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JR福知山線事故 追悼と安全の集い 2010

◉4月25日尼崎で、JR福知山線脱線事故から5年の追悼式典があり、「悲しさと無念・5年の時空をこえて」と題するフォーラムが催された。前半は事故報告検証委員でもある柳田邦男氏の講演「事故検証の意義と期待」、後半は「事故原因の解明〜教訓への道標」というテーマで遺族・支援者・弁護士の6氏がパネラーとコーディネーターとして、事故5年を振り返りJR西日本の対応や姿勢、事故検証・教訓などについて積もる思いや今後の願いなどを語られ、車いすの乗車問題や杉本町駅問題で要望や交渉をしている者としては身につまされる思いで聞き入った。
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柳田氏の指摘では、アメリカと違って日本では事故調査が警察の捜査第一になること、事故調査委員会報告では運転手の個人的ミスが強調され会社全体のシステムが生み出した原因連鎖(chain of factars)の究明が不十分、委員会の"公平中立"的立場など問題が多い。
また、フォーラムでは4・25ネットワークの方々の真摯な取り組みについて、被害者へのケアは第3者機関が行いJR西日本はペナルティの金銭拠出で費用負担をするべきなど印象深く聞いた。
「JRの姿勢は変わったのか?」との問いには、会社の保身第一だったのがようやく正面から向き合う姿勢が見えてきたこと。被害者側からの申し入れで設置された「事故検証委員会」が5回開催されていて、今後も原因究明と再発防止へ取り組んでいるとなども報告があった。
集会資料には事故発生から現在に至るまでの詳細な経過と、23通もの4・25ネットワーク発信文書、各方面への要請や要望書・申し入れ書・声明・抗議・公開質問状・アピールや検察審査会への申立書・意見書などが掲載され、その努力と取り組みに教えられることが多く敬意を表します。
◉ 42・5ネットワーク
(JR西日本福知山線脱線転覆事故 遺族・負傷者のネットワーク)
で全ての情報が公開されています。
http://www.4-25.net/index.shtml
by yamana-4 | 2010-04-26 11:07 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

バリアフリー2010 (大阪) で注目した出展品など

◉自由な移動のためにもっと選択枝を/新しい移動機器4点
 立てなくなって体重を計れなくなって久しい人に朗報!/イス式体重計

大阪でのバリアフリー展は出展が年々少なくなってきて、福祉分野でも東京一局集中が進んできた感があったが、今年はやや下げ止まったかなと思われた。
移動機器分野ではあまり目新しい出展は少なく、まだ改善の余地があるが可能性を感じた製品を紹介しておきたい。

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(写真左上から順に)
・ウォーキングサイクル「kappo」アドバンフィット社(八代市)
屋外用自転車型歩行補助器として開発したとのことだが、軽快さとシンプルな構造に目を引かれた。キック駆動だけでなく電動駆動を付け、移動機器として進化させたい。ペダルを付けて自転車型にすると複雑で大きくなるので、車いす又は電動四輪車として考える方が簡単か?
・レバー式推進車いす「ワンハンドスカル」松永製作所(岐阜県養老町)
片側レバーで動かせるすごくシンプルな推進装置にびっくり! まだ動きがぎごちないが新しいアイディアで面白い!
・ペダル付き車いす移動補助具「風よ」紀洋産業サイクル事業部(東京江東区)
既製品車いすに着脱できる自転車型推進装置。漕ぎ出しが重たいのとブレーキ機構をシンプルにするため、ペダル逆転で掛かるコースターブレーキを採用しているので、馴れないと操作し難いのが難点か? やはり電動アシストを付けたくなり試作されていたが、問題もあるよう。
・来場者が乗っていた「電動三輪カート」台湾製
初めて見る三輪でスイスイ通る外国の方を見つけ、追っかけて撮影させてもらった。スペックは不詳ですが、小さな長方形バッテリーと小型モーターから片輪ベルト駆動、シンプルな車体、何と魅力的な乗り物ではありませんか!
たぶん簡易モバイル機器として販売されている製品で、車いすシールは使用者が貼っていると思われますが、ご存知の方hpなど教えてください。
・いす型体重計「チェアスケール」タカノ株式会社(長野上伊那郡)
モダンなデザインの歩行器で注目していた会社が、イス式の体重計を販売していた。ストレッチャー型もあり、直立できないと体重計測が困難だったので嬉しい製品!
歩行困難者には体重管理が重要で、ぜひ普及して欲しい。

