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車イス旅行者の仙台レポート3

◉仙台空港とアクセス鉄道
仙台空港は、国際線と国内線が一つのターミナルビルの左右に配置された
コンパクトで使い勝手の良さそうな空港だった。
仙台駅から出ているアクセス鉄道も、車いすが自力乗降出来る進んだ鉄道で、トイレ、券売機、改札など車いすでの利用に問題ない良好な造りであった。
ワンマン運転で論議が起きていたが、何か問題があるようには見えなかった。

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アクセス鉄道は段差隙間もほとんどなく、車いすでの自力乗降に問題ない。短い乗車時間だが車内トイレは車いすでも使える。空港駅トイレも空港内より進んでいる。

◉仙台の案内サイン
仙台市営地下鉄のサインは、明快で良く分かりデザインも統一されていて優れている。しかし、ホームのドア位置表示のみが不完全なのは理解できない。
また、初めての都市で、地下鉄駅へのエレベータがどこにあるかを発見するのは、難しいことが多いが、仙台は路線が単純なせいもあるのか分かりやすかった。
管理者が違うのか、地上のエレベータ案内は少々お粗末!
レベルを揃えて欲しいものです。
c0167961_196539.jpg市営地下鉄と
仙台空港の
サイン類
by yamana-4 | 2008-08-24 18:45 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

車イス旅行者の仙台レポート2

◉バス交通 仙台市営バス・宮城交通バス
仙台市は地下鉄が1路線しかなく、バスが公共交通の主要な役割を担っている。市営バスと宮城交通が競合しあっているが、接近情報サービスは協調して行っている。公表されている車いす乗車可能車両は、まだ20%程度だが実際バスを利用してみると、接近情報サービスで携帯からノンステップ、ワンステップバスの近づく様子を知ることが出来るので、効率良く利用する事が出来た。

c0167961_17183839.jpgバス停で観察してみても、そんなに少ないようには見えなかった。市内路線と近郷路線があり、全体の運行数はかなり多いようで、市内は100円均一区間が設定されて利用しやすい工夫がされている。
◉観光客用に運行されている250円均一の「るーぷる仙台」
c0167961_17413980.jpg仙台市営の「るーぷる仙台」は、一日乗車券(600円)で、乗り放題、乗り降り自由。1回乗車は250円均一。車いす乗車可能で便利なバス。
「仙台市観光シティループバス」として、観光施設の割引がついて、ワンマン運行の運転手さんが、ガイドをしながら運転している。
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仙台市交通局と宮城交通(株)は、バス利用者の利便性向上の取り組みとして、平成18年4月1日から、路線バスの接近情報をインターネット等をじて、バスを利用する皆様にお知らせするバスロケーションシステム(「愛称どこバス仙台」)の運用を開始。
インターネットに接続できる携帯電話やパソコンから,乗車するバス停・降車するバス停を指定すると,その時点で利用できるバスがいくつ前の停留所を出発しているか,市内のほとんどのバス停における情報を知らせる。
by yamana-4 | 2008-08-24 17:51 | バス・市電 | Trackback | Comments(0)

車イス旅行者の仙台レポート1

◉JR仙台駅周辺の2階連絡デッキ、車と歩行者の徹底的な分離
仙台はバリアフリー先進都市らしく、街全体のバリアフリーレベルはかなり高い。仙台駅周辺は特に、市営地下鉄とバスターミナルなど公共交通機関が集中しているが、隣接するオフィス・商業ビルやホテルも一体に広範囲に連絡する歩行者用デッキが張り巡らされている。駅の両側への通路も2階の自由通路を利用、駅周辺ではとにかく2階デッキへ上がれと仙台在住者に教えられた。

c0167961_1614334.jpg周辺のビルやホテルに2階で通じ、地上バスターミナルへはエレベータで降りる。歩道からの専用エレベータの他、周辺ビルエレベータが多数利用できる。

写真左下2枚は駅反対側の広場とエレベータ。

◉市営地下鉄
開通は1987年、全国11番目のこと。仙台市街を南北15kmにわたって走る都市交通。壁面や通路を利用したアート、駅に続く公園、駅ビルショッピングモールなど、地下鉄駅の中だけでも十分楽しめる。(交通局HPより抜粋)
バリアフリー先進都市として評価が高いが、実際に乗車体験をしてみると車いすで改札を通過しても駅員は黙って見ているだけで、頼まないと携帯スロープが必要かと聞いたりはしなかった。
評価が高いのはエレベータ設置率100%、駅スペースのゆったりさや、ホームページに見られる分かり易さなど運営ソフトが上手な点などが優れているからか? しかし、使い易いのは事実であったが、設備が古いかったり、ちぐはぐな部分があるのが気になった。
c0167961_16403213.jpg仙台市営地下鉄は、バリアフリー先進的公共交通機関として評価が高く、
期待して乗車してみた。


