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シンポジウム「触法」障害者の地域生活支援を考える

c0167961_2143229.jpgc0167961_21432753.jpg◉ 3/4 大阪で「八尾事件を考える会」主催のシンポジウムが行われ、多数の参加者が
この問題について改めて考えました。
07年、知的障害者のY君が起した「歩道橋からの幼児投げ落とし事件」は、すでに刑事
裁判判決は確定しY君は服役中ですが、被害者の後遺症に関する民事訴訟が起され、
Y君が通所していた施設とその代表者個人に対する損害賠償請求があり、審理中です。
施設利用者が第三者に加えた損害に責任を問われていて「危険の予見に対する責任と
使用者責任」が認められたら、問題行動のある障害者の受入先が無くなりかねないと、
強い危機感が持たれています。
もちろん被害者がきちんと補償を受けることは必要ですが「本件のような事案では困難
であり犯罪被害者給付金制度の拡充など、別途救済措置が必要」と担当の奥村弁護士は
指摘しました。


☆シンポジウム「触法」障害者の地域生活支援を考える
・基調講演:野沢和弘
「知的障害のある人が暮らしやすい社会をめざして」 
 日本の刑務所の矯正プログラムは機能せず負のスパイラルになっているのに対し、
 イギリスの国の責務で段階を経て行うダイバージョンとヘルプラインの話など。
・特別報告:奥村秀二
 八尾事件民事訴訟の担当弁護士として、経緯や上記争点や意味の説明と弁護団の取組
 について。裁判官のような優秀な集団だけで育った人は障害者と接した経験がなく
 理解してもらうことが困難と、問題になっている橋下教育改革に通じる指摘も。
・シンポジウム:田島良昭(コロニー雲仙)辻川圭乃(弁護士)畑健次郎(ゆうとおん理事長)
 助言者/野沢和弘 コーディネーター/楠敏夫(八尾事件を考える会世話人代表)

 (田島)事件後施設長がお詫びしていたが、謝るのは支援不足と八尾市長だった。
 加害被害ともに司法全体で考えるべき。取り調べの可化、特性配慮、研修などは急速に
 改善されてきた。福祉配慮は犯罪件数を減らしている。
(辻川)知的障害だから責任を取れないとは主張していない、特性に配慮が必要。加害障
 害者はほぼ全員過去に被害者である。大阪弁護士会は全国に先駆け専門登録の国選弁護
 人派遣を始め、現在120人が登録している。
(畑)支えられなかった結果、今がある。服役のあり方が問題、障害者は何度も規則違反
 で懲罰を受けコワイコワイと状態が悪化する。出所後、本人が選べる支援を考えたい。

 まとめで田島さんは「障害を持つ者を守るには行政がマナジリを決してやならければ、
 人権感覚のある専門家が必要」と熱く語っていました。
 最後に下記の声明文を読み上げ拍手で終了、声明文は拡散してください。

★この件についてのご支援やお問い合わせは「八尾事件を考える会」へお願いします。
 大阪市天王寺区生玉前町5-33 障大連内 TEL.06-8779-8126/FAX.06-67798109
Email/ network03@niftey.com

