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バリアフリーチェック/大阪市西区の取り組み

◉大阪市西区では毎年秋の交通安全週間に合わせて、地域のバリアフリーチェックを行っています。
区の障害者団体では他区の障害者にも参加を呼びかけており、久しぶりに参加してきました。
西区役所からスタート、中央図書館周辺を廻ってくるコースの予定でしたが、途中から雨が降り出しショートカットで終了し、
区役所で検証ミーティング。
参加者は障害当事者(車いす、視覚障害者など)と介助ボランティア、西区長と健康福祉課長やスタッフ、
西警察交通課、大阪市建設局西公営所などの関係者。
何時もよりもミーティングの時間が多く取れたので、参加者から多くの改善ヶ所の指摘があり有意義な催しでした。

<指摘されたこと>
・歩道の横断勾配がとても危険な箇所がある
・歩行困難者にとっては、歩道境界のわずかな段差もつまずく
(大阪市の基準は段差2センチが生きているが、以前の施行で段差ゼロがかなり多い)
・視覚障害者の音声信号が短すぎる
・放置自転車の解消を区はもっと真剣に、整理された路上駐輪対策を
・バイクの駐車違反を取り締まっているのか?
(車の駐車違反摘発が専門員の仕事になったので、警察官がバイクの違反取り締まりをできるようになり積極的に行っている)
・路上に陳列をしている商店で、ひどい店は取り締まって欲しい
(店に改善指導をし、チェーン店は本部に善処要請する。改善されなければ摘発する)
・地下鉄駅のエレベーター位置が分からないので、主要な地点に路上案内標識を
(東京都のように主要施設までの距離と方向を示すサインを西区で設置できないか)
・パトロールの警官は、点字ブロックの上に目に余る不法駐輪があっても動かしたのを見たことが無い
(今後積極的に片付けるよう指導する)
 など
区長や警察担当者から「日頃気付かないことを指摘」され、改善点がよく分かった。
出来ることはすぐやりたいし、権限害のことは関係部署に伝える。
このような機会を度々設けたいとの発言がありました。
西区では区長自ら参加し、車いす体験もする熱心な取り組みで、今後に期待が持てました。
大阪市西区の皆さんにエールを送りたいと思いました!


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by yamana-4 | 2010-09-28 04:15 | バリアフリー | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテークの視覚障害者へのサービス

◉仙台メディアテーク再訪
今回はリハ工学カンファレンスin仙台参加の合間に、バリアフリー映画制作ボランティアの活動に
ついて聞きたく訪問。時間が合わず、ボランティアさん達とは直接会えなかったので担当職員の方に聞きました。
と言うのは、このブログ 2010-06-21で記載した「バリアフリー映画上映会」で上映した
「博士の愛した数式」の字幕や音声解説がとても良かったと評価が高く、
制作したボランティア・グループについて知りたかったからです。

市民の活動拠点として活用されているこの総合情報センターはhpで下記のように紹介されています。
「せんだいメディアテークは、美術や映像文化の活動拠点であると同時に、
すべての人々がさまざまなメディアを通じて自由に情報のやりとりを行い、
使いこなせるようにお手伝いする公共施設です」

ここでは視覚・聴覚障害の人たちへのサービスも充実していて、情報機器の整備と合わせて
ボランティアによる情報サポートが行われています。

◉バリアフリー映画制作ボランティア・グループの活動
・20人くらいの「音声解説・日本語字幕制作ボランティア」グループが活動していて年間2〜3作品を制作している。
・作品選定、上映許諾などグループで行っている。
・シナリオ作成も全てグループで行っている。
・リハーサルを繰り返し丁寧な制作を心がけている。
なお「博士の愛した数式」の音声解説はプロを起用したとのことでした。

*詳しくは「せんだいメディアテーク」を検索、hpより「登録ボランティア」の項をご覧下さい。
(最後の写真は大阪中央区「ハンズちゅうおう」によるバリアフリー映画上映会のようす)

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by yamana-4 | 2010-09-27 12:17 | バリアフリー | Trackback | Comments(0)

バスの車いす固定、ベルト式か背もたれ式か?

◉バス乗車時の車いすの固定については、いろいろ議論され試行錯誤されてきましたが
これで決まりといった実用的な固定方法は示されていませんでした。
新しいベルト式3点固定が、各地で催されている国交省模型評価会に展示され
車いす使用者の実証評価を受けています。
従来の固定方法に比べると早く確実とのことですが、運転手の馴れの問題に左右されるので
実用性はどうでしょうか?
なお、このベルトは1.5tの加重に耐えるとのことです。
◉東京都営バスでは実験的にヨーロッパ方式の「背もたれ板に車いすの背を密着」させる
固定方法を取り入れています。どんな車いすでも装置が合わない恐れが無く、
ベビーカーなどにも便利に使えるので、最も有効で実用的かも分かりません。

◉いずれにしても「固定出来ない車いすは乗車させない」と、乗車拒否の理由に使われることの無いような
方法を推奨して欲しいものです。
バスは鉄道と違って「バス事業法」に「合理的な理由の説明無しに乗車を断ってはなならい」との条文があり、
乗車拒否できないようになっているのを崩すようなことだけは、避けて欲しいと願っています。


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by yamana-4 | 2010-09-17 13:58 | 車いす・移動機器 | Trackback | Comments(2)

子育て中の車すはステップがとても便利!