ホームと乗降口の段差は、ほんの少し低ければ多くの車いすが自力乗降できるのにと残念! 車いすスペース車両部分だけでもカサ上げすればと思うが、車両の高さ調整で2~3㎝低くできればもっと簡単では?
開通年から考えると、当時のレベルでは先進的だったと思えるが、どうやって現在のレベルに直していくのかが課題のように感じた。
車両はスペースが広くて乗りやすい。コンコース階のサインは分かりやすいのに、ホームの乗車位置や車いす位置のサインが不十分なのと、点字ブロックもドア位置設置がないのは、どうしたことだろうか。
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神戸市営地下鉄の乗車位置表示も視覚障害者への配慮は足りない。
しかし、仙台は全く壁面表示されず、携帯スロープ介助の駅員は車イススペースに乗車させる気配がなかった。
by yamana-4 | 2008-08-24 17:03 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク3

◉3.4階、仙台市民図書館
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3階/一般書、新聞・雑誌
4階/参考資料、郷土資料
開架約11万冊、閉架約30万冊、
開館時間:平日10:00〜20:00
土日祭日〜18:00



◉5.6階ギャラリー
c0167961_13571960.jpg6F・5Fギャラリー 開館時間10:00〜19:00


◉7階スタジオ
c0167961_14182253.jpg情報制作・創造活動の場、
スタジオa-d、180席シアター、
美術文化ライブラリー、
出力センター(印刷・出版サービス、スタジオ活動支援)
開館時間:9or10:00〜21or22:00
by yamana-4 | 2008-08-24 14:22 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク2

◉1階、トイレとギャラリー・コーヒーショップ
伊東豊雄氏の鋼管トラス構造「チューブ」は、採光装置、階段・エレベータの垂直導線、空調や配管・配線のダクトスペースなどを兼ね、四角い柱や壁
を無くしてユニークな空間を実現してるいる。c0167961_12203662.jpg
開けっぴろげの建築空間は、自由なレイアウトを可能にし、予想していたより実に楽しい。
◉2階、ライブラリー:映像音響資料、新着新聞・雑誌、情報検索端末、メディア情報資料、児童書、情報障害者への閲覧支援と図書・ビデオ貸出。 ボランティアによる支援、対面読み上げサービスなどもある。
映像情報ライブラリー、お話しの部屋、グループ閲覧室、会議室、託児室・授乳室、静養室など
c0167961_1243059.jpg情報ライブラリーのホワイエは、全面ガラス窓から仙台名所のケヤキ並木が一杯に広がっていて壮観
c0167961_1314221.jpg◉絵本児童書コーナー・お話の部屋
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◉目や耳の不自由な方の相談カウンター
情報閲覧支援目の不自由な方の録音図書の利用と貸出
耳の不自由な方の字幕入りビデオの閲覧と貸出
by yamana-4 | 2008-08-24 12:22 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク1    

◉パリ・ポンピドーセンターとよく似た総合情報発信センター
仙台市の総合的文化活動拠点として、市民図書館と併せて、美術・映像、情報など様々なメディアを利用できる公共施設。 最先端の知と文化を提供し、端末でなく節点としてネットワークの利点を最大限に活用することを理念に掲げている。
「あらゆるバリアからの自由」を標榜し、健常者と障害者、利用者と運営者、言語や文化などの障壁を乗り越えることを宣言している。
伊東豊男氏の設計で、平成15年度日本建築学会賞を受けパリ ポンピドーセンターのような総合情報活動公共施設として、金沢21世紀美術館と共に世界的に注目を集め、年間利用者100万人を超す人気施設。
都市活性化の波及経済効果も大きく、先進事例として各地の模範となっているが、財政的には批判もあり運営協議会を設けて努力している。
c0167961_4263688.jpgc0167961_4125235.jpgしかし、新しい都市のあり方として先進的な文化情報施設をつくり、一挙に発信能力を高め成功するためには、発信する価値のある文化的蓄積と常に新らしい取り組みができるバックグラウンド必要だろう。
現代芸術からは取り残されていたパリが、ポンピドーセンターによって一発逆転を成し遂げたのは文化的底力があったからだろうが、金沢や仙台にも大学や伝統的な文化的蓄積が、都市の中に大きなウェイトを占めて存在していたから可能だったのではないだろうか。

