近畿運輸局バリアフリーリーダー会議で提案したバリアフリーへの課題を順次掲載します。
この度バリアフリー法が改正され、制度的な変更などが行われましたが、具体的なガイドラインなどでは十分でありません。
まず鉄道のバリアフリーに関しては世界の常識である「ホームと車両の段差・隙間を無くする」ことが、ガイドラインでは曖昧です。これは「駅入口からホームまでの移動円滑化」とされ、駅舎と鉄道車両が別のガイドラインになっていて、車両とホームの間が連続して考えられていないからです。現状でも進んだ鉄道事業者はありますが、特に首都圏では段差解消が遅れていて山手線では、全駅にホーム可動柵が設置されたにも関わらず「段差・隙間は1ミリも」解消されていません。オリンピック・パラリンピック2020東京大会では、世界から来日した車いす乗客はビックリしするでしょう。
その期間だけ人海戦術で渡し板介助しても、何のレガシーにもなりません。どうするのでしょう?