声明文一私たちは「八尾事件民事訴訟」について訴えます
 2006年12月13日、国連において「障害者権利条約」が採択され、障害のある人
に地域で暮らす権利が保障されることが明確に示されました。そして、これを受けて20
11年8月、我が国においても障害者基本法が改正され、障害の有無にかかわらず等しく
基本的人権を享受する個人として尊重され、どこで誰と生活するかについての選択の機会
が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないとされています。
 しかしながら、多くの知的障害者は長い間地域の中で十分な支援を受けられず、孤立を
よぎなくされてきました。また、家族が在宅生活の中で、抱え込むことを強いられ、家族
が倒れれば、入所施設での生活を強いられる生き方を余儀なくされてきました。人里離れ
たコロニーや、入所施設の中ではしばしば人権が軽視され、隔離的な処遇が続けられてき
たのです。
 一方、社会の人々の中には直接障害者とふれあう機会がないまま「障害者は何をするか
わからぬ危険な人」と言った、予断や偏見が根深く存在してきました。
 1981年の「国際障害者年」を期にわが国においても、障害者を一人の市民として地
域社会の中で受け止めようというノーマライゼーションの理念が拡がり、そうした視点に
たって、地域でグループホームや作業所づくりの取り組みが進み、障害者を支える体制が
作られてきています。また、知的障害者の社会参加を進めるためのガイドヘルプ制度など
も徐々に拡充されてきました。もちろん、こうした制度もまだスタートしてまもなく、更
に財政や人材の不足、支援者のスキルの欠如など、課題も山積しているのも確かです。
 とりわけ「触法」障害者といわれる、罪を犯してしまった障害者の支援はまだはじまっ
たばかりであり、これからの支援の充実が課題となっています。
 そして、知的障害者が不幸にも事件を起こした場合、被害者に対して、その責任賠償を
誰が負うべきなのかということも大きな懸案であるといえます。
 国家賠償制度全体がまだまだ不整備な状況の下で、知的障害者を支援している社会福祉
法人やNPOに損害賠償責任が全て求められ、結果として経営困難に陥ることになるとす
れば、今後いったい誰がそのような「触法」障害者の支援をしていけばいいのでしょうか。
 2007年に知的障害者Yさんが、大阪府の近鉄ハ尾駅前の歩道橋から幼児を路上に落と
した事件(いわゆる「ハ尾事件」)に関連して現在民事訴訟が起こされています。
  障害があってもなくても、社会で暮らしていく以上、その能力に応じた責任を負うこ
とは言うまでもないことであり、Yさんは、現在服役中であり、その刑事責任を全うしてお
り、民事責任についてもその能力に応じて問われることは当然です。 
しかし、今回の民事訴訟は、Yさん本人のみならず、Yさんが事件当時通所していた作業所
を運営する社会福祉法人に対しても責任を問うものとなっています。
 原告の被害者及び保護者の強い苦痛や不安をしっかりと受け止め、当該の社会福祉法人
は可能な限りの支援を実践してきていると考えます。そして、このような事故については、
支援する法人に明白な過失がない場合は、本来国が被害者の救済を行うことが必要である
と考えます。
 私たちは、「触法」障害者を支援する社会福祉法人やNPOの実践を、後退させてはな
らないと考えます。知的障害者の一人として、地域社会で充実した暮らしを送るためには、
行政施策の充実や、支援体制の充実が緊急の課題なのです。
 今回の民事訴訟における原告のお子さんや保護者の苦悩や憤りを理解しつつも、現在の
私たちが全国各地で取り組んでいる知的障害者等への支援はどうしても後退させるわけに
はいきません。このような私たちの取り組みの趣旨をご理解いただき、より大きな支援の
輪が作られる社会的な運動が盛り上がることを私たちは強く願います。(2012/3/4)
by yamana-4 | 2012-03-04 21:52 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(4)

みんなで手でつくろう!総合福祉法を!全関西集会

◉障害者制度見直し会議の総合福祉部会がまとめた「総合福祉法の骨格提言」を
受けて、障害者自立支援法を廃止し新しい法律にするのは民主党の公約であり、
先の自立支援法違憲裁判の和解基本合意事項でもありました。
しかし、厚労省案では骨格提言はほとんど無視され、それどころか新法は作らず
自立支援法改正で済まそうとするもので、民主党部会でも異論他出ですが
強引に今国会での成立の方向で進行している状況となっています。
障害当事者は、この事態に危機感を持って京都に集まり、緊急の全関西集会を催し
「骨格提言を反映させることを求める緊急アピール」を発っし、デモを行いました。
千人をはるかに越す参加者の多さは、この問題への強い危機感を表すものでした。