ここで問題は我が大阪だが、橋本改革には都市における文化や情報発信の重要さへの視点が、あまり無いように見えすごく気がかり。
橋本知事は図書館だけあれば足りると思っているみたいだが、どのように考えているのだろうか。御堂筋ライトアップより情報発信力を高めることが、大阪をライトアップすることではないでしょうか。
by yamana-4 | 2008-08-24 04:01 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

鉄道各社へのトイレの要望書3   

◉「鉄道各社へのトイレの要望書」(案)
7「ドア開閉スイッチ」
「電動式ドアの場合、手かざしセンサー式だけの設置は避け、操作しやすい押しボタン式とする。手かざしセンサー式が使いにくい人もいることから、手かざしセンサー式とする場合には押しボタンを併設する」(ガイドライン)
 ドアの開閉は自動がよいと思います。「センサー式スイッチ」は、手をかざして数秒でも停止しなければならず、車いすに乗っている人にとっては簡単な動作ではありません。
 水洗スイッチと同じように「センサー式スイッチ」は、ドアを開けたくないのにセンサーが反応してドアが開いてしまうということがあります。大人用介護ベッドでおむつ替えや着替えをしている最中に、介助者の動きでセンサーが反応してドアが開いてしまったということもあります。
 少ない力で簡単に操作できてわかりやすい「ボタン式」が使いやすいのです。

8「便器横の手すり」
「車いすを便器と平行に寄り付けて移乗する場合等を考慮し、十分な強度を持った可動式とする」(ガイドライン)
 便器横の手すりは、跳ね上げ式のものがよいと思います。横開きのものは広げたときのスペースも必要ですし、広げるのに何度か壁方向へ押しやる動作が必要で大変です。ポンと少しの力で跳ね上げるだけで済む跳ね上げ式が便利です。

9「手すり、紙巻器(トイレットペーパー)、便器洗浄ボタン、非常用呼び出しボタンなどの配置」
「視覚障害者や肢体不自由な人等の使用に配慮し、紙巻器、便器洗浄ボタン、呼び出しボタンの形状、色、配置についてはJISS0026の規格にあわせたものとする」(ガイドライン)
 せっかくの設備でも、「配置が悪いために手が届かない」「届きにくい」ために使えない、使いにくいということがあります。利用する人の動線を配慮してトイレ全体をレイアウトし、様々な設備を設置するようにしてください。

10「温水洗浄機能」
 そしてもう一つ、ぜひ設置してほしい設備として「温水洗浄機能」があります。ホテルやデパートなどの商業施設では増えてきています。また、新設線の駅では設置しているところも出てきました。
 排便のときに、きちんと拭けなかったりする障害をもつ人や高齢者には、助かる設備です。実は、一般の方にも愛用者は増えていて望まれている設備のようです。

◉当事者から寄せられた意見

・「いずれも複数あって、選べるのがいいです。私自身は介助者とはいることしかありませんので、あまり気にしていませんでした。要望時はボタン式が多かったように思いますが、これからはセンサー式も考慮に入れたいと思います」

・「多機能トイレのスペースがある時は、立て手すりよりも横手スリでないと困る。立て手すりだと二頭筋を使って身体を下支えできないから。」
・「あまりいわれていませんがトイレは広さが重要ですね。最大のユニバーサルです。あと、壁際の荷物を置く台は多くの人が助かります。それと、駅の場合、掃除が行き届いていることべたっとすわるからです。この三点です。後は細かいことだと思います」

・〔㉀ドア開閉スイッチ 「電動式ドアの場合、手かざしセンサー式だけの設置は避け、操作しやすい押しボタン式とする。手かざしセンサー式が使いにくい人もいることから、手かざしセンサー式とする場合には押しボタンを併設する」(ガイドライン)〕というけど、上記併設した多機能トイレの開閉ドアを見たことがありませんが・・・併設は間違いではないのですか?

・「多機能トイレ内での自動施錠時、ちゃんと施錠されていることが明らかに分かる施錠ランプ表示が必要。施錠ランプ表示がないとちゃんと施錠されているかどうか分からないので不安」

・「広さはあるけど固定手すりがあって入れない、ほとんどの多機能トイレに入れない、多機能トイレにアクセスする経路も直角だと入れない」

・「物置台がほしい、物置台が無いところは洗面器に置いているが、センサー式蛇口だとカバンが濡れてしまった」「洗面台の手すりが固定だと電動車いすでアクセスできない」

・「介助者用の自動開閉スイッチ機能がほしい障害当事者がいるだろう、実際にあるのは見たことが無い」

・「どこの福祉の街づくり条例でも求めていると思うが、c0167961_0233988.jpg一般男性便房の小便器の横手すりが、JR東日本にだけ無いのは、なぜか? 一般男性便房の小便器の横手すりがあると杖使用者・電動車いす使用者でも立位が保てる人がいるので多機能トイレの機能分散になるはず。
by yamana-4 | 2008-08-21 18:10 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