◉リンクの許諾を求めてこられたブロガーの「こころ...smile again♪」さんは、
二人の男の子を育てている頸椎損傷による全身麻痺のシングルマザーです。
でも、いろんな困難に立ち向かいどんどん進化しているステキなママのようです。
悲嘆に暮れていた5年前からすっかりたくましくなり、最近はリハビリ学会発表されたとのこと。
お子さんが幼いころの二人を車いすの彼女がどうやって連れ歩いていたかが紹介されていて、
とっても簡単で便利そうなので、写真の使用もお許しいただいて紹介します。
もちろん「こころ...smile again♪」もチェックしてくださいね!
子育ての楽しさや、いろんな大変さなど生活感があふれ元気をもらえます。
人気ブログの上位にランクされているのは共感することが多いからでしょうか。

◉車いす本体はOX社製
 ステップは「赤ちゃん本舗などにあるベビーカー用を取り付けました。使う時、フックで上げ下ろし出来て
 公共の乗り物に乗るにも便利でした」(取り付けしたのは:OX関東さん)とのこと。
 このようなステップはドイツ製電動車いすには付けてあったり、国産電動車いすでも取り付けている人がありますが、
 ベビーカー用品を使えるとは!目からうろこでした。
 道交法上は問題があるのでしょうが、取り締まりの対象にすることはないでしょう。
 とても簡単で、費用も高くなさそうで、子育て中の車いすママ・パパにはすごく役立ちそうです。

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こころ...smile again♪>
http://jibundenai.exblog.jp/
「全身麻痺のシングルマザー」根性と気合ですp(^0^)q
自損事故で頸椎を損傷。全身麻痺となった母親と幼い2人の息子との3人暮らし。
たくさんの人の助けを借りての、悪戦苦闘の毎日を綴っています。
親子3人、笑顔を絶やすことなく、命がけで生きていこうと思っています。

◉エキサイトブログ欄「こころ、、」からリンクしています。
by yamana-4 | 2010-09-13 04:53 | 車いす・移動機器 | Trackback(1) | Comments(0)

福まち学会第13回全国大会in刈谷参加と刈谷駅周辺の整備状況

8月29〜30日日本福祉のまちづくり学会 第13回全国大会in刈谷
「シンポジウム1」は東海地区の福祉のまちづくりに関わって来た6人の講演があり、
 その講演2は、優れたトイレ研究をhpで公開していた「あいちトイレ研究会」の鈴木さよさん
 かねてより一度お目にかかりたいと思っていた方と会え、直接話ができたことは今回の収穫の一つだった。
「シンポジウム2」は鼎談 <ともに創ろう「愛」と「知」のまちづくり>
 AJU自立の家の山田さん、大会長で岐阜大名誉教授の竹内先生、永らくまちづくりに関わってきた建築家の曽田さん
 東海地区の福祉のまちづくりをリードしたきた3人の熱いトークだった。
・セッション「まちづくりとユニバーサルデザイン2」で
 <JR杉本町駅のバリアフリー化の現状と課題ー整備困難駅への住民・大学からのアプローチ>と題する発表を
 JR杉本町駅東口設置推進の会を代表して行った。

◉刈谷はJRと名鉄の路線が平行して走り、南北を2つの鉄道路線が分断している。
 並置されている二つの駅から、南北に延びるペデストリアンデッキと両側駅前整備が行われ
 南側は完了していて、今回の会場「刈谷市総合文化センター・アイリス」やホテル、商業施設などシェルター付きの
 自由通路で結ばれていた。
 北側駅前整備は今年度で完了予定のようだが、そんなに長くない自由通路には公共エレベーターが6基も設置され
 商業施設やアイリスのエレベーターがさらに3ヶ所、全部で9ヶ所ものエレベーターが使え道路横断を一切しなくても
 よいのは驚きだった。周辺の駐車場も信じられないほど多くあり「車社会愛知」を実感させられた。
 財政難の自治体が多い中、刈谷市は全国2位の優良財政とか!

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by yamana-4 | 2010-09-12 03:17 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(1)

リハ工学カンファレンス特別講演「スマート・エイジング」

◉8月28日 仙台で開催されたリハ工学特別講演で、東北大 加齢医学研究所 脳機能開発研究分野 川島隆太 教授が
「スマート・エイジング」の概念と、最新の脳科学研究に基づく「学習療法」が認知症の改善に効果を挙げていると
述べられ、注目を引いたので講演レジメより要約紹介します。


「スマート・エイジング」とは、「エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟すること」
アンチエイジングのネガティブな概念と異なり「知的に成熟する人生の発展期」として高齢期を人生の収穫期として
積極的に受容しようというもので、高齢社会に対する考え方のパラダイムシフトの提案である。
 具体的研究は「脳機能イメージング、実験心理学的手法を核としながら、心豊かに穏やかに加齢するための方法論的
研究、脳科学や認知心理学など脳や認知に関する研究、認知症予防やメンタルヘルス対象にした医学的研究、
心理学や論理学的研究などを融合した応用脳科学研究を推進している。
 大脳の前頭前野の機能研究から認知トレーニングによって、認知能力の低下を改善し認知能力を向上させることが
可能であり、ワーキングメモリートレーニングを行うことで、脳の流動性知能を拡張できることが証明されている。

 生活介入実験で認知症高齢者に対する認知機能向上研究を行い「学習療法」システムを開発。
読み書き計算は認知心理学的にワーキングメモリーを必要とし、そこを司どっている前頭前野が活動する事実を元にして、
4000ものドリル教材を作成し学習療法を行った結果、認知症高齢者の前頭前野機能全般の改善が認められ、
QOLの向上も認められた。
健康な高齢者でも全般的な脳機能や生活の質の向上に成功しており、
軽度認知障害者の認知機能を健常化することも証明できた。

なお、脳の成長は20才で終わるが知的好奇心や知恵は加齢による衰えはない。
脳の栄養には米食の方が良く、日本国内の食パンは最低だとか。
子供には朝、「ごはん」を食べさせた方が脳の発達に良いそうです!

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by yamana-4 | 2010-09-02 05:00 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)