JR京橋駅エレベーター設置訴訟2

◉JR京橋駅EV訴訟は本日9月8日14時、原告宮崎茂さんが池田直樹・中村ちとせ弁護士の支援を受け、大阪地裁に訴状提出しました。

・訴訟の全容を配信した共同通信の記事
エレベーター「設置不足」 
車いす男性、JR西提訴へ  ホーム間移動に5基経由 

 大阪市のJR京橋駅で、車いすの利用者がホーム間移動にエレベーター(EV)5基を乗り継がなければならないのは「必要なEVの設置を怠り、移動の自由の侵害だ」として、大阪府大東市の男性(51)が8日、JR西日本に3基のEV新設などを求め大阪地裁に提訴する。
 代理人の池田直樹(いけだ・なおき)弁護士は「段差のない経路が一つでも確保されていればよいとする考えでは不十分だ。健常者と同じ利便性と公平さを求める」と話している。
 原告の男性は脳性まひがあり、日常的に車いすを使用。京橋駅の大阪環状線外回りホームから片町線(学研都市線)の四条畷方面ホームへ移るには、EVを5基乗り継がなければならない上、大きく迂回(うかい)を強いられ、最低でも10分以上かかる。一方で双方のホーム間には階段があり、健常者は1分かからず移動が可能。訴訟ではこの地点を含む3基の新設を求める。
 バリアフリー法は鉄道事業者らに対し、駅や車両の構造を障害者や高齢者が円滑に移動できる基準に適合させ、維持しなければならないと明記。関連の法令では円滑に移動できる経路をホームごとに一つ(ワンルート)以上確保するよう求めている。
 原告側は「JRは最低限の整備しかやっていない。健常者と比べて車いすの利用者に過度の負担がかかっている状況を放置しており、法の趣旨を踏みにじっている」と批判している。
 JR西によると、同駅は乗降客数が府内のJRで大阪駅、天王寺駅に次いで3番目に多く、1日当たり約26万人。京阪本線や大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線が接続する。
 JR西広報部は「既に同法に基づいて段差を解消した」との認識を示した上で「一部経路で不便をお掛けしているのは事実。駅の構造や費用対効果の検討も必要で、関係自治体と協議しながら対応したい」としている。
不便さ「我慢の限界」  混雑時、構内移動に30分 
 車いすでの大阪・JR京橋駅の不便さを訴えて訴訟を起こす原告の宮崎茂(みやざき・しげる)さん(51)=大阪府大東市=は、行き先によっては駅の改札からホームへの移動さえエレベーター(EV)を4回乗り継ぐ。混雑時はEVの待ち時間を含め構内の移動に30分ほどかかり、「利便性の格差が我慢の限界を超えている」と憤る。
 障害者らがハードルを感じることなく速やかに目的地まで移動できるはずの“ワンルート”を「これで『確保しています』と言うのは、勘違いも甚だしい」と訴える。
 今月5日の駅ホーム。端にあるEVまで車いすをこいでいた関節リウマチを患う大阪府東大阪市の無職女性(49)は「もう何回乗ったか覚えてない」と苦笑し、「障害者だけでなくベビーカーの人もEVを使う。弱い立場の人のために状況を改善してもらえれば」と話した。
 専門家によると、こうした複雑な経路は普段から通勤などで使い慣れないとたどるのが難しく、目的地に行き着けない可能性すらある。同日もキャリーケースを持った外国人旅行客がEVを探して右往左往していた。
 日本も批准する国連の障害者権利条約は「健常者と同等のサービス水準にあるか」の観点を重視している。4月には障害者差別解消法が施行。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、国は一層のバリアフリー化を進めている。
世界水準から周回遅れ 
  国土交通省のバリアフリー整備ガイドライン作成に関わってきた近畿大の三星昭宏(みほし・あきひろ)名誉教授(交通計画学)の話 2000年のバリアフリー法制定時はとにかく段差を解消し、ワンルートを通すのが目標だった。時代が進み、大規模駅に対しては、災害時対応も念頭に主要な経路で複数のルートを確保することが求められている。だが、日本のバリアフリーは世界水準から周回遅れの状況。裁判の結果次第で、鉄道事業者に整備の加速を促す追い風になればと期待している。

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by yamana-4 | 2016-09-09 00:48 | 京橋駅EV訴訟 | Trackback | Comments(0)
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