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JR杉本町駅改修案が大阪市から提示されました。

◉1月26日「JR杉本町駅東口設置推進の会」 に対し、大阪市担当部長より「駅改修についての回答がありました。
要点は1、JR杉本町駅に東口を設置する。
   2、駅の東西にエレベーターをつける。
   3、プラットフォームから跨線橋までは階段昇降機。
   4、H22年度から着工、遅くとも23年度中に完工。
   5、連続立体(〜高架工事)とは切り離すものの、
     近将来の連続立体化を意識した設計とする。

同会代表の大阪市立大学大学院教授・村田恵三先生は回答を受けての報告で「尚、我々は東西自由通行が地元住民にかかわらず、あらゆる人に可能になるように運用面での円滑化を働きかけて参ります。
 ここまで漕ぎ着けるまで、ネット署名および 13,000人の署名活動をはじめ、皆様の熱い応援が力になりました。有難うございました。」とコメントされています。

◉本格的な運動を始めてから1年余りで、このような回答を引き出した推進の会の活動は一定の成果を得たわけで賞賛に価するのですが、残念ながら問題は半分解決したにすぎません。「踏切解消は出来ず、自由通路設置もない」「ホーム〜跨線橋を階段昇降機」では、最も重要な課題が残されたままです。
やはり高架実現まで運動を継続する必要があります。

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◉推進の会では、階段昇降機でなくエレベータ設置出来る案など、JR案より合理的な数度に渡る「宮本案」を提案してきたのですが、今回の提示案では全く考慮されませんでした。
また、「堺市が行っている市内の鉄道駅全てを期限内にバリアフリー化する計画の調査」で分かったことですが、堺市では他のバリアフリー関連費用を含めて「上限無しに1/3補助」、必要なら超過しても負担するとの姿勢であり、大阪市との違いはトップの意識とバリアフリー法の認識の差から来ているように思われます。
*(大阪市補助は原則エレベータ設置のみ1基3200万円上限、大阪府は1200万円上限としている。このためバリアフリー法による国庫補助1/3も自治体支出上限を超えることが出来ず、事業者負担が大きくなる)
堺市が「バリアフリー化年間予算10億円」で、なぜ4駅のバリアフリー化と南海の連続立体交差事業を一気にやれるかは「基本構想に書き込んでいる事業はバリアフリー法関連の起債ができる」ことを活用しているからだと分かりました。第2次補正バリアフリー関連予算200億円も上手く利用したようです。
「金がないから出来ないはウソで、やる気の問題」であり、大阪市との姿勢が対照的でした。
当初の「住民提案による基本構想作成」路線はこの意味でも、やはり正しい方針であったようです。

by yamana-4 | 2010-01-28 15:54 | JR杉本町駅問題 | Trackback | Comments(0)

ハンドル形電動車イスの新幹線乗車問題

◉ハンドル形電動車いすの鉄道乗車制度が09年6月1日より新制度に移行し、条件付きで新幹線乗車が出来るはずでした。しかし、実態は半年間で機種認定は全国で5名、実際に乗車したのは2名だけと進展していません。実施事務担当の社団法人バリアフリー協議会や、国交省バリアフリ対策室に再三乗車制度の推進を要請していましたが、まったく改善されませんでした。問題を重視した朝日新聞は1月9日付け夕刊(東京本社版)で問題を取り上げてくれました。報道を受けて何らかの改善が計られることを期待しています。1/29追記
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◉ハンドル形電動車いすの鉄道乗車制度の問題点
1、どのような形式の電動車いすであっても法的には同じであり、そもそもこのような制度自体が存在するの
  がそもそもおかしい。
2、国産機種の中には運転性能上問題があるものも存在するのは否定しないが、百歩譲っても乗車条件をクリ
  アーしている機種の認定を遅らせるのは不当である。
3、JR3社がデッキ付き列車の乗車可能指定を「新幹線N700系の多目的室のみ、その他の特急車両は認めな
  い」としているのは検討研究会結論の主旨を逸脱し、乗車範囲を不当に狭く限定するものである。
4、JR西日本の見解では「国交省の要請で制度運用を行っているのであり、乗車できないために行けない地域
  があるのは致し方ない」と言っているが、公共交通機関としてそれで良いのか?

◉物理的に、機能的に何の問題もなく乗車でき「法律によって正規の車いすと認定」された電動車いすが、乗車を促進させるための制度によって乗車拒否されているのです! 鉄道利用しなければ行けない地域は国内に多数ありますが、新幹線主体整備のため利用を拒否されると行けない所だらけになります。
どんなに大型でもジョイステック制御形なら無条件で乗車でき、どんな機能的な小型のハンドル形でも特別な認定を受けなければ乗車できないのはおかしいですね。韓国・台湾・中国でも自由に乗車できるのに、国内だけダメと言われるのは奇妙です。

◉このようなことをJRが行う原因の一つに、列車に「車いすスペースを作っていない」ことがあります。日本の新幹線車両を導入した台湾でも、車いすを置くスペースは作ってありますが、新幹線では座席を一つ外しただけなので、折り畳んだ車いすしか置けません。
これを「車いす座席」と称しているのがおかしいのです!
しかも最近、座席に移乗できない車いす利用者の車いす座席指定券発売を拒否する事例が起こっています。

c0167961_19545481.jpg◉1月29日、大阪本社版、名古屋本社版各夕刊社会面に転載されました。
大阪本社版では囲み解説で「関西在来線 対応割れる」として京阪電車は基本的に全て乗れるが、南海電車特急「ラピート、こうや、りんかん」は乗車を控えてもらっていると書かれました! しかし、関西民鉄の運用は「実際に乗車出来る機種は乗せる」というのが実情であり、ラピートは乗れます。JRの「はるか」も乗車しました。
公式に聞くと「制度通りの運用をしているので乗れない」という返事をし、解説記事のように書かれてしまいます。 
本当は関西では、物理的に乗れるものは乗れるのです!
また、成田空港アクセスの「京成スカイライナー」も特急車両の車内に
「車いすスペース」が設置され実際は乗車できます。

by yamana-4 | 2010-01-10 23:35 | ハンドル形電動車いす | Trackback | Comments(0)