◉車いす/電動アシスト自転車/電動バイク・四輪カートなどの選択について
道路交通法でそれぞれ細かく決められていて、法に規定されていない製品や、少しでも逸脱したものは道路走行や歩道通行ができない。切換えて用途が変えらようにすれば汎用品になりコストが下がるのですが、現行では用途を限定しなくては難しくなっています。(トヨタi-REALのような歩行・走行モード切り替えの移動機器など)
車いすとして認定を取るのが一番制約が少ないが、電動は時速6キロ以下しか許されないのがネックになっていて、移動機器としては不十分。高齢者が増え歩行困難者は多い。車いすと自転車やバイクの中間的な移動機器のニーズは高いが、自由な開発が困難になっている制約を減らさなければと考えています。
介助前提でなく、自力で移動できる機器を増やすことは生活の質を高めるだけでなく、社会的コストを大幅に減らす意味でも真剣に取り組む必要があります。
by yamana-4 | 2010-04-16 03:36 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

JR杉本町駅改修推進の現況報告会

◉JRと大阪市で合意した「杉本町駅バリアフリー改修案」が3/26日に提示され、
4/2「JR杉本町駅東口設置推進の会」は、
運動の現状報告会を大阪市立大で開いた。

報告会では、大阪市から示されたJR側の図面を紹介。利用者が多い大阪市立大がある東側に新たな改札口が開設され、既存の西側改札口と合わせて両方にエレベーターも付く。線路をまたぐ橋からホームまでの階段には、車いす用昇降機を設置。改札口やエレベーターなどは「将来の高架化工事の妨げにならないよう配置されている」という。ただ、高架化の時期についてはめどが立っていない。
(4/4大阪日日新聞より)
東口改札の位置と市立大学西門との関係や駅構内通り抜け保証、階段昇降機エスカルの幅広い利用など、調整しなくてはならない問題も残されているが「今後、良い方向へ向かうように見守っていきましょう。」と言うスタンスで受け入れる意向。

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改修案概略図
西口エレベータ位置概略図
東口改札・エレベータ新設と跨線橋延長概略図

◉東口改札設置にあたって新たな課題
JR案では改札から道路へは、既存の歩道に直接出入りする図面になっている。
しかし、大学への経路である歩道は狭い上に、経年変化で荒れている。
朝の通学ラッシュに人の流れを捌ける幅員はなく、交通量の多い車道に溢れ危険きわまりない状態が予想される。
車いすのすれ違いも難しいし、その上大学構内への北門は、歩道からの入口部分が急な坂になっていて手動車いすで通行するのは困難。
対策は東改札に対応する大学西門を開けて、学内へのアクセス経路を整備することである。これは東口設置への大学として当然の対応と考えるのが常識であろう。
この改善案は既に東口推進の会から提案されおり、これを大学提案として採用すれば良いだけである。
しかし、5月半ばになっても、大学当局はアクセス経路を示していない。速やかにアクセス経路を示さないと、JRは提示案で実施設計に入ってしまうしかない。大学の良識が問われている。
(5月12日 追記)
by yamana-4 | 2010-04-11 13:08 | JR杉本町駅問題 | Trackback | Comments(0)

ラピートには車いすスペースがある!

◉関空アクセス線の車いす乗車は南海「ラピート」が使い易い。
高島屋なんば店東館増築で南海電車3階改札へのエレベータが7基も増えた!

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南海なんば始発で近距離で地下鉄御堂筋線、阪神・近鉄連絡線に乗換でき、新今宮でJR環状線、天下茶屋で地下鉄堺筋線にも連絡しているが、他社線との相互乗り入れはない。特急料金のいらない「関空急行」も所要時間はあまり変わらない。
一方、JR関空特急「はるか」は京都方面からのアクセスには便利だが、大阪駅を通らず、新大阪か天王寺からの乗車になり車いすスペースはない。
大阪駅経由は環状線京橋始発の「関空快速」が20分間隔で運行されている。

利便性は夫々だが、なんば駅から40分程度、大阪駅から1時間程度かかり関空は市内から遠い空港ではある。しかし、伊丹空港へもリムジンバスを利用できない車いす利用者は阪急梅田ー蛍池ー大阪モノレール乗換で、地下鉄や環状線からの乗換時間を合わせると市内から1時間以上かかる。空港リムジンバスを利用できない車いす使用者には鉄道の使い勝手の良さが問題になる。

・南海電鉄:なんば〜関空
 空港特急「ラピート」37分、特急料金500円・乗車券980円/空港急行 41分
・JR:
 関空特急「はるか」:米原〜京都〜新大阪〜天王寺〜関空、30分(天王寺〜)
 特急料金1240円・乗車券1020円(天王寺〜)
「関空快速」60分(大阪〜):京橋〜大阪〜天王寺〜関空

