◉一年前の09年10月8日は台風の余波でJR阪和線の列車運行が大幅に乱れ、
通常でも「開かずの踏切」が一層長時間、閉まったままだった。 通勤時間で多くの人が遮断機をくぐってムリヤリ強行通行していた中、 一人の女性が通過列車にはねられ死亡する参事が起こった。 「JR杉本町駅東口設置推進の会」では一周忌に当たって、事故現場の踏切で追悼の集会を事故発生時刻に行い、 今春表明された「平成23年度中の駅改善工事完成」の達成を見守り、尊い犠牲をムダにしない決意を新たにした。 地域住民と連合町会関係者、友の会関係者、大阪市立大学有志、障害者など推進の会メンバーの他、 大阪市担当係長とJR関係者も参列した。 なお、東口設置などの駅改良工事は決定表明から半年以上たった今日現在まだ着工されず、大阪市の用地を契約 無しに長年使用していた占拠者との明け渡し交渉が遅れているのかと、推進の会関係者は懸念している。 (追悼文)「踏切事故1周忌の祈り」2010.10.8 2009.10.8の朝8時前、台風でなかなか開かなかった杉本町北踏切(目の前の踏切)を、 何人かの人も渡る中、ひとりの若い女性が列車事故に遭いました。 東から踏切を渡って、杉本町駅から通勤に向かう途上でした。この事故は、杉本町駅東口設置の要望活動のさなか でもあり、東口設置が間に合っていれば起こり得なかったことで、私たち多くの者は悔しさと悲しみで一杯です。 我々は2度とこのような痛ましい事故が起こらないよう、東口工事の一刻も早い完工を犠牲者の御霊に誓いたく思います。 尚、2010.1.26に大阪市から東口設置、東西にエレベーター設置を盛り込んだ工事を2011年度中(平成23年度中) の完工予定、できたら前倒しで行う旨の回答を得ました。 日々、人命にかかわる問題です。一刻も早く、おそくとも2011年度中に工事の完工を迎えられるよう 関係する方々の暖かい迅速な協力を望んで止みません。 「JR杉本町駅東口設置推進の会」一同 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉JR杉本町駅バリアフリー改修工事は22年度には着工し遅くとも23年度中に完工すると
大阪市担当部長は表明し、新聞各紙にも報道された。 しかし「JR杉本町駅東口設置推進の会」代表が大阪市計画調整局担当課長に確認したところ <「H23年度中に完工に向けて」の件は、本年3月26日に説明させていただいた H22年度内の工事着手に向けて、JRも鋭意作業に取り組んでいるところです。 工事期間は、今のところ工期算定要素に不明なところもあり、1年から2年かかる旨、 説明(本年3月26日・6月2日)させていただいたとおりです。> と、23年度完工の約束をひるがえすような回答があり心配している。 理由は跨線橋の補強などに問題があるとのことのようだが、 これは当初から推進の会の専門家が指摘していることであり、 いまさら工期が延びる理由と言われても納得できない。 そのようなことも織り込んで考えられた、最も合理的で費用も安価な 「推進の会提案駅改善設計案」を取り入れれば解決できたことなのに! 同会では「完工遅延は絶対に受け入れられない!」と約束通りの バリアフリー駅完成を強く要請していく方針である。 この項、詳細は右側カテゴリ「JR杉本町駅問題」をクリックしてください。 ◉大阪日日、毎日、読売、朝日各紙の報道 ![]()
◉このままでは通学困難なアクセス経路。
