「阪堺電車」国内で唯一車いす乗車が全く出来ない路面電車

◉大阪の通称「阪堺電車」と呼ばれて親しまれている「阪堺電気軌道」は
1900年(明治33年)開通した歴史的な路面電車で、大阪市内と堺市内で2路線の路面電車を運行している。
国内で残っている路面電車の中で、残念なことにただ一つ低床車両の導入がゼロで、
車いすの乗車が全くできない公共交通となっている!
南海電鉄の100%子会社だが、経営が悪化し廃止の危機が状態化している。
最近、堺市内区間が堺市の支援で存続することが正式に決まったと新聞各紙が伝えた。
堺市側には以前から存続運動があり東西にLRTを導入する計画などもあったが、市長交代で白紙に戻されていた経緯も。
一方、大阪市側は南部の住吉区など存続運動があったが、大阪市が支援する話は聞かない。
堺市が基本的交通計画の中でどのような位置づけをし、単なる存続でなく「誰でも利用できる公共交通」として整備し
大阪市側も「市民の足としての公共交通」と認識し、整備支援を早急に行うことが必要ではないだろうか。
車いす乗車が全く出来ない状態を放置しているのは、第一義的には阪堺電車の責任であるが、
大阪側の行政も傍観者で放置していては無責任ではないだろうか?


◉「阪堺線存続検討ワーキンググループ」
阪堺電車の存続を願う有志が集まり、研究や論点整理を行い、阪堺電車活性化フォーラムなどを開催して一般への理解を
求めたり、堺市への「阪堺線再生プラン提言」などを行っている。
別に活動組織として「チンチン電車を愛する会」があり、堺市は専門家ワーキンググループと庁内委員会を設置し検討を
行っている。交通基本計画の策定も具体的に立案される方向にあるとのこと。

・阪堺電車運行路線
 阪堺線: 恵美須町 - 浜寺駅前 14.1km /上町線: 天王寺駅前 - 住吉公園 4.6km 
 阪堺線の恵美須町発着系統は恵美須町 - 我孫子道間の運行に短縮し、朝・夕ラッシュ時のみ恵美須町 - 浜寺駅前間運行。
・車両:すべて1または2ステップ車で、国内路面電車の中では唯一、低床車両がない。
・乗車区間、運賃
 大人1区間大阪市内または堺市内を1回乗車の場合200円
   2区間大阪市内 - 堺市内間を連続して乗車または住吉・あびこ道で乗り換える場合290円
★ホームへのスロープが作られている駅もかなりあり、ステップの無い車両を導入すれば車いす乗車が直ぐに可能な区間が
 あるので、京都の嵐電程度の乗車はムリとは思われない。

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by yamana-4 | 2010-11-10 03:51 | 路面電車・阪堺電車 | Trackback | Comments(1)
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Commented by 三笠 at 2010-11-10 18:01 x
こんにちは いつも拝見させてもらっています。
yamanaさんの文章がすごく読みやすくて、とても勉強になります

突然で申し訳ないのですが このたび「車いすで行ってみない?」という関西圏の多機能トイレを紹介しているブログを立ち上げました。もし、よろしければ相互リンクをお願いできますでしょうか?
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