鉄道各社へのトイレの要望書2   

◉「鉄道各社へのトイレの要望書」(案)
3「大人用介護ベッド」
「重度障害者のおむつ替え用等に、折りたたみ式のおむつ交換シートを設置することが望ましい」(ガイドライン)
 オムツ替えの必要な高齢者や重度の障害がある人たちにとって必要です。高齢化が進み、それに伴い薄手のおむつ(パッド)を着けて外出する高齢者も増えてきています。また、以前は外出が困難とされてきた重度の障害をもった人たちも外出する機会が多くなってきています。
 オストメイト対応設備と同じように、すべての駅に整備されることがいちばんですが、せめて主要な駅に整備されていて、それがどこの駅にあるのかということが事前の情報としてわかっていればと思います。

4「鏡は平面鏡を」)
 「鏡は車いすでも立位でも使用できるように、低い位置から設置され十分な長さを持った平面鏡とする」(旧ガイドライン
  斜めに傾いた「傾斜鏡」は、立っている人だけではなく車いすの人にとっても使いづらく圧迫感のあるものです。車いすに座っていても上半身が写るように低い位置から十分な長さのある平面鏡を整備してください。部屋全体も明るくなると思います。
 
5「音声案内」
「視覚障害者誘導用ブロックによって誘導されたトイレ出入口付近壁面において、男女別を知らせる音声案内装置を設置する」(ガイドライン)
 駅によってはトイレの入り口にある音声案内で、水の流れる音でトイレの場所を、その後に男性・女性トイレの場所を声で案内するものがあり、視覚障がいや知的、高次脳機能障害などの人たちにもわかりやすく、おおむね好評のようです。
 視覚障害の人にとって触地図は、まずそれがどこにあるのかがわからず、地図自体が指で触ってもわかりにくいため、実際にはほとんど利用されていません。わかりやすい音声案内の整備をお願いします。

6「水洗ボタン」
「手かざしセンサー式だけの設置は避け、操作しやすい押しボタン式、靴べら式などとする。手かざしセンサー式が使いにくい人もいることから、手かざしセンサー式とする場合には押しボタン、手動式レバーハンドル等を併設する」(ガイドライン)
 「センサー式スイッチ」は視覚障害の人にとってはわかりにくく、上肢に障害がある人にとっては使いにくいものです。流したくないのにセンサーが反応して流れてしまったり、逆にセンサーがうまく反応しなくて流したくても流せないということもよくあります。手の力が弱くても比較的 楽に操作ができる「靴べら型」や「ボタン式スイッチ」のフラッシュバルブが使いやすいのでは ないかと思います。「靴べら型」は、視覚障害の人にとってわかりやすい形でもあります。

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6「洗面台の蛇口水栓スイッチ」
 「蛇口は、上肢不自由者のためにもセンサー式、レバー式などとする」
 (ガイドライン)
 自動と手動の切り替えスイッチの付いた水栓が良いと思います。自動だけだと出したいときに出せないということがあるからです。また、もう少し出し続けたいときに止まってしまうこともあるので。
 また、蛇口は洗面台の空間を広く使うことのできるグースネックタイプ(がちょうの首のような形)のものがより使いやすいと思います。
by yamana-4 | 2008-08-21 17:49 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

鉄道各社へのトイレの要望書1  

◉駅などに多機能トイレが多く設置されてきましたが、問題点は。
「誰もが使える交通機関を求める全国行動東京実行委員会」は旅客施設の多機能トイレについての共通要望項目(案)を作成しています。
今どのような問題があって、どうして欲しいかが良く分かるので許可を得て、以下3ページに掲載します。

◉「鉄道各社へのトイレの要望書」(案)
多機能トイレについてーーそれぞれの設備についてどのような考え方で 整備されていますか?

