2008年 08月 24日 ( 6 )

車イス旅行者の仙台レポート3

◉仙台空港とアクセス鉄道
仙台空港は、国際線と国内線が一つのターミナルビルの左右に配置された
コンパクトで使い勝手の良さそうな空港だった。
仙台駅から出ているアクセス鉄道も、車いすが自力乗降出来る進んだ鉄道で、トイレ、券売機、改札など車いすでの利用に問題ない良好な造りであった。
ワンマン運転で論議が起きていたが、何か問題があるようには見えなかった。

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アクセス鉄道は段差隙間もほとんどなく、車いすでの自力乗降に問題ない。短い乗車時間だが車内トイレは車いすでも使える。空港駅トイレも空港内より進んでいる。

◉仙台の案内サイン
仙台市営地下鉄のサインは、明快で良く分かりデザインも統一されていて優れている。しかし、ホームのドア位置表示のみが不完全なのは理解できない。
また、初めての都市で、地下鉄駅へのエレベータがどこにあるかを発見するのは、難しいことが多いが、仙台は路線が単純なせいもあるのか分かりやすかった。
管理者が違うのか、地上のエレベータ案内は少々お粗末!
レベルを揃えて欲しいものです。
c0167961_196539.jpg市営地下鉄と
仙台空港の
サイン類
by yamana-4 | 2008-08-24 18:45 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

車イス旅行者の仙台レポート2

◉バス交通 仙台市営バス・宮城交通バス
仙台市は地下鉄が1路線しかなく、バスが公共交通の主要な役割を担っている。市営バスと宮城交通が競合しあっているが、接近情報サービスは協調して行っている。公表されている車いす乗車可能車両は、まだ20%程度だが実際バスを利用してみると、接近情報サービスで携帯からノンステップ、ワンステップバスの近づく様子を知ることが出来るので、効率良く利用する事が出来た。

c0167961_17183839.jpgバス停で観察してみても、そんなに少ないようには見えなかった。市内路線と近郷路線があり、全体の運行数はかなり多いようで、市内は100円均一区間が設定されて利用しやすい工夫がされている。
◉観光客用に運行されている250円均一の「るーぷる仙台」
c0167961_17413980.jpg仙台市営の「るーぷる仙台」は、一日乗車券(600円)で、乗り放題、乗り降り自由。1回乗車は250円均一。車いす乗車可能で便利なバス。
「仙台市観光シティループバス」として、観光施設の割引がついて、ワンマン運行の運転手さんが、ガイドをしながら運転している。
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仙台市交通局と宮城交通(株)は、バス利用者の利便性向上の取り組みとして、平成18年4月1日から、路線バスの接近情報をインターネット等をじて、バスを利用する皆様にお知らせするバスロケーションシステム(「愛称どこバス仙台」)の運用を開始。
インターネットに接続できる携帯電話やパソコンから,乗車するバス停・降車するバス停を指定すると,その時点で利用できるバスがいくつ前の停留所を出発しているか,市内のほとんどのバス停における情報を知らせる。
by yamana-4 | 2008-08-24 17:51 | バス・市電 | Trackback | Comments(0)

車イス旅行者の仙台レポート1

◉JR仙台駅周辺の2階連絡デッキ、車と歩行者の徹底的な分離
仙台はバリアフリー先進都市らしく、街全体のバリアフリーレベルはかなり高い。仙台駅周辺は特に、市営地下鉄とバスターミナルなど公共交通機関が集中しているが、隣接するオフィス・商業ビルやホテルも一体に広範囲に連絡する歩行者用デッキが張り巡らされている。駅の両側への通路も2階の自由通路を利用、駅周辺ではとにかく2階デッキへ上がれと仙台在住者に教えられた。

c0167961_1614334.jpg周辺のビルやホテルに2階で通じ、地上バスターミナルへはエレベータで降りる。歩道からの専用エレベータの他、周辺ビルエレベータが多数利用できる。

写真左下2枚は駅反対側の広場とエレベータ。

◉市営地下鉄
開通は1987年、全国11番目のこと。仙台市街を南北15kmにわたって走る都市交通。壁面や通路を利用したアート、駅に続く公園、駅ビルショッピングモールなど、地下鉄駅の中だけでも十分楽しめる。(交通局HPより抜粋)
バリアフリー先進都市として評価が高いが、実際に乗車体験をしてみると車いすで改札を通過しても駅員は黙って見ているだけで、頼まないと携帯スロープが必要かと聞いたりはしなかった。
評価が高いのはエレベータ設置率100%、駅スペースのゆったりさや、ホームページに見られる分かり易さなど運営ソフトが上手な点などが優れているからか? しかし、使い易いのは事実であったが、設備が古いかったり、ちぐはぐな部分があるのが気になった。
c0167961_16403213.jpg仙台市営地下鉄は、バリアフリー先進的公共交通機関として評価が高く、
期待して乗車してみた。


