ハンドル形電動車イスの新幹線乗車問題

◉ハンドル形電動車いすの鉄道乗車制度が09年6月1日より新制度に移行し、条件付きで新幹線乗車が出来るはずでした。しかし、実態は半年間で機種認定は全国で5名、実際に乗車したのは2名だけと進展していません。実施事務担当の社団法人バリアフリー協議会や、国交省バリアフリ対策室に再三乗車制度の推進を要請していましたが、まったく改善されませんでした。問題を重視した朝日新聞は1月9日付け夕刊(東京本社版)で問題を取り上げてくれました。報道を受けて何らかの改善が計られることを期待しています。1/29追記
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◉ハンドル形電動車いすの鉄道乗車制度の問題点
1、どのような形式の電動車いすであっても法的には同じであり、そもそもこのような制度自体が存在するの
  がそもそもおかしい。
2、国産機種の中には運転性能上問題があるものも存在するのは否定しないが、百歩譲っても乗車条件をクリ
  アーしている機種の認定を遅らせるのは不当である。
3、JR3社がデッキ付き列車の乗車可能指定を「新幹線N700系の多目的室のみ、その他の特急車両は認めな
  い」としているのは検討研究会結論の主旨を逸脱し、乗車範囲を不当に狭く限定するものである。
4、JR西日本の見解では「国交省の要請で制度運用を行っているのであり、乗車できないために行けない地域
  があるのは致し方ない」と言っているが、公共交通機関としてそれで良いのか?

◉物理的に、機能的に何の問題もなく乗車でき「法律によって正規の車いすと認定」された電動車いすが、乗車を促進させるための制度によって乗車拒否されているのです! 鉄道利用しなければ行けない地域は国内に多数ありますが、新幹線主体整備のため利用を拒否されると行けない所だらけになります。
どんなに大型でもジョイステック制御形なら無条件で乗車でき、どんな機能的な小型のハンドル形でも特別な認定を受けなければ乗車できないのはおかしいですね。韓国・台湾・中国でも自由に乗車できるのに、国内だけダメと言われるのは奇妙です。

◉このようなことをJRが行う原因の一つに、列車に「車いすスペースを作っていない」ことがあります。日本の新幹線車両を導入した台湾でも、車いすを置くスペースは作ってありますが、新幹線では座席を一つ外しただけなので、折り畳んだ車いすしか置けません。
これを「車いす座席」と称しているのがおかしいのです!
しかも最近、座席に移乗できない車いす利用者の車いす座席指定券発売を拒否する事例が起こっています。

c0167961_19545481.jpg◉1月29日、大阪本社版、名古屋本社版各夕刊社会面に転載されました。
大阪本社版では囲み解説で「関西在来線 対応割れる」として京阪電車は基本的に全て乗れるが、南海電車特急「ラピート、こうや、りんかん」は乗車を控えてもらっていると書かれました! しかし、関西民鉄の運用は「実際に乗車出来る機種は乗せる」というのが実情であり、ラピートは乗れます。JRの「はるか」も乗車しました。
公式に聞くと「制度通りの運用をしているので乗れない」という返事をし、解説記事のように書かれてしまいます。 
本当は関西では、物理的に乗れるものは乗れるのです!
また、成田空港アクセスの「京成スカイライナー」も特急車両の車内に
「車いすスペース」が設置され実際は乗車できます。

by yamana-4 | 2010-01-10 23:35 | ハンドル形電動車いす | Trackback | Comments(0)
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