1「簡易型多機能便房」
「〜多機能トイレを高齢者、障害者が利用しやすい場所に男女共用のものを1以上設置するか男女別にそれぞれ1以上設置する」「多機能トイレを設置したうえで簡易型多機能便房の設置を推奨する」「男子用トイレ、女子用トイレのそれぞれに1以上の簡易型多機能便房を設置することが望ましい」(ガイドライン)
 車いすでも利用できるトイレとして「多機能トイレ(だれでもトイレ、みんなのトイレ)」が整備されるようになってきています。利用できる トイレが増えることは喜ばしいことですが、その反面「多機能」であるために、車いすやオストメイトの人たちが必要なときに利用できないことがあります。「本当に必要な人を優先する」という利用する側のモラルが不足しているということもありますが、ハードの問題として、たくさんの機能を一ヶ所に集中してしまうため、様々なニーズを持った人たちの利用が集中してしまうことが原因になっています。
 それぞれのニーズを理解して、そのニーズを分散させる工夫が必要なのではないでしょうか? 男女別の一般のトイレの中にも、手動の車いすやベビーカーごと入れる大きさのちょっと広めのブース(「簡易型多機能便房」)の設置が必要です。
 一般のトイレの中に、少し広めのスペースで手すりをつけ、扉も引き戸にして赤ちゃんのオムツ替えに必要なベッドを設置するなどの配慮をしたブースがあれば、手動車いすの人や高齢者、乳母車の赤ちゃんづれの人やけがで松葉杖を使っている人などは利用できるようになりニーズが分散されます。
 一般トイレのバリアフリー化、ユニバーサル化ということも必要ではないかと思いスます。
c0167961_18204429.jpg2「オストメイト」対応設備
「オストメイトのパウチやしびんの洗浄ができる水洗装置を設置する」「汚物流しを設置することが望まし       い」「温水が出る設備を設けることが望ましい」(ガイドライン)
 最近、改修されたトイレでも便器に取り付ける簡易型の「パウチ・しびん洗浄水栓」しか設置されていないことがあります。
 「オストメイト」のための設備として、パウチの洗浄や汚れ物を洗うための「汚物流し」や、汚れた腹部を洗うためのお湯の出る「シャワー付水栓金具」、衣服の乱れや汚れていないかなどを確かめるための全身の映る姿見(幅はせまくても長さのあるもの)などがありますが、事業者の中には、このような「汚物流し」も含めた「フルオストメイト」を標準仕様としているところもあり、ぜひ必要だと思います。
 簡易型の場合、汚物が入るパウチを身体から外し、便器の中へ汚物を捨て、その便器の縁辺りに付いているノズルからの水でパウチを洗うことになるのですが、その様子を想像 してみていただければ「汚物流し」の必要性が見えてくると思うのです。他に尿器を洗うときも同様かと思います。
 すべての駅に整備されることがいちばんですが、せめて主要な駅に整備されていて、それがインターネットなどによってどこの駅にあるのかということが事前の情報としてわかっていれば、オストメイトの方々の安心感も増すのではないでしょうか。
 オストメイトの人は使用時間が長くかかることから、数の少ない多機能トイレは使用しにくいので、できれば一般のトイレにオストメイトの設備があればいいという声も聞きました。
 オストメイト対応の設備については、どのようにお考えですか?
by yamana-4 | 2008-08-21 04:26 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

新しい考え方のトイレ設計ー東京駅大丸のトイレはスゴイ!

◉気になるトイレを見つけたら、それはほとんど小林純子さんの設計です。
車イスにとってトイレ過疎地帯であった東京駅八重洲側が、07年末の大丸新店オープンで一変しました。ビックリするような多様なトイレが各階に作られ、大きさや使い勝手もいろいろ変化させてあるのです。また多機能トイレも各階にあり、それが右勝手や左勝手など異なるように作ってあるのです。トイレ設計の第一人者として有名な、設計事務所ゴンドラ 小林純子さんの仕事でした。
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c0167961_1704068.jpgレストランフロア12階
男女トイレ 
ゴンドラHPより転載、
以下「引用フレーズ」も

この新しい考え方のトイレは「開かれたみんなのオアシス」を標榜し「安心して一時自己開放できる場所であるには、安全性、清潔さを保つ清掃性、ゆとり感が必要、それが我々のトイレ設計の、基本的考え方」とのコンセプトで長年積み重ねて来られた仕事の最新の成果なのでしょう。
ノーマライゼーション研究会副代表もされている専門家の作品には、今後のトイレを考える指針が一杯展開されていて嬉しくなります。車イスでも一般用トイレが使えるようにとの考えにも、大きく近づく取り組みもあります。でも誤解かも分かりませんが、手洗いなど部分的に「車イスは多機能トイレを使う」との考え方が残っているのではと、思える所が感じられるのです。
しかし、百貨店らしい細やかな配慮も心地よく、最高のトイレの一つと言い切って良いと考え、紹介させていただきます。
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大丸閉店後も12階レストランは23時まで13階レストランは24時まで。他にも東京駅周辺は八重洲側も丸の内側も深夜まで営業しているビルが多く、車イスで使えるトイレが一番多い地域になっている。
by yamana-4 | 2008-08-12 18:16 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)