今年の福祉機器展で注目した車いす 

◉メックデザイン、井上和夫さん「吉田いす」の可能性
この室内用の「動くいす」は、従来の車いすとは異なっ発想でデザインされていて、歩行困難者の移動機器として新しい可能性を感じた。
設計開発者の井上さんは本職が照明デザイナーとのことで、従来の車いすにとらわれない作り方に、かねてから考えている「新しい移動手段」として発展させて頂けないかとお願いしている。
コンパクトな駆動装置の上に自由な形のイスを乗せることができ、比較的容易に外出型の移動機器として発展させることができるのではと思ったからだ。c0167961_3212361.jpgc0167961_3242835.jpg
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上:飛騨のオークビレッジ製作のいすとの組合せ
左:駆動装置部分
右:運搬用に改造
サイズ:W.550 L.583 H.896 mm 座面高さ450 mm 座面幅420 mm
重量:駆動部46 kg いす部14 kg 
最小回転半径:35 cm
「吉田いす」
http://www.mecsystems.co.jp/yoshida/yo_f1_top.htm
◉「新しい移動手段」として考えていること
1、外出に便利な車いすが無い! 障害者も高齢者も歩くのが困難な人の外出用機器として、今の車いすが十分に機能的とは言えない。ジョイスティック普通型は基本的に室内用であり、ハンドル形電動は機能的に問題がある。
2、移動困難者が外出するために必要な移動機器の要件(2タイプ必要)
 どちらも「電動で介助者なし単独で使える」ことが基本。
◇「都市型」公共交通と組み合せて使うタイプ
 コンパクトで幅50cm以内、回転性能が良く前進後進切替も一連の操作で、電車やバスやエレベータの乗降が容易で、マンションの戸口内にも置ける。
外出先の屋内でも違和感なく入れ、店内に乗り入れできる「車いす」であること。
◇「郊外型」公共交通が利用し難く自力走行を主とするタイプ
 今ある「シニアカー(ハンドル形電動車イス)」の問題点は、移動機器として中途半端すぎることだと考えている。人一人移動させるには大げさすぎ、車の代替えとしては遅すぎ、車いすとしても車代替え機器としても使い難い。
車が運転できる人は手動車いすと組合わせて使える人は良いが、高齢者など運転できない人の自力移動手段が不十分ではないか。これは「車いすと車の間の乗り物」として根本的に考え直す必要があるのではと考えている。
c0167961_326219.jpgこれは台湾のメーカーがアメリカやオーストラリアに輸出している、コンパクトなハンドル形電動車イスだが、日本販売を中止してしまった。国内販売を要請しているが、経産省の「特定商品指定」によって不可能になろうとしている。国内車いすメーカーは小型で機能的な機器の販売は行っていない。
c0167961_3281014.jpgc0167961_3264987.jpg◉驚異のメカ電動ジョイステッィク形車いす「オメガスリー」
会場で走行しているのを見て詳しく話を聞いて驚いた。製作者の西平さんは実に優れたなメカマニアとでもいうか、何でも作ってしまう驚いた人物だった。しかもデザインが素晴らしく実に機能的で美しい!
ジョイステッィク・コントローラーと車輪以外は前部手作りとのことで、モーターまで作ってしまうのだ。どんな要求でも叶えてくれる頼もしい「車いす作り名人」製作費もビックリだが高級車を買うのよりは安いかな? 困ったら最後には彼がいると分かっただけでも嬉しい。
有限会社 アローワン611-0013 京都府宇治市菟道門ノ前9-1 西平哲也 ・電動車椅子の改造・修理 取り扱いメーカー:西平技研、ユニカム、シースター、他国内外を問わず全てのメーカーの改造・修理、自社開発商品の販売・改造・修理
http://www.arrow-one.com/index.html"
by yamana-4 | 2008-10-12 19:15 | 集会.発表.学会.展示会 | Trackback | Comments(0)
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