カテゴリ:建築・美術館・博物館( 41 )

公共空間の芸術作品/安田侃さんの彫刻

◉丸の内、三菱商事本社ビルの公共空間に設置されている安田侃さんの作品を写していたら、ガードマンに阻止された!「会社から撮影させないように指示されている」と。
思いがけない事態でビックリ、公共空間の芸術作品を撮影阻止するなど聞いたこともなく、まして国際的に仕事をしている商社がそんな指示をするとは考えられない。興味が湧いてきて担当者に会ってみた。

まず現場のガードマンは上司を呼んだが「撮影には許可を申請してもらうことになっている。外国人でも同様の対応を指示されている」とのこと。それ以上話しても時間のムダなので三菱商事の受付で担当者を呼んでもらことにしたが、受付ではどこが担当かよく分からないようだった。そのうち警備会社の上司が総務部の部長代理H氏を伴って現れたので話をした。
「公共空間に設置されている作品をなぜ撮影禁止にしているのですか? 常識に反するし、三菱の企業イメージも悪くすると思いますが」(私)
「丸の内はビル爆破事件があったので、過敏になっているのです。会社の様子を偵察撮影をする危険があるので、社内を写すカメラは阻止する指示をだしています」(H氏)
「そのような意図で撮影する者は、見つかるように写さないでしょう? 意味がないし、公共空間として提供している場では問題です。外国では美術館でも撮影OKなのは知っているでしょう」(私)
「分かりました、指示を撤回します。だだし声掛けはさせて頂きます」(H氏)
即決で問題解決。三菱商事という会社はそんな対応ができる会社でした。

◉安田侃さんの作品
・丸の内三菱商事本社
・ミッドタウン、B1エントランスホール
・JR札幌駅南口
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by yamana-4 | 2010-02-21 05:20 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

三菱1号館、レンガ造復元美術館

◉三菱一号館美術館はバリアフリー化されていた!
丸の内は新マルビルを始め建替えが進んで、三菱オフィス街の仕上げとも言えるような記念碑的建築が「三菱一号館美術館」として復元されている。外側からは車いすではとても入れない建物だが、内庭側からはエレベータが設置されたバリアフリー建築だった。

「三菱一号館」は、鹿鳴館を設計したことで知られる英国人建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920)の設計により、1894年(明治27年)に竣工しました。
クイーン・アン様式を用いた赤煉瓦の建物で、丸の内に初めて誕生したオフィスビルでした。一号館建設ののち、次々と煉瓦造のオフィスビルが建設され、その街並みは「一丁倫敦」と呼ばれ親しまれていました。
丸の内オフィス街誕生から百年余り、1968年(昭和43年)に解体した一号館は、当時の設計図面や保管部材、写真資料などから明治期の姿を忠実に復元、2010年4月6日、三菱一号館美術館として生まれ変わります。(http://mimt.jp/index.html)hpより

◉たいへん奇麗な多機能トイレがあったが、フル装備ではなく少し狭く大型電動車いすは使い勝手がわるいかも?
大きな建築模型は撮影禁止、三菱地所はPR部分の展示をなぜ撮影禁止にするのだろう?
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by yamana-4 | 2010-02-21 04:32 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

根津美術館、車いすで日本庭園を回遊出来る。が!