ホームと乗降口の段差は、ほんの少し低ければ多くの車いすが自力乗降できるのにと残念! 車いすスペース車両部分だけでもカサ上げすればと思うが、車両の高さ調整で2~3㎝低くできればもっと簡単では?
開通年から考えると、当時のレベルでは先進的だったと思えるが、どうやって現在のレベルに直していくのかが課題のように感じた。
車両はスペースが広くて乗りやすい。コンコース階のサインは分かりやすいのに、ホームの乗車位置や車いす位置のサインが不十分なのと、点字ブロックもドア位置設置がないのは、どうしたことだろうか。
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神戸市営地下鉄の乗車位置表示も視覚障害者への配慮は足りない。
しかし、仙台は全く壁面表示されず、携帯スロープ介助の駅員は車イススペースに乗車させる気配がなかった。
by yamana-4 | 2008-08-24 17:03 | 旅行・鉄道 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク3

◉3.4階、仙台市民図書館
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3階/一般書、新聞・雑誌
4階/参考資料、郷土資料
開架約11万冊、閉架約30万冊、
開館時間:平日10:00〜20:00
土日祭日〜18:00



◉5.6階ギャラリー
c0167961_13571960.jpg6F・5Fギャラリー 開館時間10:00〜19:00


◉7階スタジオ
c0167961_14182253.jpg情報制作・創造活動の場、
スタジオa-d、180席シアター、
美術文化ライブラリー、
出力センター(印刷・出版サービス、スタジオ活動支援)
開館時間:9or10:00〜21or22:00
by yamana-4 | 2008-08-24 14:22 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク2

◉1階、トイレとギャラリー・コーヒーショップ
伊東豊雄氏の鋼管トラス構造「チューブ」は、採光装置、階段・エレベータの垂直導線、空調や配管・配線のダクトスペースなどを兼ね、四角い柱や壁
を無くしてユニークな空間を実現してるいる。c0167961_12203662.jpg
開けっぴろげの建築空間は、自由なレイアウトを可能にし、予想していたより実に楽しい。
◉2階、ライブラリー:映像音響資料、新着新聞・雑誌、情報検索端末、メディア情報資料、児童書、情報障害者への閲覧支援と図書・ビデオ貸出。 ボランティアによる支援、対面読み上げサービスなどもある。
映像情報ライブラリー、お話しの部屋、グループ閲覧室、会議室、託児室・授乳室、静養室など
c0167961_1243059.jpg情報ライブラリーのホワイエは、全面ガラス窓から仙台名所のケヤキ並木が一杯に広がっていて壮観
c0167961_1314221.jpg◉絵本児童書コーナー・お話の部屋
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◉目や耳の不自由な方の相談カウンター
情報閲覧支援目の不自由な方の録音図書の利用と貸出
耳の不自由な方の字幕入りビデオの閲覧と貸出
by yamana-4 | 2008-08-24 12:22 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)

仙台メディアテーク1    

◉パリ・ポンピドーセンターとよく似た総合情報発信センター
仙台市の総合的文化活動拠点として、市民図書館と併せて、美術・映像、情報など様々なメディアを利用できる公共施設。 最先端の知と文化を提供し、端末でなく節点としてネットワークの利点を最大限に活用することを理念に掲げている。
「あらゆるバリアからの自由」を標榜し、健常者と障害者、利用者と運営者、言語や文化などの障壁を乗り越えることを宣言している。
伊東豊男氏の設計で、平成15年度日本建築学会賞を受けパリ ポンピドーセンターのような総合情報活動公共施設として、金沢21世紀美術館と共に世界的に注目を集め、年間利用者100万人を超す人気施設。
都市活性化の波及経済効果も大きく、先進事例として各地の模範となっているが、財政的には批判もあり運営協議会を設けて努力している。
c0167961_4263688.jpgc0167961_4125235.jpgしかし、新しい都市のあり方として先進的な文化情報施設をつくり、一挙に発信能力を高め成功するためには、発信する価値のある文化的蓄積と常に新らしい取り組みができるバックグラウンド必要だろう。
現代芸術からは取り残されていたパリが、ポンピドーセンターによって一発逆転を成し遂げたのは文化的底力があったからだろうが、金沢や仙台にも大学や伝統的な文化的蓄積が、都市の中に大きなウェイトを占めて存在していたから可能だったのではないだろうか。

ここで問題は我が大阪だが、橋本改革には都市における文化や情報発信の重要さへの視点が、あまり無いように見えすごく気がかり。
橋本知事は図書館だけあれば足りると思っているみたいだが、どのように考えているのだろうか。御堂筋ライトアップより情報発信力を高めることが、大阪をライトアップすることではないでしょうか。
by yamana-4 | 2008-08-24 04:01 | 建築・美術館・博物館 | Trackback | Comments(0)