・私たち抜きに私たちのことを決めるな・政治家は私たちの声を聞け・地域生活は権利だ
・厚労省は私たちを無視するな・民主党は約束を守れ・地域で楽しく生活するぞ

☆京都新聞報道
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120229000125

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by yamana-4 | 2012-03-01 03:16 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

NO! 性暴力 里美さんを支えよう 2.19集会

☆拡散歓迎☆
◉「里美さんの裁判を支える会」は、高裁判決がJR西日本の責任を
認めなかったのを不服とした最高裁への上告を支援し、JR西日本神戸支社への
抗議を行う集会とデモ行進、抗議行動を行いました。
またJR西日本は、事件後休職中の里美さんを「雇い止め」する可能性があり
組合が支援していますが、心配されています。


集会はテレビ放映DVD上映から始まり、島尾弁護士の上告理由説明、里美さんの話、
会場の支援者からの声などが行われ、多くの支援者が集まった。
終会後、神戸市立男女共同参画センターからハーバーランドのJR西日本神戸支社まで
アピールウオークして市民へ訴え、JR神戸支社へ抗議文を読み上げて、渡した。
JR支社の担当者は組合との約束を破り、出て来ずに守衛に対応させた。

里美さんは集会で「最初はだれも聞いてくれなかった。怖くてしかたなかったが、
性被害者は黙っているものとの、世間の思い込みが性犯罪をはこびらせる。
世間に知ってもらう方が起し難くなる。自分の娘を守るためにも
やらなくてはならないと思った。
PTSDは裁判所は認めなかったが、JRという文字を見ても辛かった。
支援者ができてからやっと裁判書類も読めるようになった。
私もだれかに安心を与える存在になりたい」と語った。

☆上告には沢山の裁判費用が掛かりますので、ご支援お願いします。
 詳細は「里美ドットコム」をご覧ください。

 http://satomi-heart.cocolog-nifty.com/

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by yamana-4 | 2012-02-21 02:14 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

橋下さんにひとこと言いたい!プロジェクト&大阪市役所包囲

◉2/12 大阪中之島「橋下さん、ひどない!?」
☆橋下さんにひとこと言いたい!プロジェクト☆
 <ひとこと言わせて!誰でもリレートーク、一人3分で思いを伝えよう>という集会が開かれました。
 プロジェクト企画者の呼びかけ
 橋下市長は、連日のように新しい政策を打ち上げ、次々といろんなことをやろうとしています。
 その手法にはスピード感があり、既成のものを打ち砕く大胆さを 人々に印象づけ、
「よくやっている!」とメディアも彼を持ち上げます。
 でも、それって本当にそうなのかな?
 この流れ、いったいどこに行き着いていくの?
 だいじょうぶなのかな?もしかして、とんでもないとこへ行くんじゃない?
 そんな疑問が次々と、、、で、以下のような催しを企画しました。


★「橋下市長にひとこと言いたい人たちが集まって、1人×3分のリレートークで、
 みんなの思いを声にし共有しませんか?」
 成り行きで発言トップバッターは小生に!
「橋下さん、障害のある子どもの普通学校就学を奪わないで!」
 発言者は全部で18人、宮城の震災被災小学校の先生も遠路参加されていました。
(プロジェクト blog)
 http://hitokoto21.exblog.jp/

★市役所包囲活動
 気温6°天気晴朗なれど風強し!寒い中、別会場で行われていた
「教育基本条例」に反対を!”ホットライン大阪集会”の参加者たちが合流し、
 参加者全員が手を繋ぎ市役所を包囲して反対をアピールするパフォーマンスが行われました。
 一方、市役所正面入り口前では、橋下教育改革推進派のアピールが行われていて、
 右翼街宣も激しく、賛成派が右翼の強い支持を得ている危ない状況がよく分かりました。
 日の丸キャンペーンは維新の会関係者でしょうか?
 包囲活動を妨害しようとした者は数人おり、警察官に排除されていましたが、
 結果的に警察が抗議行動を守っているような、見慣れない光景が展開されていました。
(大阪府警に拍手!?)

