下鉄マニアにはたまらんスポットになりそうです。
 天王寺駅の御堂筋線〜谷町線乗換えは、御堂筋線上りホームの西改札へのエレベーターが未設置のため
 難波・梅田方面乗換えは下り線のホームを端まで行って一旦東改札の上がり、反対側ホームへ下りるか
 改札を出て地上から迂回するしかありませんでしたが、西改札から御堂筋線上りホームへのエレベーターが
 運用開始され、1ルート乗換えが出来るようになりました。
 しかし、複雑で長い通路を通り3回もエレベーター乗換えが必要で、通路にはスロープが何ヶ所もあり
 歩行困難の高齢者や手動車いすの方には大変な乗換え経路です。


・天王寺駅には御堂筋線・谷町線共各ホームに2基づつなど改札内に11基、改札外連絡通路に2基、
 さらに地上への公共エレベーターや周辺民間ビルなどのエレベーターが多数設置されている。
 長年掛かって設置されたので、15人乗り直角スルー型、11人乗りスルー型11〜15人乗り普通型など
 様々な種類のエレベーターがある。
・11年3月末〜4月にかけて運用開始予定だったエレベーター設置工事は、東日本大震災の影響で
 部品・技術者など不足のため4ヶ月程度遅れ、8月末くらいにずれ込んだ。

★大阪市交通局は、地下鉄・ニュートラム全133駅ホーム〜地上までエレベーターによるワンルートを
 大都市圏の地下鉄では初めて完了。(11年3月 谷町線大日駅改札階~大日地下道エレベーター設置が最終)
 http://www.kotsu.city.osaka.jp/eigyou/barrier-free/110329_ev-one.html
 現在、地下鉄・ニュートラム全駅で、エレベーター・エスカレーター合わせて約700基を設置しているが、
 さらに、地下鉄駅間の乗換え経路におけるワンルートや、他社線・バスターミナルとの乗換え経路の
 エレベーターの整備に取り組んでいる。
 近年バリアフリー工事や供用開始など情報開示をHPで行なうようになり、
 これは他都市と比べ格段に進んでいる。
・エレベーター供用開始告知
 http://www.kotsu.city.osaka.jp/news/news/h23/ekisisetujujitu.html
・バリアフリー工事中情報 
 http://www.kotsu.city.osaka.jp/eigyou/barrier-free/barriar_free_koujichu.html

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by yamana-4 | 2011-09-08 07:59 | バリアフリー | Trackback | Comments(0)

第26回リハ工学カンファレンスin大阪レポート

◉今年の日本リハビリテーション工学協会の全国集会は、8月24日〜26日
 大阪市中央公会堂を3日間全館借切って行なわれました。
 特別講演や担当した障害者当事者セッションなどについて簡単な報告です。


★国際セッション基調講演
テーマ:人々のQOLの向上・社会の障害に対する態度の変化を通じ、支援技術がコミュニティにどう影響を与えるのか?
講師:Rory Alan Cooper氏(元RESNA会長、University of Pittsburgh)
「その人障害は直したり治療したりする必要ない。むしろ物理的環境がその人の制限に適応するよう変化しなければならない」と
 社会モデルの障害定義に即したお話。
 しかし「障害を持つ人の雇用 大統領命令」で連邦政府の雇用者の5%を、障害者や障害退役軍人でとの設定目標が0.88%しか
 達成できていないと述べられたのに驚きました。ちょっと信じられない数字ですが、アメリカでもそんな現状なのでしょうか?

★基調講演
 テーマ:遠隔操作アンドロイドの可能性
 講師:石黒浩氏(大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻知能ロボット学研究室 教授)
 人形ロボットのさまざまな可能性についての研究のお話。人形携帯電話のモデルを配って触りながら・・・。

★特別講演
 テーマ:権利としての「合理的配慮」におけるリハ工学の役割
 講師:尾上 浩二氏(障がい者制度改革推進会議委員 福祉部会副部会長 DPI事務局長)
 障害者制度改革推進会議の最新情報と障害者が権利の主体として他の者と平等に地域生活・社会への参加ができるように、
 その際のバリアー除去のため様々な支援技術・機器の発展を「パラダイムシフトとリハ工学への期待」などについて。
 後半は元青い芝事務局長の古井さんがアメリカのvijitabirity(住宅のアクセスに関する法律)や福島県の原発被災地の話で
 パネルディスカッション。

★障害者当事者セッション
 テーマ:「東日本大震災への障がい者被災の実態と支援活動および、障がい当事者派遣プロジェクトについて」
 発災当初から現地入りして被災地支援を地元の障害者組織と一緒に行なっている「ゆめ風基金理事 八幡さん」
 いわてCILと障害者派遣プロジェクトを始めた「メインストリーム協会事務局長 佐藤さん」現地へ行って来た当事者の
 「メインストリーム協会職員 藤原さん」の報告とディスカッション。
 座長の仙台在住リハ工学協会理事の巴さんの現地報告「避難所に障害者が少ない理由(避難所で障害者が過ごせない→)
 今回の地震波の特徴で建築被害が少なかったので、自宅居残りが可能。一方在宅障害者の安否確認が個人情報保護の理由で
 大幅に遅れた。施設では避難出来る人手があったが、在宅で津波で流されたケースがある」など。