大阪市立大学の早急な決定が望まれる、駅バリアフリーへの対応。曲がりなりにも駅はバリアフリー化されるが、学内通学路を整備しないと! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() JR杉本町駅のバリアフリー化は、ホーム幅が4.5mしかなく、ホーム〜跨線橋にEVが付けられず階段昇降機(エスカル)設置という不完全な改善案が示されているが、いずれ高架駅にして「踏切解消」しなければ解決しないという根本的な問題が残されている。 しかし、懸案の大学側に「東口改札」が新設され、跨線橋の東西にEV設置されるので、暫定処置としては「やむおえない」と受け止めるか難しい所ではではある。 このような案で合意される状況であるが、更なる問題は東口に面する道路が未整備なのと、朝の通学ラッシュ時の混雑をどうするかだ。 ・現状のままの歩道では障害者の通学経路としては、危険とも言え問題が多い。 歩道幅員は縁石を入れて2m、車道側への柵なし、視覚障害者誘導ブロックなし、「視覚障害者への配慮ゼロ」と問題が多い上に、「北門からキャンパスへは急坂で手動車いすの自力通学は困難」など、歩道については大阪市の責任だが、北門の地形や整備にも難点がある。 ・一般通学生も従来南北2踏切に分かれて通学していたのが、1カ所に集中するので現状の通学路ではいっそう混乱すると予想される。 解決策は「学内への直接アクセス経路をつくる」ことなのは異論のないところだろう。わずかの調整で真に障害者も使えるようにすることは大学の見識を示すことになるだろう。 ◉東口設置に対応するアクセス経路の問題整理 学内整備や道路整備などいろいろな案は考えられるが、 a 東口設置に合わせて暫定的にすぐ行わなければならない整備 b 高架までの中期的な整備(15~20年?) c 高架を見越した将来的な整備 長中期的な整備は大阪市や大学がきちんと計画を立てなければならないが、今早急に必要なのはaのケースであり、JRに提示して改札口の位置や向きなどの設計とすり合せが必要であろう。また、通学経路としてだけでなく、地域住民も利用できる経路として使えることも必要であり、大学側には管理についての問題があることも勘案しなくてはならない面もあるが、細部の事情より「有効に利用できなければモッタイナイ」と、特に直接関係する学部には協力を求めたい。 考えられる経路は(① 〜④ はキャンパス配置図の色分け経路) ① 現在の歩道を整備し、北門の坂を緩やかに 歩道拡張と北門の坂をどうするかは、生活科学部敷地を一部提供しての道路拡張などを考えなければならず、簡単に改善できるとは思えない。将来的には必要だが、現状では利用困難か。 ② キャンパス内、生活科学部北側通路を使う 東口との境界部のフェンスを開け、植え込み部分の通路幅を簡易舗装すれば直ぐに使える。 一番経費がかからず、使い易い経路と考えられ、学内施設とは区分されており一般への開放にも問題が少ないのでは。生活科学部の大局的な判断と協力が必要。 ③ 既存西門から、工学部通路を使う 学内経路としては他のキャンパスや学術情報センターへも行き易い。一般市民への開放に問題がないか、実験棟を抜けるので工学部から難点が示されている、西門付近の路面整備が必要など解決すべき問題もある。 ④ 北側道路への通路をつくる 駅の大学側に南北道路を結ぶ通路をつくることは、通学経路整備だけでなく地域の南北通行路として便利だろう。高架工事への仮線用地などと合わせて考え計画しなくてはならないが、用地的にはさほど困難とは考えられない。学内への直接経路と別に合わせて必要か。 ★いずれの案も大学当局でも検討されていることと思うが、計画の緊急性に順位をつけて取り敢えず必要な対応は急いで決定されることを要請したい。以上はキャンパス内や周辺道路などを実地検証してまとめた、車いすを使っている者の一個人的見解であり、考察も不十分ですが問題整理のため敢えて提示させて頂きます。
◉JRと大阪市で合意した「杉本町駅バリアフリー改修案」が3/26日に提示され、