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by yamana-4 | 2012-02-13 08:02 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

バリアフリー障害当事者リーダー養成研修in関西

◉バリアフリー障害当事者リーダー養成研修 (第5期)
交通バリアフリー等に関連する各種会議で、意見・発言や提言ができ、また交通事業者等への
接遇研修が行える人材を育てようとするもの。研修後は、地域で中心的な役割を担ってもらう
ことをねらいとしている。
研修は、基本的な考え方を共有できるよう、講義だけではなくディスカッションを多く交えた
実戦的ものを取り入れ、既に研修を終えたリーダーがサポート。
東京で2回、横浜、名古屋に次ぎ、今回の大阪泉北ビッグ・アイで5回目、近畿を主に沖縄から
の参加者も含め受講者は30人余り。


主催:バリアフリー障害者当事者リーダー養成研修実行委員会
  (呼びかけ団体:DPI日本会議)
共催:交通エコロジー・モビリティ財団、日本福祉のまちづくり学会
   全国自立生活センター協議会(JIL)

★前期プログラム/2011年11月4日・5日
 改正バリアフリー法解説、交通アクセス運動の歴史、各地の取り組みとグループディスカッション
 事例報告・土浦基本構想・杉本町駅バリアフリー・高野山ケーブル、講演 (気づきについて/中野)
 当事者参画事業者研修、関西の交通バリアフリーとこらからの課題、交通基本法
★後期プログラム/2012年2月7日・8日
 基本構想の策定プロセスと障害当事者参加、バリアフリー・ワークショップ、
 帝産湖南交通乗車拒否問題報告、講演 (基本構想と交通まちづくり/三星)
 公共交通利用上の配慮 駅舎・車両、他の障害を知ろう・盲聾・視覚・聴覚・人口呼吸器
 ホーム柵、移送サービス
・ワークショップは6班に分れ、会場周辺のバリアフリーチェック
 泉北ニュータウンは30年ほど前に作られ、歩道などは問題が多いが、堺市立南図書館のバリア
 フリー配慮は、今見てもレベルが高い。

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by yamana-4 | 2012-02-12 11:36 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

京都大学総合博物館特別展「インクル-シブデザインナウ2011」と女子美ヒーリング表現領域

◉京都大学総合博物館 特別展「INCLUSIVE DESIGN NOW2011」
 12月4日(日)まで 
 京大博物館で "インクル-シブデザイン"という聞き慣れない用語の展示が行われていて
「多様な個性や能力をもつユーザーの参加によって社会の革新をめざすデザイン」と紹介されています。
 英国のRoyal Collage of Art で提唱されたデザインコンセプトで、ビジネスとして成り立つことを
 重視しているようです。
 賛同企画プレゼンテーション「障害理解とアートフィールド参画支援の取り組み 」
 〜学生達が支援する新しいアートミッション〜 という女子美術大学の発表を拝聴しました。

<プレゼンテーション内容>
・事例1:アート&デザインをキーワードに学生と社会が繋がる
・事例2:プロジェクト活動、全学生参加型
・事例3:つたわるフォントの誕生、プロセスの実際と検証
・事例4:「心を結ぶ東京画」手紙を基に学生が描く東京の町並み
・事例5:車いす生活者にとって、今以上に、外出したくなる衣服の提案

美術大学で障害者や高齢者のアートに関わるカリキュラムがあっても驚かないが、女子美では全学生対象の
福祉関連講座を開設したり、「ヒーリング表現領域」というコースでは、アートとデザインを融合させた
医療や福祉空間での「ヒーリング・アート」という新しい領域に取り組んでいて、実績を挙げているとの
発表には少し驚きました。ナイスな取り組みですね!

 http://www.joshibi.ac.jp/department/healing/

★「障害理解とアートによる社会参画」-女子美術大学のプロジェクト実践事例より-
「学生が障害理解の困難さを学ぶことを通じて、学生自身が成長することを目的とし、優れた作品を基に
 アーティストとして、アートフィールドに参画できるように支援するプログラム。障害支援施設や特別
 支援学校、NPO等との連携によりアート&デザインが障害理解への新たなミッションを果たすための試
 みでもありる。2年間の活動の発表でもあり、今後へ繋げていく為のもの」(詳細は下記を)
 http://www.joshibi.net/attendance/index.html
★京都大学総合博物館
 http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/