◉南青山の尾形光琳の国宝・燕子花図屏風所蔵で有名な「根津美術館」が、隈研吾さんの設計で建直しされ話題になっています。もう一つ、日本庭園回遊が車いすで出来るように整備されたが、庭に出るには「確認書」を提出させると聞いて確かめに行きました。
美術館は素晴らしく、バリアフリーにも十分な配慮がなされ、2階展示場には20乗りスルー型エレベータ、オストメイト対応多機能トイレ設置など努力されています。(ただし、東京メトロ表参道駅駅からの「みゆき通り」の歩道は、車いすにとっては難度の高い反バリアフリー歩道です。)
ゲートからは竹林の外壁にそって長いエントランスを抜け、美術館入口へ。
建築はガラスと金属の梁や柱を多用しているが、内装は木質系で屋根は瓦葺き、エントランスやの竹林など茶道具専門美術館らしい「和」の雰囲気を現代的に表現し、庭園との調和も素晴らしいです。
サインは有名建築家の例によってオリジナルデザインされています。トイレやエレベータなどは国際標準サインを使って欲しいのですが、建築との調和が取れないと考える建築家が多く、どこまでオリジナルが許されるか議論の待たれるところです。デザイン性が高くて嫌いでないオリジナルサインでも、建築家の趣味で決定されると独りよがりな例も多く、サインとして機能していないことがあり、考えさせられます。
◉都心にこれだけ見事な日本庭園が公開され、車いすでも回遊できるようにきめ細かい配慮で回遊路の整備がなされ、報道によると事前の職員研修も十分にされたとのことです。しかし、下記のような確認書に署名提出する事が庭園鑑賞条件にされていて問題視されています。
(1)本件庭園は、極めて起伏に富んだ地形を有する庭園であり、
   庭園としての性質上バリアフリー化等の安全措置を講じることができず、
   ゆえに、車椅子等による通行につき安全性を確保し得ない場所が多数
   存在していることにつき、十分説明を受け、これを了解しました。
(2)私は、車椅子等を利用して本件庭園を鑑賞するに際しては、
   必ず、一人以上車椅子等を要せず歩行し得る介助者で、
   貴館担当者が介助者として適切かつ相当と認める者をして、
   鑑賞中常時介助せしめることを確約します。
(3)私は、車椅子等を利用して本件庭園を鑑賞するに際し、
   万一、本件庭園を毀損した場合には、過失の有無を問わず、
   すべて私の責任と費用負担において、貴館の指示に従い、
   現状回復を行うことを確約致します。
(4)私が車椅子等を利用して本件庭園を鑑賞するに際し、万一、転倒、
   衝突その他原因の如何を問わず事故等により死亡または負傷等した場合には、
   私は、予めかかる危険の存在につき貴館より説明を受けているゆえ、
   貴館の責任を一切問わず、また損害賠償請求その他名目の如何を問わず
   一切の請求を行わないことを確約致します。

これは常識を外れた行為であり、せっかくの努力をぶち壊してしまう残念で心ないことです。
指導されている先生を通じて善処をお願いしているので、良い解決がなされると信じています。
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by yamana-4 | 2009-12-27 17:25 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

今、神戸が面白い!(1)

◉船上から鑑賞する海上アートが楽しい/「港で出合う芸術祭」神戸ビエンナーレ2009
神戸市と兵庫県が震災復興へ果たした芸術文化活動の大きな役割を評価し、
まちづくりの基本理念として「神戸文化創生都市宣言」を行い、
環境および文化創生のキーコンセプトとして、ビエンナーレ形式で芸術文化祭典を行っています。
海上展示は初めてとのことですが、神戸らしい港を取り込んだ好企画です。
この他2ヶ月近くの期間にまちを挙げて、様々な催しやプロジェクトが行われます。

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◉神戸ビエンナーレ2009
期間:2009年10月3日(土)~11月23日(月・祝)
会場:メリケンパーク/兵庫県立美術館ギャラリー/神戸港/三宮・元町商店街ほか

海上アート参加作家:植松奎二、榎忠、塚脇淳
海上アート観覧船:神戸港遊覧船ファンタジー号(300人乗り)でメリケンパーク会場と兵庫県立美術館会場を往復。
大人:600円、大学生・シルバー:500円、高校生以下・障がい者(介護者1名まで):300円、未就学児は無料

<催し詳細や船の時刻表は「神戸ビエンナーレ」で検索しHPをご覧ください>
by yamana-4 | 2009-10-24 16:29 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

虎ノ門、霞ヶ関ビルと文部科学省展示室

◉ずいぶん久しぶりに行った虎ノ門界隈は驚くほど変化していた。'68年竣工の霞ヶ関ビルは当時の最先端技術で設計された最初の超高層ビルだが、周辺一帯の整備でリニュアルされ一新、地下鉄駅のエレベータ中階には江戸城外堀石垣遺構の保存展示がしてあった。霞ヶ関官庁街の最初にあるクラシックな建物が文部科学省、その3階に文部科学省「情報ひろば展示室」があった!

