JR杉本町駅ー東口設置後の学内通学路

◉このままでは通学困難なアクセス経路。
大阪市立大学の早急な決定が望まれる、駅バリアフリーへの対応。曲がりなりにも駅はバリアフリー化されるが、学内通学路を整備しないと!

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JR杉本町駅のバリアフリー化は、ホーム幅が4.5mしかなく、ホーム〜跨線橋にEVが付けられず階段昇降機(エスカル)設置という不完全な改善案が示されているが、いずれ高架駅にして「踏切解消」しなければ解決しないという根本的な問題が残されている。
しかし、懸案の大学側に「東口改札」が新設され、跨線橋の東西にEV設置されるので、暫定処置としては「やむおえない」と受け止めるか難しい所ではではある。

このような案で合意される状況であるが、更なる問題は東口に面する道路が未整備なのと、朝の通学ラッシュ時の混雑をどうするかだ。
・現状のままの歩道では障害者の通学経路としては、危険とも言え問題が多い。
歩道幅員は縁石を入れて2m、車道側への柵なし、視覚障害者誘導ブロックなし、「視覚障害者への配慮ゼロ」と問題が多い上に、「北門からキャンパスへは急坂で手動車いすの自力通学は困難」など、歩道については大阪市の責任だが、北門の地形や整備にも難点がある。
・一般通学生も従来南北2踏切に分かれて通学していたのが、1カ所に集中するので現状の通学路ではいっそう混乱すると予想される。
解決策は「学内への直接アクセス経路をつくる」ことなのは異論のないところだろう。わずかの調整で真に障害者も使えるようにすることは大学の見識を示すことになるだろう。

◉東口設置に対応するアクセス経路の問題整理
学内整備や道路整備などいろいろな案は考えられるが、
a 東口設置に合わせて暫定的にすぐ行わなければならない整備
b 高架までの中期的な整備(15~20年?)
c 高架を見越した将来的な整備

長中期的な整備は大阪市や大学がきちんと計画を立てなければならないが、今早急に必要なのはaのケースであり、JRに提示して改札口の位置や向きなどの設計とすり合せが必要であろう。また、通学経路としてだけでなく、地域住民も利用できる経路として使えることも必要であり、大学側には管理についての問題があることも勘案しなくてはならない面もあるが、細部の事情より「有効に利用できなければモッタイナイ」と、特に直接関係する学部には協力を求めたい。

考えられる経路は(① 〜④ はキャンパス配置図の色分け経路)
① 現在の歩道を整備し、北門の坂を緩やかに
歩道拡張と北門の坂をどうするかは、生活科学部敷地を一部提供しての道路拡張などを考えなければならず、簡単に改善できるとは思えない。将来的には必要だが、現状では利用困難か。
② キャンパス内、生活科学部北側通路を使う
東口との境界部のフェンスを開け、植え込み部分の通路幅を簡易舗装すれば直ぐに使える。
一番経費がかからず、使い易い経路と考えられ、学内施設とは区分されており一般への開放にも問題が少ないのでは。生活科学部の大局的な判断と協力が必要。
③ 既存西門から、工学部通路を使う
学内経路としては他のキャンパスや学術情報センターへも行き易い。一般市民への開放に問題がないか、実験棟を抜けるので工学部から難点が示されている、西門付近の路面整備が必要など解決すべき問題もある。
④ 北側道路への通路をつくる
駅の大学側に南北道路を結ぶ通路をつくることは、通学経路整備だけでなく地域の南北通行路として便利だろう。高架工事への仮線用地などと合わせて考え計画しなくてはならないが、用地的にはさほど困難とは考えられない。学内への直接経路と別に合わせて必要か。

★いずれの案も大学当局でも検討されていることと思うが、計画の緊急性に順位をつけて取り敢えず必要な対応は急いで決定されることを要請したい。以上はキャンパス内や周辺道路などを実地検証してまとめた、車いすを使っている者の一個人的見解であり、考察も不十分ですが問題整理のため敢えて提示させて頂きます。
by yamana-4 | 2010-05-13 12:36 | JR杉本町駅問題
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