4/2「JR杉本町駅東口設置推進の会」は、 運動の現状報告会を大阪市立大で開いた。 報告会では、大阪市から示されたJR側の図面を紹介。利用者が多い大阪市立大がある東側に新たな改札口が開設され、既存の西側改札口と合わせて両方にエレベーターも付く。線路をまたぐ橋からホームまでの階段には、車いす用昇降機を設置。改札口やエレベーターなどは「将来の高架化工事の妨げにならないよう配置されている」という。ただ、高架化の時期についてはめどが立っていない。 (4/4大阪日日新聞より) 東口改札の位置と市立大学西門との関係や駅構内通り抜け保証、階段昇降機エスカルの幅広い利用など、調整しなくてはならない問題も残されているが「今後、良い方向へ向かうように見守っていきましょう。」と言うスタンスで受け入れる意向。 ![]() ![]() ![]() 改修案概略図 西口エレベータ位置概略図 東口改札・エレベータ新設と跨線橋延長概略図 ◉東口改札設置にあたって新たな課題 JR案では改札から道路へは、既存の歩道に直接出入りする図面になっている。 しかし、大学への経路である歩道は狭い上に、経年変化で荒れている。 朝の通学ラッシュに人の流れを捌ける幅員はなく、交通量の多い車道に溢れ危険きわまりない状態が予想される。 車いすのすれ違いも難しいし、その上大学構内への北門は、歩道からの入口部分が急な坂になっていて手動車いすで通行するのは困難。 対策は東改札に対応する大学西門を開けて、学内へのアクセス経路を整備することである。これは東口設置への大学として当然の対応と考えるのが常識であろう。 この改善案は既に東口推進の会から提案されおり、これを大学提案として採用すれば良いだけである。 しかし、5月半ばになっても、大学当局はアクセス経路を示していない。速やかにアクセス経路を示さないと、JRは提示案で実施設計に入ってしまうしかない。大学の良識が問われている。 (5月12日 追記)
◉1月26日「JR杉本町駅東口設置推進の会」 に対し、大阪市担当部長より「駅改修についての回答がありました。
要点は1、JR杉本町駅に東口を設置する。 2、駅の東西にエレベーターをつける。 3、プラットフォームから跨線橋までは階段昇降機。 4、H22年度から着工、遅くとも23年度中に完工。 5、連続立体(〜高架工事)とは切り離すものの、 近将来の連続立体化を意識した設計とする。 同会代表の大阪市立大学大学院教授・村田恵三先生は回答を受けての報告で「尚、我々は東西自由通行が地元住民にかかわらず、あらゆる人に可能になるように運用面での円滑化を働きかけて参ります。 ここまで漕ぎ着けるまで、ネット署名および 13,000人の署名活動をはじめ、皆様の熱い応援が力になりました。有難うございました。」とコメントされています。 ◉本格的な運動を始めてから1年余りで、このような回答を引き出した推進の会の活動は一定の成果を得たわけで賞賛に価するのですが、残念ながら問題は半分解決したにすぎません。「踏切解消は出来ず、自由通路設置もない」「ホーム〜跨線橋を階段昇降機」では、最も重要な課題が残されたままです。 やはり高架実現まで運動を継続する必要があります。 ![]() ◉推進の会では、階段昇降機でなくエレベータ設置出来る案など、JR案より合理的な数度に渡る「宮本案」を提案してきたのですが、今回の提示案では全く考慮されませんでした。 また、「堺市が行っている市内の鉄道駅全てを期限内にバリアフリー化する計画の調査」で分かったことですが、堺市では他のバリアフリー関連費用を含めて「上限無しに1/3補助*」、必要なら超過しても負担するとの姿勢であり、大阪市との違いはトップの意識とバリアフリー法の認識の差から来ているように思われます。 *(大阪市補助は原則エレベータ設置のみ1基3200万円上限、大阪府は1200万円上限としている。このためバリアフリー法による国庫補助1/3も自治体支出上限を超えることが出来ず、事業者負担が大きくなる) 堺市が「バリアフリー化年間予算10億円」で、なぜ4駅のバリアフリー化と南海の連続立体交差事業を一気にやれるかは「基本構想に書き込んでいる事業はバリアフリー法関連の起債ができる」ことを活用しているからだと分かりました。第2次補正バリアフリー関連予算200億円も上手く利用したようです。 「金がないから出来ないはウソで、やる気の問題」であり、大阪市との姿勢が対照的でした。 当初の「住民提案による基本構想作成」路線はこの意味でも、やはり正しい方針であったようです。
