カテゴリ:バス・トイレ( 14 )

鉄道各社へのトイレの要望書2   

◉「鉄道各社へのトイレの要望書」(案)
3「大人用介護ベッド」
「重度障害者のおむつ替え用等に、折りたたみ式のおむつ交換シートを設置することが望ましい」(ガイドライン)
 オムツ替えの必要な高齢者や重度の障害がある人たちにとって必要です。高齢化が進み、それに伴い薄手のおむつ(パッド)を着けて外出する高齢者も増えてきています。また、以前は外出が困難とされてきた重度の障害をもった人たちも外出する機会が多くなってきています。
 オストメイト対応設備と同じように、すべての駅に整備されることがいちばんですが、せめて主要な駅に整備されていて、それがどこの駅にあるのかということが事前の情報としてわかっていればと思います。

4「鏡は平面鏡を」)
 「鏡は車いすでも立位でも使用できるように、低い位置から設置され十分な長さを持った平面鏡とする」(旧ガイドライン
  斜めに傾いた「傾斜鏡」は、立っている人だけではなく車いすの人にとっても使いづらく圧迫感のあるものです。車いすに座っていても上半身が写るように低い位置から十分な長さのある平面鏡を整備してください。部屋全体も明るくなると思います。
 
5「音声案内」
「視覚障害者誘導用ブロックによって誘導されたトイレ出入口付近壁面において、男女別を知らせる音声案内装置を設置する」(ガイドライン)
 駅によってはトイレの入り口にある音声案内で、水の流れる音でトイレの場所を、その後に男性・女性トイレの場所を声で案内するものがあり、視覚障がいや知的、高次脳機能障害などの人たちにもわかりやすく、おおむね好評のようです。
 視覚障害の人にとって触地図は、まずそれがどこにあるのかがわからず、地図自体が指で触ってもわかりにくいため、実際にはほとんど利用されていません。わかりやすい音声案内の整備をお願いします。

6「水洗ボタン」
「手かざしセンサー式だけの設置は避け、操作しやすい押しボタン式、靴べら式などとする。手かざしセンサー式が使いにくい人もいることから、手かざしセンサー式とする場合には押しボタン、手動式レバーハンドル等を併設する」(ガイドライン)
 「センサー式スイッチ」は視覚障害の人にとってはわかりにくく、上肢に障害がある人にとっては使いにくいものです。流したくないのにセンサーが反応して流れてしまったり、逆にセンサーがうまく反応しなくて流したくても流せないということもよくあります。手の力が弱くても比較的 楽に操作ができる「靴べら型」や「ボタン式スイッチ」のフラッシュバルブが使いやすいのでは ないかと思います。「靴べら型」は、視覚障害の人にとってわかりやすい形でもあります。

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6「洗面台の蛇口水栓スイッチ」
 「蛇口は、上肢不自由者のためにもセンサー式、レバー式などとする」
 (ガイドライン)
 自動と手動の切り替えスイッチの付いた水栓が良いと思います。自動だけだと出したいときに出せないということがあるからです。また、もう少し出し続けたいときに止まってしまうこともあるので。
 また、蛇口は洗面台の空間を広く使うことのできるグースネックタイプ(がちょうの首のような形)のものがより使いやすいと思います。
by yamana-4 | 2008-08-21 17:49 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

鉄道各社へのトイレの要望書1  

◉駅などに多機能トイレが多く設置されてきましたが、問題点は。
「誰もが使える交通機関を求める全国行動東京実行委員会」は旅客施設の多機能トイレについての共通要望項目(案)を作成しています。
今どのような問題があって、どうして欲しいかが良く分かるので許可を得て、以下3ページに掲載します。

◉「鉄道各社へのトイレの要望書」(案)
多機能トイレについてーーそれぞれの設備についてどのような考え方で 整備されていますか?

1「簡易型多機能便房」
「〜多機能トイレを高齢者、障害者が利用しやすい場所に男女共用のものを1以上設置するか男女別にそれぞれ1以上設置する」「多機能トイレを設置したうえで簡易型多機能便房の設置を推奨する」「男子用トイレ、女子用トイレのそれぞれに1以上の簡易型多機能便房を設置することが望ましい」(ガイドライン)
 車いすでも利用できるトイレとして「多機能トイレ(だれでもトイレ、みんなのトイレ)」が整備されるようになってきています。利用できる トイレが増えることは喜ばしいことですが、その反面「多機能」であるために、車いすやオストメイトの人たちが必要なときに利用できないことがあります。「本当に必要な人を優先する」という利用する側のモラルが不足しているということもありますが、ハードの問題として、たくさんの機能を一ヶ所に集中してしまうため、様々なニーズを持った人たちの利用が集中してしまうことが原因になっています。
 それぞれのニーズを理解して、そのニーズを分散させる工夫が必要なのではないでしょうか? 男女別の一般のトイレの中にも、手動の車いすやベビーカーごと入れる大きさのちょっと広めのブース(「簡易型多機能便房」)の設置が必要です。
 一般のトイレの中に、少し広めのスペースで手すりをつけ、扉も引き戸にして赤ちゃんのオムツ替えに必要なベッドを設置するなどの配慮をしたブースがあれば、手動車いすの人や高齢者、乳母車の赤ちゃんづれの人やけがで松葉杖を使っている人などは利用できるようになりニーズが分散されます。
 一般トイレのバリアフリー化、ユニバーサル化ということも必要ではないかと思いスます。
c0167961_18204429.jpg2「オストメイト」対応設備
「オストメイトのパウチやしびんの洗浄ができる水洗装置を設置する」「汚物流しを設置することが望まし       い」「温水が出る設備を設けることが望ましい」(ガイドライン)
 最近、改修されたトイレでも便器に取り付ける簡易型の「パウチ・しびん洗浄水栓」しか設置されていないことがあります。
 「オストメイト」のための設備として、パウチの洗浄や汚れ物を洗うための「汚物流し」や、汚れた腹部を洗うためのお湯の出る「シャワー付水栓金具」、衣服の乱れや汚れていないかなどを確かめるための全身の映る姿見(幅はせまくても長さのあるもの)などがありますが、事業者の中には、このような「汚物流し」も含めた「フルオストメイト」を標準仕様としているところもあり、ぜひ必要だと思います。
 簡易型の場合、汚物が入るパウチを身体から外し、便器の中へ汚物を捨て、その便器の縁辺りに付いているノズルからの水でパウチを洗うことになるのですが、その様子を想像 してみていただければ「汚物流し」の必要性が見えてくると思うのです。他に尿器を洗うときも同様かと思います。
 すべての駅に整備されることがいちばんですが、せめて主要な駅に整備されていて、それがインターネットなどによってどこの駅にあるのかということが事前の情報としてわかっていれば、オストメイトの方々の安心感も増すのではないでしょうか。
 オストメイトの人は使用時間が長くかかることから、数の少ない多機能トイレは使用しにくいので、できれば一般のトイレにオストメイトの設備があればいいという声も聞きました。
 オストメイト対応の設備については、どのようにお考えですか?
by yamana-4 | 2008-08-21 04:26 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