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展示室は入場無料、ずいぶん力の入った展示が行われていた。最初の部屋は旧大臣室再現、教育:昔の教室再現と教育史(ミニシアター、給食の変遷も)、スポーツ:走り高跳び日本記録2m33cmすごい、科学技術・学術、文化庁買い上げ美術作品や文化財など5つの展示とラウンジがあった。知られていないので入場者は少ないようで、行った日の来館者は10人ほど、通常はもっと多いとかだが修学旅行らしい。教科書の変遷展示はあったが、拡大教科書などはなかった。
広場や地下鉄駅には展示室案内は無くちょっとモッタイナイ感じ。
(「文部科学省情報ひろば」で検索すると詳細情報がある)
古い建物なのでトイレが遠く「100mさき」のサインが!
旧大臣室しか使えるトイレがなかったのでとのこと。
霞ヶ関ビル広場から連絡通路があり「会計検査院」の前を通るが、最新ビルのリッバな役所で??
「すごくお金を使っているのですね」とつぶやいて通りたくなった。
by yamana-4 | 2009-10-15 18:19 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(4)

車いすで行った札幌(5)「モエレ沼公園」イサム・ノグチ

◉イサム・ノグチのモエレ沼公園は展望回廊から眺めるだけだったが

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苦労してバスで行った快晴のモエレ沼公園は素晴らしかった。
広大で高低差がありすぎて、小型電動車いすではバッテリーが
持たなくて園内を廻ることはムリだった。
レンタル自転車に電動三輪バイクとか電動カートがあればと思っても、
公園内では許されませんかね!
でも、ガラスのピラミッドの屋上展望回廊から眺めるだけでも満足だった。
トイレサインが面白かったので、まとめて出しておきます。
最後の写真は、中学美術教科書の掲載ページ
(ボランティア制作している拡大教科書より)

★モエレ沼公園公式サイトには園内の写真がしっかり掲載されています。
http://www.sapporopark.or.jp/moere/index.php/
by yamana-4 | 2009-09-09 22:36 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

取り返しのつかない大阪の近代建築作品取壊し

◉建築史的に重要な近代建築作品の取壊しが続いているー経済的合理性だけで判断して良いのか?c0167961_2113736.jpgc0167961_2243962.jpgc0167961_2375045.jpg
もうすぐ大正の名建築の一つ「ダイビル本館(渡辺節)」が取り壊されようとしている。
先の「そごう心斎橋店(村野藤吾)」「ソニータワー(黒川記章)」など建築史的に重要な建築物が取り壊されてしまったように、日本ではヨーロッパのように保存されないのが悔しい。
しかし、都心の一等地にこれだけ容積格差があると、ビル経営者の気持ちも分からないでも無いが、このような場合外国ではどのようにして保存しているのだろうか?

「ダイビル本館」は大正15(1926)年に渡辺節の設計で建てられた、ネオ・ロマネスク様式の大規模なビルディング。同時期に建てられた東京の旧丸ビルが取り壊された現在では、同じ渡辺作品である神戸の商船三井ビルとこのダイビル本館が、大正期の大規模オフィスビルとして現存する最後のものであり、建築史上も近代都市史上も非常に価値が高い。渡辺作品では昭和に入ってからの日本綿業倶楽部が既に重要文化財となっており、ダイビル本館、商船三井ビルも重要文化財級の価値を有する。しかし、関西電力は老朽化(現代の技術では補修補強可能)および土地利用の見地から本物件の取り壊し・超高層ビルへの建て替えを計画しており、歴史的に重要な建築物の保存の見地から論議となっている。(ウィキペディアより)
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このビルの10年後に建てられたのが「そごう心斎橋店」昭和10年(1935年)であり、村野藤吾による近代建築史上重要な建築作品であった。
これより先に、フランス留学を終えた村野藤吾はダイビル本館のエントランスホール部分の設計を行ったと、当時のことを知っている方に聞いたことがある。奇しくも彼が関わった初期の名建築が、相次いで失われるのは非常に残念なことで、大阪にとってだけでなく、世界の建築史上の手痛い損失だろう。
京阪中之島新線開通に合わせて、中之島西部周辺地域の再開発が急ピッチで景観を変えてしまおうとしている。