◉2009年12月4日(金)第3回JR杉本町駅問題に関するシンポジウムが行われた。「JR杉本町駅東口設置推進の会」は、大阪市・JR西日本との交渉の現況を伝え、福祉問題の北野誠先生や交通問題の大阪大学大学院教授の新田保次先生など、大阪市立大学以外からも専門家を招いて熱心な集会となった。駅舎改造設計提案行って来た建築家の宮本佳明教授は、さらに現実的な新提案を披露された。また、それに先立つ11月20日、JR社長、大阪市長あてに13000人弱の署名を提出しTVや新聞に大きく報道された。
第1回シンポジウムからちょうど一年後、最初の糸口を探す集会から、第2回目のバリアフリー新法による基本構想住民提案の途を探る集会など、変貌を重ね第3回目は多くの地域住民や日本福祉のまちづくり学会関係者も参加、大阪市立大学学長もスピーチされ運動の様相は広がりを見せているが、具体的な進展には至っていない。また不幸にも踏切事故死された女性への黙祷も行われ、度重なる踏切事故を無くすためにも運動の進展を熱く語る集会となった。 市立大学教授でもあった北野先生は大学の障害者受けれの観点から、福祉のまちづくり学会からは新田先生がバリアフリー新法との関係からの話を、市立大学大学院教授の法学的観点からの踏切問題への発想の転換提起など興味深い内容であった。 駅の東西連合町会から渡邊会長と北村副会長が、副代表の田畑教授は事故死された女性の追悼と踏切解消の必要性など、夫々熱い思いを語られ、村田代表からはJRや大阪市との交渉経緯報告があった。 1年経過し問題点ははっきりし、誰が何をしなければならないかが明らかになり、根本的な問題解決には連続立体高架しかないが、その実現までの2~30年間への非常に現実的なプランを提示しているのであるから、大阪市とJRが解決への糸口へ応える義務があり、歩み寄りが待たれる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「第3回JR杉本町駅舎と踏み切り問題シンポジウム」プログラム ■日時 2009年12月4日(金) 17:30〜20:00 ■場所 大阪市立大学学術情報総合センター 10階大会議室 ■第0部 ●司会 福田 常男(大阪市立大学大学院工学研究科准教授) 17:00 お茶とサンドウィッチと毎日放送のビデオその他 17:30 市民講座「東口の会の提案する駅舎デザインとそのこころ」 ……宮本 佳明(大阪市立大学大学院工学研究科&都市研究プラザ教授) ●総合司会 西川 禎一(大阪市立大学大学院生活科学研究科教授) 18:00 2009.10.8の事故の女性のご冥福を祈り黙祷 18:05 金児 曉嗣(大阪市立大学学長)挨拶 ■第1部 ●司会 鳥屋 利治(大阪頸髄損傷者連絡会事務局長) 18:10 「ついに起きた重大事故」 ……田畑 理一(大阪市立大学大学院経済学研究科教授) 18:20 「地元住民の声——もう待てません——」 ……奥井 史朗(山之内連合町会長)/渡邉 重夫(依羅連合町会長) ■第2部 ●司会 宮本佳明(大阪市立大学工学研究科&都市研究プラザ教授) 18:25 「今までの経緯——皆の力でもうひと踏ん張り——」 ……村田 惠三(大阪市立大学大学院理学研究科教授) 18:55 「発想の転換を——パラダイム転換とまでは言わないが——」 ……平 覚(大阪市立大学大学院法学研究科教授) 19:10 休憩 ■第3部 ●司会 石田 義典(中部障害者解放センター事務局長) 19:20 「杉本町駅問題と障害者が教育を受ける権利」 ……北野 誠一(関西地域支援研究機構代表) 19:40 「交通バリアフリーの成果とJR杉本町駅」(仮題) ……新田 保次(大阪大学大学院工学研究科教授) ■閉会の辞 西川 禎一(大阪市立大学大学院生活科学研究科教授) 主催 ●「JR杉本町駅東口設置推進の会」 代表 村田 惠三
◉踏切で女性はねられ死亡、台風影響で遮断時間長く進入?
