災害時の危機管理を産学協同開発する大阪産大、栂さんたちの試み

◉「バリアフリー展2011大阪」で注目した展示

1産学協同開発「危機管理のUDデザイン製品」
大阪産業大学大学院は、独創的なアイディアと行動力で新しいビジネスを創造し、成功に導くことができる
人材育成を諮り、具体的な課題にとりくみながら、知識とスキルを習得するPBL(Project-Based Learning:
具体的な課題設定型学習)システムを柱とするカリキュラムのもとに「アントレプレナー専攻」課程を設置
しています。
ここでユニバーサルデザインを担当している特認教授「栂紀久代」さんは大学院生を指導し、災害時の危機
管理研究と企業と恊働した災害時用機器の開発を行っていて、その成果を展示・発表されました。
今、大変タイムリーな発表で、機器開発の実用性、機能性、デザイン性などの一層の高まりを期待したい。

 ★災害時の危機管理研究内容
<・危機管理に関する問題点の抽出・天災を人災に変えないための計画・災害時の危機管理のUDデザインの
 要因と実践・UDデザインの危機管理・福祉避難所の指定と福祉避難所ハザードマップの作成・地域活性化
 を社会貢献で・救助方法などの検証・災害時の危機管理 自助、共助、公助>
 なお、圧死を防ぐ安心ベッド枠などの「防災シェルター」を独自に自治体補助している都市は34あります
 が、補助金額は50〜10万円まで大きな格差があります。しかし、補助を出すのはまだ先進自治体だけです。
(高額補助/東京都中央区100万円、50万円 渋谷・練馬・台頭・中野区、町田市など、条件のある場合あり)

2 機能性、デザイン性の優れた「車いす吊上げ収納装置」
車のジョイスティック運転装置などのニッシン自動車工業は、車のルーフ取付け「車いす吊上げ収納装置」
を開発販売しているが、シンンプルで、機能的で、デザイン性の優れたUD製品です。
隣で展示しているトヨタは同じ機能の製品を自社開発しているが、ニッシン製の方が優れており、どうして
わざわざ自社開発するのか? 優れた先行製品を導入しないのか? 疑問を感じました。
おそらくトヨタの技術者も、そのことは感じていると思うのですが!


災害時の危機管理を産学協同開発する大阪産大、栂さんたちの試み_c0167961_2173176.jpg災害時の危機管理を産学協同開発する大阪産大、栂さんたちの試み_c0167961_2171597.jpg災害時の危機管理を産学協同開発する大阪産大、栂さんたちの試み_c0167961_2165739.jpg災害時の危機管理を産学協同開発する大阪産大、栂さんたちの試み_c0167961_2163160.jpg災害時の危機管理を産学協同開発する大阪産大、栂さんたちの試み_c0167961_15583930.jpg災害時の危機管理を産学協同開発する大阪産大、栂さんたちの試み_c0167961_155851100.jpg
by yamana-4 | 2011-04-17 20:58 | 防災
<< 里美セクハラ・パワハラ裁判のゆくえ 宮城県と福島県の被災地視察の報... >>