関西空港駅は空港2階から直結通路ですぐ、南海とJRが券売機・改札・エレベータ・ホーム・待合いなど全て同じ仕様で並んで作られている。
接遇は民鉄の南海の方が良いのは当然であるが、JR天王寺駅から阪和線各駅はかなり良好で民鉄とあまり差がないのは珍しい!
(何時も待たされる大阪駅などと違って普通ですと褒めて?います。阪和線では少なくとも嫌な目に会ったことがありません。)

写真は
ラピート(南海関空駅となんば駅)
隣のJRホーム、待合い
車内通路とトランク収納
3号車 車いすスペース付座席
南海なんば駅高島屋連絡口
高島屋東館エレベータ
(東館3ヶ所に2、2、3基づつ)
by yamana-4 | 2010-04-08 12:26 | 車いすスペース | Trackback | Comments(0)

神戸空港〜関空を30分で結ぶ双胴高速船「ベイシャトル」

◉船内段差が全くないバリアフリー船には「車いす座席6」と
電動車いすが3〜4台置ける「車いすスペース」があり
「車いすトイレ」も設置されている!

<写真は神戸空港から関空へ、上が神戸空港、下が関空岸壁と関空シャトルバス>
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神戸空港からJALが撤退するので、まだ乗船していない「ベイシャトル」も危ないかなと思って、今の内と乗りに行ってきました。

神戸空港から乗船場までは歩いても行ける距離だが、1ステップ・スロープ付きシャトルバスも運行されている。ターミナル待合いから乗船岸壁には階段があり、車いすはかなり長いスロープ迂回に。
船内は完全にフラットで、車いすから移乗する座席と車いすスペースがあり、船内後方に十分広い車いすトイレがあった。
(オストメイト対応はなし、車いすスペースは利用者がいない時は、台をおいてトランクスペースとして利用)
関空までの所用時間は約30分、高速船なので少し波があると揺れるので車いすは走行中は注意する必要がありです。

関空側岸壁から空港ターミナルまではシャトルバス移動。
ノンステップ・スロープ付きバスは、中央部ドア部分に跳ね上げベンチシート車いすスペースがあり、利用しやすい。バスの前方はトランクスペースと立ち席、後方が一般用座席になっている。空港リムジンバスがこの仕様だったら、車いすでも問題なく乗車できるのに! 運行は南海バス。

関空から神戸へは断然早く便利で、外国人観光客の利用もケッコウあるようでしばらくは廃止の心配はないよう?

・大人料金 片道¥1500 往復¥2700、65才以上シルバー割引¥1200
・障害者割引 半額 ・日帰り往復¥1000
 終日1時間間隔で運行
by yamana-4 | 2010-04-06 18:40 | 旅行・船 | Trackback | Comments(0)

鉄人28号、見に行ってきましたよ!(神戸市長田)

◉ひや〜デッカイ!!50トンの巨大鉄人28号は町おこしのエースになれるか?
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2009年9月30日に完成されたこの巨大像は「KOBE鉄人PROJECT」として新長田を中心とする地域の商業者と神戸市などによる、地域活性化事業として計画されました。
阪神淡路大震災からの復興のシンボル、神戸の新たな観光資源として鉄人28号の巨大モニュメントを、最も被害の大きかった長田地区に建設し話題になり、都市型の地域活性化事業として注目を集めています。
これだけ大きくて立派に作ってあると、何だかウレシクなってきます。
ぜひ見に行って下さい。
「鉄人28号モニュメント計画」
・構造:鉄骨構造・仕上素材:耐候性鋼板・スケール:高さ約15.3m(直立時設定18m)ウエスト周り約20m 顔の高さ約2.2m 手の甲の幅約1.7m 足先の長さ約4m・重さ 約50t(基礎重量 約150t)・設置場所:若松公園・原型制作:速水仁司・2009年8月建設開始、9月30日完成
NPO法人「KOBE鉄人PROJECT」/http://www.kobe-tetsujin.com/npo_dl.html
hpには建設過程が掲載されていて面白いですよ。
場所は「JR新長田」神戸市営地下鉄「長田」下車、大丸西側公園で駅広場からは見えません。

駅周辺は復興事業で一新された新しい商業地区と高層住宅などで、まったく新しい長田地区に生まれ変わっていました。
地下鉄海岸線長田駅は駅前広場西側道路の下、EVは広場南西端に。山手線はJR山側の茶色ビルの下。両駅は地下通路で連絡している。
地下鉄海岸線は日本で3番目の鉄輪式リニアモーターミニ地下鉄で、トンネル断面積が小さく、車両の高さ・幅なども他の地下鉄と比べると一回り小さい。車いすスペースは各車両にあり、EVは27人乗りの大型が設置されるなど進んでいるが、段差が少しあるのが惜しい! 車いすトイレは仕様がやや古い。
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by YAMANA-4 | 2010-04-05 18:38 | 街情報 | Trackback | Comments(0)