8日午前7時55分ごろ、大阪市住吉区杉本2丁目、JR阪和線杉本町駅近くの踏切(警報機、遮断機つき)で、関西空港発京橋行きの快速電車(8両編成)に女性がはねられて死亡した、と大阪府警が発表した。電車は現場に約35分間停車、乗客1300人にけがはなかった。 住吉署によると、女性は近くに住む28歳の会社員。通勤途中と見られ、踏切の中央付近から傘を差して小走りに遮断機をくぐって線路内に入ったところをはねられたという。台風によるダイヤ変更などの影響で「遮断機がいつもより長く閉じていた」との目撃証言もあるとして、同署は関連を調べている。(2009年10月8日朝日新聞より) ◉この事故に関して「JR杉本町駅東口設置推進の会」は村田代表名で以下の声明文を出し、踏切改善を一刻も早く行い、このような事故を二度と起こさないよう申し入れを行った。 2009年10月10日 大阪市長 平松邦夫様 JR西日本社長 佐々木隆之様 JR杉本町駅東口設置推進の会 代表 村田 惠三 2009年10月8日の早朝7時55分頃、JR杉本町駅の北の踏み切りで、28歳の女性が列車に跳ねられ、死亡する事故が発生した。「JR杉本町駅東口設置推進の会」(代表 村田恵三)としては、本会がかねてから大阪市およびJRに指摘し、警告してきたにもかかわらず、「開かずの踏み切り」を放置してきたことから起こるべくして起こったものと考えている。 杉本町駅南および北の「開かずの踏み切り」とそこでの危険性は、杉本町駅の駅舎構造の不備が根本的原因である。 大阪市およびJRは、バリアフリー新法が促している2010年の12月末までに、杉本町駅の東西出入り口の設置および通行と駅のバリアフリー化の工事を終えるよう、速やかに駅舎構造の改善に真摯に取り組まれることを強く希望する。 ◉朝の通学時間に踏切の実情を見てきました<開かずの踏切リストに>記載されている「杉本町駅南一踏切」(10/6調べ) 事故の起こった北側踏切はレールが4本で、横断距離はこの踏切より短い! ![]() ![]() ![]() ![]() 「開かずの踏切」とは、ピーク1時間当たりの遮断時間が40分以上の踏切のことをいい、 全国に約600箇所存在し、この踏切はリストに記載されています。(国交省道路局) また緊急対策踏切リスト(速効対策及び抜本対策の対象踏切1960箇所) には 「杉本町北一踏切」も入っています。 10月12日(月) MBS(大阪毎日テレビ)報道・情報番組[VOiCE]17:50~18:40で JR杉本町駅問題が取り上げられることになり、 取材協力の一環で通学時間の踏切の実態を調べました。 ・開いたららすぐ閉まり、遮断機で閉じ込められる ・車と同時に渡るので人数の多い歩行者が渡るスペースが不足 ・人の流れの反対方向に渡れない場合がある ・踏切内には線路が7本もあり、車いすやベビーカーなどの横断は困難で危険 (車いすの車輪が線路ミゾにハマり危機一髪で助け出された近時例がある) ・レール3本は廃止された貨物線のもので撤去すれば踏切幅は半分近くになる ・ラッシュ時の遮断機開閉は非常にランダムで、 安全な通過時間があるか判断できない ・遮断が降りている時間と開いている時間の実態例 (写真を写しながら単独調査なので多少誤差はあります) ![]() なお、JR西日本は 「踏切の安全については道路管理者の責任であり、 JRが問われるのは踏切の安全設備をきちんと設置 しているかであり、本来自治体の責任である」と 言っている。
◉JR杉本町駅・踏切問題展示テーマ
「大学が『まち』のためにできること、 『まち』といっしょにできること」 今、大阪市立大学内でJR杉本町駅問題に関する展示と参考資料などの コーナーが作られ、学生や教職員の意識啓蒙が計られています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 場所:大阪市立大学 学術情報総合センター1階・2階(2階に入るためには、カードが必要) http://libweb.media.osaka-cu.ac.jp/access.html 期間:1階展示〜10月14日 / 2階展示 10月末まで予定 内容:1階・パネル展示 宮本佳明設計案 生活科学部「QOLプロモーター育成による地域活性化事業」 2階・関係資料・図書の展示 (「学生に読むことを勧めたい本」コーナー展示) - 東口運動:要望書、市からの回答書、反論書/経緯等 - 東口問題:関係法令集 - 東口問題:事故調査記録(「情報公開請求」制度によるもの含む) - 宮本佳明教授・設計詳細 など資料。ほか、図書。 2階部分は図書カードが必要、「市民利用制度」(有料)の利用は下記から http://libweb.media.osaka-cu.ac.jp/japanese/shimin.html (展示企画、収集は法学研究科 和久井先生のご努力によって行われたものです。)