新しい考え方のトイレ設計ー東京駅大丸のトイレはスゴイ!

◉気になるトイレを見つけたら、それはほとんど小林純子さんの設計です。
車イスにとってトイレ過疎地帯であった東京駅八重洲側が、07年末の大丸新店オープンで一変しました。ビックリするような多様なトイレが各階に作られ、大きさや使い勝手もいろいろ変化させてあるのです。また多機能トイレも各階にあり、それが右勝手や左勝手など異なるように作ってあるのです。トイレ設計の第一人者として有名な、設計事務所ゴンドラ 小林純子さんの仕事でした。
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c0167961_1704068.jpgレストランフロア12階
男女トイレ 
ゴンドラHPより転載、
以下「引用フレーズ」も

この新しい考え方のトイレは「開かれたみんなのオアシス」を標榜し「安心して一時自己開放できる場所であるには、安全性、清潔さを保つ清掃性、ゆとり感が必要、それが我々のトイレ設計の、基本的考え方」とのコンセプトで長年積み重ねて来られた仕事の最新の成果なのでしょう。
ノーマライゼーション研究会副代表もされている専門家の作品には、今後のトイレを考える指針が一杯展開されていて嬉しくなります。車イスでも一般用トイレが使えるようにとの考えにも、大きく近づく取り組みもあります。でも誤解かも分かりませんが、手洗いなど部分的に「車イスは多機能トイレを使う」との考え方が残っているのではと、思える所が感じられるのです。
しかし、百貨店らしい細やかな配慮も心地よく、最高のトイレの一つと言い切って良いと考え、紹介させていただきます。
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大丸閉店後も12階レストランは23時まで13階レストランは24時まで。他にも東京駅周辺は八重洲側も丸の内側も深夜まで営業しているビルが多く、車イスで使えるトイレが一番多い地域になっている。
by yamana-4 | 2008-08-12 18:16 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)

車イス男性にとってのトイレ事情

◉「一般用トイレが車イスでも使える」これはかなり重要なことです。
車イスを使わなければならなくなると、外出時のトイレは大問題です。ほとんどの人たちは「車イス=車イストイレ」と思っているようですが、そうでもありません。
男女で事情は異なり、個人差も大きいーこれは常識ですが、意外と知られていないのが「何かに掴まって立てれば一般用トイレが使える」との事実です。手すりなどに掴まれば、少し自力移動(ほんの1〜2歩分でも)できる車イス使用者は案外多いのです。これらの人は一般用トイレが使えると考えられますが、使い易い一般用トイレは少ないのが現状です。
・車イスで一般用トイレが使える条件
1入れること(段差、スペース、曲がれない通路など問題がないか)
2車イスを置くスペースがある(便房内に入れない場合、外に置けるか)
3出ることができる(ドアの種類、中で回転できるか、入れても、、)
4適切な手すりがある(支えたり、掴まったりできる個所があるか)
5足下が汚れていない(特に多いのは手すり付きの小便器の足下が尿漏れで汚れていて使えないこと。車イスの足のせを汚すので絶対使えない)
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このような車イスでも使い易い一般用トイレが増えると、車イス用トイレしか使えない人が使用中が多くて困ることを少しでも減らせる効果があるでしょう。
案外知られていませんが、車イスの男性は特に「手すりのある小便器」を使える人が多く、もちろん男性はその方がずっと簡単にオシッコができるのは、男性なら理解できるでしょう。東横インのように、車イストイレ内に手すり付き小便器も設置されている例が増えると嬉しいですね。
男性は排尿能力が弱くなると、座っては出難くなり残尿が増えたりすることが多くなります。尿道の長さが男性は14センチ程度、女性は4センチ程度と言うことも、特に高齢の男性が排尿力が弱くなる一因でしょうか。
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ちなみに私の場合は障害の特性で、普通に洋式便器に座ると全く排尿できません。自力排尿能力はできるだけ残したいのですが、気圧状態でむくみが出たりすると極端に排尿が困難になり困っています。
by yamana-4 | 2008-08-12 13:34 | バス・トイレ | Trackback | Comments(0)