「そごう」写真:
(右)竣工当時のオリジナル
(左)取壊し前
写真下:対岸の「ホタルまち」付近と、取り壊された「黒川記章:メタボリズム実証建築/ソニータワー」
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by yamana-4 | 2009-07-14 02:49 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

かわいい!青山通りAoのトイレサイン

◉青山通り沿いにオープンした話題の複合タワー「Ao<アオ>」は、高級スーパー紀伊国屋を
ファッションビルに建て直した建築物ですが、特異なデザインが目を引きます。


今回のハードな東京出張で唯一息抜き、表参道から青山通りのファッションビルをIさんの案内で駆け足見物しました。
Aoは紀伊国屋やパンのドンクとシャネルなどファッション、生活雑貨など青山らしい店舗構成です。
パブリックスペースのデザインは懐かしのオップアートとアールデコを混合したような??な感じ。

構造はどうなっているの?と思わされるむき出しの構造材が目を引きます。
うら側の庭園や表参道にかけての眺望は素敵です。
私が一番良いなと思ったのは「トイレサイン」でした。
ファッションビルらしいお洒落な感覚で何と可愛いのでしょう!
アクリル板をカットした単純な形の壁付きサイン、色を変えてライティングした入口のサイン、
さりげないけど、上手ですね。

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by YAMANA-4 | 2009-04-26 08:44 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク3

◉3.4階、仙台市民図書館
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3階/一般書、新聞・雑誌
4階/参考資料、郷土資料
開架約11万冊、閉架約30万冊、
開館時間:平日10:00〜20:00
土日祭日〜18:00



◉5.6階ギャラリー
c0167961_13571960.jpg6F・5Fギャラリー 開館時間10:00〜19:00


◉7階スタジオ
c0167961_14182253.jpg情報制作・創造活動の場、
スタジオa-d、180席シアター、
美術文化ライブラリー、
出力センター(印刷・出版サービス、スタジオ活動支援)
開館時間:9or10:00〜21or22:00
by yamana-4 | 2008-08-24 14:22 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク2

◉1階、トイレとギャラリー・コーヒーショップ
伊東豊雄氏の鋼管トラス構造「チューブ」は、採光装置、階段・エレベータの垂直導線、空調や配管・配線のダクトスペースなどを兼ね、四角い柱や壁
を無くしてユニークな空間を実現してるいる。c0167961_12203662.jpg
開けっぴろげの建築空間は、自由なレイアウトを可能にし、予想していたより実に楽しい。
◉2階、ライブラリー:映像音響資料、新着新聞・雑誌、情報検索端末、メディア情報資料、児童書、情報障害者への閲覧支援と図書・ビデオ貸出。 ボランティアによる支援、対面読み上げサービスなどもある。
映像情報ライブラリー、お話しの部屋、グループ閲覧室、会議室、託児室・授乳室、静養室など
c0167961_1243059.jpg情報ライブラリーのホワイエは、全面ガラス窓から仙台名所のケヤキ並木が一杯に広がっていて壮観
c0167961_1314221.jpg◉絵本児童書コーナー・お話の部屋
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◉目や耳の不自由な方の相談カウンター
情報閲覧支援目の不自由な方の録音図書の利用と貸出
耳の不自由な方の字幕入りビデオの閲覧と貸出
by yamana-4 | 2008-08-24 12:22 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)