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by yamana-4 | 2011-11-29 03:36 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

いざという時の備え「私の願いノート」を作りました。

◉映画エンディングノートが話題になっていますが、
この度、NPO高齢者外介助の会で「私の願いノート」を作りました。
単なる終わりを迎えるための準備でなく、
急なアクシデントや病気の時に、家族と同居でも一人暮らしでも、必要なことを
伝えられるようにしようというものです。
「どんな人生を送ってきたか、どんな希望を持っているか」など、
介護や看護を受けるにも、最後を迎えるにしても記しておけば、その人の人柄が分かり、
希望が分かることが大切と考えて作ったものです。
粗末に扱ってほしくないので、あえて有償に(200円)にしました。
助成金で少量作りましたが、皆様のご賛同をいただいて増刷でき、
広めていければと願っています。
今は、まだ余分がありますのでお入り用でしたら、下記へお申し付けください。

★問い合わせ先
542-0067大阪市中央区松屋町4−8
NPO高齢者外出介助の会 (担当、永井)
tel.fax:06-6764-4002
e-mail:odekake@helen.ocn.ne.jp

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by yamana-4 | 2011-10-22 21:12 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

第26回リハ工学カンファレンスin大阪レポート

◉今年の日本リハビリテーション工学協会の全国集会は、8月24日〜26日
 大阪市中央公会堂を3日間全館借切って行なわれました。
 特別講演や担当した障害者当事者セッションなどについて簡単な報告です。


★国際セッション基調講演
テーマ:人々のQOLの向上・社会の障害に対する態度の変化を通じ、支援技術がコミュニティにどう影響を与えるのか?
講師:Rory Alan Cooper氏(元RESNA会長、University of Pittsburgh)
「その人障害は直したり治療したりする必要ない。むしろ物理的環境がその人の制限に適応するよう変化しなければならない」と
 社会モデルの障害定義に即したお話。
 しかし「障害を持つ人の雇用 大統領命令」で連邦政府の雇用者の5%を、障害者や障害退役軍人でとの設定目標が0.88%しか
 達成できていないと述べられたのに驚きました。ちょっと信じられない数字ですが、アメリカでもそんな現状なのでしょうか?

★基調講演
 テーマ:遠隔操作アンドロイドの可能性
 講師:石黒浩氏(大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻知能ロボット学研究室 教授)
 人形ロボットのさまざまな可能性についての研究のお話。人形携帯電話のモデルを配って触りながら・・・。

★特別講演
 テーマ:権利としての「合理的配慮」におけるリハ工学の役割
 講師:尾上 浩二氏(障がい者制度改革推進会議委員 福祉部会副部会長 DPI事務局長)
 障害者制度改革推進会議の最新情報と障害者が権利の主体として他の者と平等に地域生活・社会への参加ができるように、
 その際のバリアー除去のため様々な支援技術・機器の発展を「パラダイムシフトとリハ工学への期待」などについて。
 後半は元青い芝事務局長の古井さんがアメリカのvijitabirity(住宅のアクセスに関する法律)や福島県の原発被災地の話で
 パネルディスカッション。

★障害者当事者セッション
 テーマ:「東日本大震災への障がい者被災の実態と支援活動および、障がい当事者派遣プロジェクトについて」
 発災当初から現地入りして被災地支援を地元の障害者組織と一緒に行なっている「ゆめ風基金理事 八幡さん」
 いわてCILと障害者派遣プロジェクトを始めた「メインストリーム協会事務局長 佐藤さん」現地へ行って来た当事者の
 「メインストリーム協会職員 藤原さん」の報告とディスカッション。
 座長の仙台在住リハ工学協会理事の巴さんの現地報告「避難所に障害者が少ない理由(避難所で障害者が過ごせない→)
 今回の地震波の特徴で建築被害が少なかったので、自宅居残りが可能。一方在宅障害者の安否確認が個人情報保護の理由で
 大幅に遅れた。施設では避難出来る人手があったが、在宅で津波で流されたケースがある」など。