★その他特に印象深かった発表(リハ工学、福まち)
・パネルデスカッション「あいのリハ工学」スピカー大阪体育大学健康福祉学部の小西准教授が取り組まれている障害児のための
 「きょうりゅうクラブ」の活動と考え方。(リハ工学)
・滋賀県立大学工学部 安田準教授の発表「バックしない電動車いす」は目からウロコでした!(福まち)
「車いすは前進後進切換えして使うもの」の常識がおかしい「回転半径ゼロで旋回できればバックする必要ない!」と
 誰も考えなかったアプローチで電動車いすを考える。実用的なサイズにするなど、ぜひ完成して欲しい研究だと思いました。

<蛇足>
 会場の中央公会堂は重要文化財なので制限が多く会場設営はやり難いことが多く使い勝手も良くないが、雰囲気は最高。
 福まち会場のビッグアイの使い勝手の良さにはビックリするくらいでした!
 看板や演題めくりなど文字は全て専属職人さんの手書きレタリング。気付いた人はいなかったようでした。
(これは蛇足ではありません)
 要約筆記ボランティアさん達のスキルは予想以上、大阪の要約筆記レベルはかなり高いです。
 手話通訳をお願いしたのは大阪市中央区のベテランボランティアのお二人。お世話になった皆様に感謝。

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by yamana-4 | 2011-09-02 17:35 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

中学生を地域防災の担い手に、大阪市中央区の防災フォーラム

◉地域住民と恊働して中学生を地域防災の担い手とする「大阪市中央区地域防災フォーラム」の
取り組みが始まり、区内の中学校区ごとに3ヶ所で開催された。
9月1日 防災の日、大阪市立南中学校で3番目に行なわれた防災フーラムのレポート


1、中央消防署隊員による・・「災害支援レポート」
2、中学生と区役所による放送劇・・「釜石の奇跡」
3、地域と中学生による・・・・・「合同防災訓練」

第1回目上町中学校:中央消防署指令による派遣報告、社協職員の支援派遣報告、大阪大学 森栗先生の講演
第2会目東中学校:内容は南中学校と同じ
会を重ねるたびに洗練され、中学生と地域住民が意識を同じにし、支え合う関係を作ろうとする切っ掛けと
しては効果的な企画と言えるようです。
実際の避難訓練や避難所運営に役立つように進化していくと良いのですが・・・。

「訓練していた学校では一人の死者も出さなかった」
高い確率で予想されている「上町断層地震」の直下住民への取り組みとしては、いささかのんびり
人ごとの気配も感じられます。
具体的な訓練や体験を通して実感し、取り組むことが必要ですが、障害者の避難などについては
まだ手探り状態です。

★東日本大震災における緊急消防援助隊の派遣経過と活動状況
 大阪府緊急消防援助隊は、大阪市や府下の消防隊とDMAT(災害派遣医療チーム)や
 応急給水隊で組織され異例の早さで出動した。
 また、大阪市交通局はノンステップバス2輛を支援物資運送に拠出同行させ、そのまま現地へ残した。
  http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000116589.html
・第1次緊急消防援助派遣隊:3月11日(金)20時44分 消防車19台65名
・第2次緊急消防援助派遣隊:3月11日(金)22時32分 消防車12台45名
・第3次緊急消防援助派遣隊:3月12日(土)11時30分 消防ヘリコプター1機6名
 これは国の要請もあったが「大都市災害時相互応援に関する協定」が阪神淡路大震災後に取り決められて
 いて、支援体制が作られていたことも大きいかった。
 行先未定のまま直ぐに出動し東北に向かったが、翌朝東京付近で岩手県沿岸部へ向かう指示を受けたとのこと。
 (派遣報告写真2点は大阪市HPより転載)

★大阪市立南中学校
 大阪市の繁華街「みなみ・島之内」一帯を校区とする中学で、1986年に島之内校舎移転するまで
 現在のアメリカ村ビッグステップの場所にあった。
 2006年校内エレベーター設置(13人乗り)、現在の特別支援学級在籍生徒3名。
 86年の学校建築にはバリアフリー概念はなく、教室入口には全て段差があり、車いすトイレも1階にしかないが、
 スロープ設置で段差解消は行われている。プールは4F、体育館は3Fで入口段差があり携帯スロープ常備。
 校庭地下に雨水貯水施設があり消防が管理。
 
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by yamana-4 | 2011-09-02 04:06 | 防災 | Trackback | Comments(0)