◉淡路駅は待避設備を持つ島式2面4線のホームを持つ地上駅。高槻よりの東西双方に改札が設けられており、各ホームは地下道で連絡している。エレベータが設置されているが、改札口は地下相当階にあり、東西へ出るには急な坂がある特殊な構造。京都本線と千里線平が面交差しており、上り・下りともに駅構内手前に複雑な分岐点があり、踏切も二重になっている。
高架化工事と駅周辺区画整理が進行中で、総事業費1600億円とも言われる巨大プロジェクトに建設局予算が投入され、この事業が終わるまで「杉本町駅整備」に廻す資金の余裕はないと大阪市担当者は述べている。 ![]() ![]() ◉阪急京都線・千里線連続立体交差事業(阪急淡路駅付近の高架化工事):淡路駅周辺の17箇所の踏切を廃止することが目的【崇禅寺駅・柴島駅・下新庄駅も同時に高架化される】柴島〜淡路間の路線高架工事は進行中。<21年度 阪急京都線・千里線連続立体交差事業予算:45億6千万円 (付属街路整備を含む)>(注:路線高架事業は自治体の役割で、鉄道事業者は受益者負担として1割程度の資金負担をする) ◉「阪急淡路駅立体化」:現在の駅の東側に新しく二層式の高架駅舎(1~3F:コンコース・JR駅との乗り換え口・店舗など、4F:上りホーム、5F:下りホーム)を建設し、完成すると京都本線と千里線が立体交差になり、ダイヤ上のネックも解消される予定。また、駅舎はすぐ北側にあるJRおおさか東線(城東貨物線)を跨ぐため、相当な高さになる。 ◉淡路駅周辺地区土地区画整理事業(大阪都市計画事業) 連続立体交差事業に併せて、阪急淡路駅を含む8.9ヘクタールの区域において、駅前広場や道路・公園の整備など、交通の結節点にふさわしいまちづくりの事業が進められている。店舗や住居も移転先はほぼ決定し実行段階に入っているとか。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() バリアフリーの観点からは、駅改札まではそれほど問題ない。エレベータは直角スルー型11人乗り、自動改札は幅52~54cmと通常より狭いが、90cmの幅広改札がある。問題は駅敷地から淡路東商店街への急な坂で、手動車いすでは自力では困難な状態。阪急千里線は大阪市営地下鉄「堺筋線」と相互乗り入れしていて「天下茶屋」で南海本線と連絡し、和歌山〜京都を結ぶ便利な路線でもある。 また、駅東西の交通は地下通路を利用できるが両側に急な坂があり、1日5時間閉まっている二重踏切で分断されている。 杉本町駅と同じ「島式2ホームと開かずの踏切」という問題を抱えているが「エレベータ設置済みと東西横断地下道」で一応の解決がなされており、連続立体交差と区画整理事業による「まちづくり再開発」のウェイトが高く、駅問題としては杉本町駅の方が深刻か? しかし、密集市街地での高架工事や敷地にゆとりのない高架駅工事など難事業で、全体計画の進捗が予定通り進むのは相当難しいようにも見受けられ、いつまでも杉本町駅に取りかかれないとしたら困ったことになる心配がある。 ある商店街店主に聞いた話では、周辺に多くの駐輪場が設置されているが「作るだけ自転車の数は増え、目下の最大問題は駐輪対策。商店街リニュアルで若い人たちの参入を期待しています。私たちはもう退場です!」 通勤客だけが増えて、古くからの顧客が減っていく商店街が新しい時勢に対応していくのは悩みも大きいようだった。 ◉杉本町駅問題に関わってから一度現地をと思っていた「阪急淡路駅と周辺」の状況を見てきたレポートです。 阪急電鉄は古いままの駅施設が多く、二つの路線が平面交差していることから起こるこの駅独特のネックもありますが、密集市街地の中にある駅と周辺地域の再開発と、踏切を17ヶ所解消する連続立体交差、4駅建て直しを同時にやろうとする難事業です。 経営的にも苦戦していると聞いている阪急電鉄にはかなりの負担でしょうが、現状はかなりひどく事業の必要性は十分理解できました。 でも、ここが終わらないと杉本町駅は着手できないでは困ります。 何とかやり繰りして欲しいものです。