★その他特に印象深かった発表(リハ工学、福まち)
・パネルデスカッション「あいのリハ工学」スピカー大阪体育大学健康福祉学部の小西准教授が取り組まれている障害児のための
 「きょうりゅうクラブ」の活動と考え方。(リハ工学)
・滋賀県立大学工学部 安田準教授の発表「バックしない電動車いす」は目からウロコでした!(福まち)
「車いすは前進後進切換えして使うもの」の常識がおかしい「回転半径ゼロで旋回できればバックする必要ない!」と
 誰も考えなかったアプローチで電動車いすを考える。実用的なサイズにするなど、ぜひ完成して欲しい研究だと思いました。

<蛇足>
 会場の中央公会堂は重要文化財なので制限が多く会場設営はやり難いことが多く使い勝手も良くないが、雰囲気は最高。
 福まち会場のビッグアイの使い勝手の良さにはビックリするくらいでした!
 看板や演題めくりなど文字は全て専属職人さんの手書きレタリング。気付いた人はいなかったようでした。
(これは蛇足ではありません)
 要約筆記ボランティアさん達のスキルは予想以上、大阪の要約筆記レベルはかなり高いです。
 手話通訳をお願いしたのは大阪市中央区のベテランボランティアのお二人。お世話になった皆様に感謝。

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by yamana-4 | 2011-09-02 17:35 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

日本福祉のまちづくり学会(堺)

◉8月28日(日) 日本福祉のまちづくり学会 第14回全国大会(堺)
大阪で行なわれ、以下のような発表を行ないました。

日本福祉のまちづくり学会 第14 回全国大会(堺) 「移動の自由がつむぐ心豊かな社会一ひと・まち・文化-」
国際障害者交流センター ビッグ・アイ

★研究討論会2
「障害者差別禁止法」
 8 月 28 日(日)11:00~12:30 開催場所/研究発表会場B (研修室2)
 1.趣旨
 障害者を「対策」の対象とみなしてきた「心身障害者対策基本法」が、ノーマライゼーション理念に基づ き、自立と社会参加
 の実現をめざし「障害者基本法」として 1993 年に改編されて以降、幅広い分野で 法制度が整備されてきました。
 特に公共的施設のバリアフリー化と交通・移動の確保に関しては、1995 年にハートビル法、2000 年に交通バリアフリー法、
 さらには 2008 年にはバリアフリー新法が施行さ れるなど、施設のバリアフリー化を促進するための法整備は一定の進展が
 見られました。
 しかしながら、 施設のバリアフリー化が進んでも障害者の利用を拒否するといった問題は依然としてあり、障害当事者を取り
 巻く状況はまだまだ厳しい状況にあります。現在政府は、国連障害者権利条約の締結に必要となる国 内法の整備にむけて
「障がい者制度改革推進会議」を設置し、差別禁止法の創設をはじめとする各種検討が進められているが、障害当事者が地域
 社会において自立した暮らしを実現していくためには、あらゆる 人々が障害当事者の取り巻く状況を認識し具体的な実践が
 不可欠です。
 よって、本討論会において、障害 当事者が地域で直面している現状を今一度確認するとともに、差別禁止法に求められる内容、
 さらには、今後の取組みの方向性などについて幅広く討論し、その結果を社会還元していくことを目的とします。
 2.講演者
 オーガナイザー:辻 一 氏(社団法人大阪脊髄損傷者協会会長、ビッグ・アイ館長)
 1)障害者差別禁止法の検討状況
 講演者1:政策推進の視点から 北野 誠一 氏
 (内閣府障がい者制度改革推進会議委員、おおさか地域生活支援ネットワーク理事長)
 2)障害当事者の取り巻く現状
 講演者2:ハンドル型車いす利用者の立場から 山名 勝 氏(大阪市身体障害者相談員)
 講演者3 視覚障がい者の立場から 三原ひろみ 氏(すいた自立支援センター ねばーらんど)

<講演パワーポイント抜粋>
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by yamana-4 | 2011-08-20 03:36 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)

車いすで公共交通を利用することに関心のある方へ、参加へのご案内(大阪)

◉車いすで出かけることに興味のある方に
「2011年第9回アクセス・マニア全国集会in大阪」のお知らせ


2011年第9回アクセス・マニア全国集会in大阪」
日時:7月16日(土曜日)午後1時から5時まで
場所:城東会館 2階第3会議室

 〒536-0005 大阪市城東区中央3-5-11/電話 06-6931-3972  
 建物は1階は入口エレベーターだけ、2階が城東会館、3階が城東図書館となっています。

★入場無料予約不要 直接会場におこしください。
 地下鉄長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目」下車 7番出口より徒歩6分
 駅の案内は城東図書館だけ表示してあります。
(地下鉄谷町線からは谷町6丁目、JR環状線からは森ノ宮乗り換えが便利です)

(開催目的)
車いす・ストレッチャーの利用者に公共交通を利用しての旅行の困難さを含む楽しさを知ってもらい、
電車や路線バスを利用する仲間を増やそうと、平成15年・東京都国立市で開催されて以来、
京都・愛知・香川・福井・滋賀・茨城・神奈川で行われ、今回の大阪市で第9回目となります。

「全国というタイトルは、日本全国の車いすでの旅の話をするという意味で、
別に全国の車いす旅行仲間が集まるわけではありません。
けれど、車いすでのアクセスの最新の動向、全国各地のアクセス状況をめいっぱいご紹介します。

◎講師 今福義明(アクセスジャパン代表)
電動車いすユーザーとしての視点から徹底して、バリアフリー化求めていく交通バリアフリーファイター。
「いけるところ入れるところ」は大好き。海外の事情を含めアクセス問題の超エキスパート、
何でも乗ったことがあり、入ったことがある。DPI常任委員(交通問題担当)
「ACCESS-JAPAN」ホームページもよろしく
http://www.access-all-japan.jp/top.htm

◎講師 アシトド松井(車椅子電車評論家)
脊髄損傷とオストメイトの重複障がい者。当初は自動車でのみ移動していたが突然、電車で行動するように
ライフスタイルを変更、趣味は史跡・城跡めぐり。国内全都府県車いす制覇、何でも知っているアクセスマニア。
「アシカなくてもトドまらず」 ホームページもよろしく
http://ashitodode.gozaru.jp/index.html

◎講師 山名 勝(大阪市身体障害者相談員)
ハンドル形車イスの公共交通利用問題の第一人者。世界中で日本だけのいわれなき乗車拒否解消に執念を燃やしている。
沖縄から北海道まで各地の公共交通に詳しい。
「どこでも行こう車イス」ブログもよろしく
http://kurumaisyu.exblog.jp/

◎講師 頼尊恒信(NPO法人CILだんない 事務局長)
 以前は、都市圏の交通アクセスのデータベース化の研究に加わっていた。
近年では、地方圏域のアクセス問題が関心事となっている。また、公共交通以外の乗り物にも視野を広げている。


★集会で、20分程度のアクセス・マニアぶりの発表をしてみたいという障害当事者のアクセス・マニアの方を
 募集しています。希望される方は、下記へ申し込みください。
 なお、PPTでの発表を予定していますので、その準備作成のできる方。
 第9回全国車いすアクセスマニア集会実行委員会事務局(今福)
 e-mill:access@access-all-japan.jp
★お問い合わせは:大阪集会世話人(やまな)まで下記へメールで
 e-mill:cuhww502@occn.zaq.ne.jpc0167961_015561.jpg
by yamana-4 | 2011-07-08 00:17 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)