◉7月1日、第2回JR杉本町駅改善シンポジウム「人にやさしいJR杉本町駅を目指して」主催:「JR杉本町駅東口設置推進の会」が大阪市立大学で開催され、地域住民など130余名が参加。予定時間を超えて熱心な討議が行われた。
![]() 開会18:00 司会:西川禎一(大阪市立大学生活科学研究科教授)[本シンポジウムの趣旨説明] ・田畑理一 (大阪市立大学経済学研究科教授) ◉第1部 [報告:これまでの運動について] ・山本義彦(浅香地区まちづくり協議会会長) 高架南伸運動のあゆみと問題点 ・村田惠三(大阪市立大学理学研究科教授・推進の会代表) JR杉本町駅東口設置推進運動のあゆみと問題点 [講演:法律と技術] ・三星昭宏(近畿大学教授、日本福祉のまちづくり学会前会長) バリアフリー新法のねらい(こんな心で作った) ・宮本佳明(大阪市立大学工学研究科兼都市研究プラザ教授) 技術的、経済的観点から駅舎を考える(現在の問題点) ◉第2部 [パネルディスカッション] 座長:北川博巳(兵庫県立福祉のまちづくり研究所 主任研究員) 進行役:山名勝(大阪市身体障害者相談員) パネラー: ・奥井史朗(山之内連合町会長:住民代表)半世紀の住民の悲願 ・渡邉重夫(依羅連合町会長:住民代表)半世紀の住民の悲願 ・石田義典( 障大連事務局長)障害者の立場代表して ・鳥屋利治(車いす大学通学体験者)最寄り駅から通える大学へ ・平 覚 (大阪市立大学法学研究科教授)法律家の立場から ・三星昭宏・宮本佳明・田畑理一・村田惠三 ![]() ![]() これまでの運動の経緯や現状報告、それぞれの立場から問題点の指摘があったが、推進の会の村田・田畑教授からの「皆さんの熱意こそが原動力、一致団結して取組もう」とのアピールが、参加者一同の思いを表すものであった。 ◉ハッキリしてきたJR杉本町駅の問題点 1、駅のバリアフリー化 2、踏切解消(連続立体交差事業) 3、駅東西のまちづくり 単なる駅のバリアフリー化では解決できない、踏切解消と町づくりがからむこの問題は、JR単独でなく大阪市がどう関わるかがキーポイント。 根本的な解決には高架南進による橋上駅化が必要だが、120~150億円と見積もられている費用と高架事業完成までの年月(最短で15~20年?)をどうするかとの難しい課題がある。大阪市の都市計画では現在「阪急淡路駅近辺連続立体事業計画」総事業費1,613億円(自治体負担1,413億円、鉄道事業者負担200億円、事業採択 平成3年度/完了予定 平成32年度)が進行中で、次に京橋駅整備(大阪市負担想定額600億円)が控えており、これらの事業のメドが立たないと資金のゆとりが無いというのが本音のよう。<建設局事業評価所より> 一方「住民提案による基本構想作成」 1、JR杉本町駅のバリアフリー化と東口復活、東西自由通路の併設。 2、駅と主要施設間の経路の移動円滑化。 3、大阪市立大学構内および周辺地域との移動円滑化。 4、協議会を平成21年4月1日までに設置し、基本構想作成後も検証のため存続させる。 には6月25日付で大阪市から文書回答があり、住民提案を受け入れられない理由と今後の方針を以下のように述べている。 1、バリアフリー新法の整備目標年が旧法と同じ平成22年である。 2、財政難から既存25地区の道路特定事業整備進渉率が、20年度末で約50%しかなく新規事業着手が非常に困難な情況である。 「しかしながら、鉄道駅舎のバリアフリー化は重要と認識しており、平成22年までに実施されるよう働きかける。」と大阪市は計画も立てずJR任せという、無責任なものであった。 なお踏切解消については、一切触れていないが基本的に大阪市に責任がある。平法学部教授の話しでは「バリアフリー新法では住民提案を尊重しなさいと解釈できるが、もともと法は行政に都合良く出来ていて訴訟での解決は難しいと言える。しかし要求を積み重ねていくことで直して行ける可能性はある。」 ◉大阪市、JR、推進の会三者によるワーキングは、7月2日第1回目を終えた。 歩み寄りは困難だが、譲れるところは譲って基本的な合意を形成しなくてはならない。このワークの課題は「高架事業までの長い年月に対して、暫定的な駅バリアフリー化をどの程度まで進めるか」であるが、踏切安全対策をどうするかには暫定策が無いのが頭の痛いところである。1回目は技術的検討に答えられるJR側技術者の出席が無く、2回目を1週間後に行うことになった。 < 前のページ次のページ >
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