国内で2例目の住民提案による基本構想策定へ

◉JR阪和線杉本町駅(大阪市立大学もより駅)の東口設置運動が、バリアフリー新法の住民提案による基本構想策定へと進化しようとしています。

昨年12月4日「JR杉本町駅東口設置緊急シンポジウム」が大阪市立大学で開催されました。
(以下「JR杉本町駅東口設置推進の会」代表 村田惠三 大阪市立大学大学院理学研究科 教授 のHPより抜粋)
http://homepage3.nifty.com/muratak/higashiguchi.html
1.要求:JR西日本に「JR杉本町駅東口の設置」を要望します。
c0167961_1103434.jpg2.背景:杉本町駅は大変奇妙な構造をしており、駅の西にしか出口がありません。日本最大の公立大学である大阪市立大学は駅の東に隣接しており、1日、1万人規模の人数が杉本町駅の南北の2箇所の「開かずの踏切」の横断を強いられています。
 このような駅舎改善改築工事には、事業者(JR西日本)、自治体(大阪市)、国(国土交通省)の3者の協力が必要であると認識しています。大阪市立大学学長も東口設置の問題を重要であるとして、その実現に取り組んでいます。住民にも高架化の運動がありました。しかし、現在、このような主張が公になっているとはいえません。そのため、ここに東口問題の重要性、緊急性の主張の存在を公に明示する必要があると考えました。
また、運動に参加いただける方は大学内外を問わず、歓迎いたします。

◉その後の展開
知人に勧められて参加したのでしたが、さすが大学の先生方のアピールは論理的で詳細、駅改良案も以前示されたJR案との比較概算見積もりを付けて提示され、ほぼ決定案に近いものが出されました。設計案は学内の宮本佳明さん(大学院工学研究科兼都市研究プラザ教授)が作られたもので、2本の島式ホーム幅員が4.5mしかない特異な駅を、エレベータ設置のバリアフリー駅改良に止まらず、東西の自由通路を新設しながら如何に低コストで、しかも列車運行しながら建設するかという難題を見事に解決するものでした。
ところが私どものようにバリアフリーの観点から鉄道を考えている者には
実現へのアプローチが違うように感じ、質疑応答で「なぜバリアフリー新法の目玉である住民提案による基本構想策定にして、法的に実施義務が生じるように考えていないのですか?」と質問。
後で分かったのですが、大阪市立大学にはその方面の学科がなく、関係する先生もごく少数であり、このプロジェクトに参加されていなかった。
で、このような問題解決のための基本的な手法をご存知無かったようでした。しかし、大学の先生方はすぐにポイントを理解され動き出されました。

◉基本構想策定協議会立ち上げへ
大阪での基本構想策定を推進している近畿地方整備局にアドバイスを受け、実現のための最も良い方法として、バリアフリー新法の住民提案制度を活用して「要求を法的にオーソライズしたものに書き込む」こと。
そのための協議会立ち上げに精力的に動き始められ、私もお手伝いすることになりました。
方針は「駅舎部分はバリアフリー法による1ルート整備駅に」
「自由通路を含む東西乗降口の新設は、まちづくりや道路として取組む」

この二つを融合し、周辺の活性化や大学構内も含んだ総合的な基本構想を早急に作るとハッキリしてきました。
大阪市に策定協議会を直ぐに設置させること、JR西日本に当事者として協議会に参加してもらうことが先ず目標です。
大学と地域住民と障害や高齢当事者が一体になって「住民提案による基本構想策定」をとの画期的なことをやろうと燃えています。既に参加を表明されている関係者の方も多く、国交省や関係学会からの支援や参加も得られそうでエンジンが掛かって来ました。

2月13日第1回準備会スタート
問題がだいぶハッキリしてきたので、関係者が集まって今後の方針を協議する準備会を行いました。(大学関係者、障害当事者、地域自治会代表、公的機関専門家など20名ほど)
・提案前の市当局への事前説明と相談
・市議会関係への協力要請
・住民や地域障害者の賛同署名と共同提案者を募る
など提案に向けての準備と、協議会立ち上げを確実にするために行動することなどを熱心に話しあいました。
賛同者、共同提案者など参加して頂けるメンバーを募っています。
ご連絡ください!
cuhww502@occn.zaq.ne.jp
3月6日、大阪市に提案書提出、報道記者発表
by yamana-4 | 2008-12-31 04:01 | JR杉本町駅問題 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://kurumaisyu.exblog.jp/tb/10469569
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< オバマ大統領とアメリカの底力 今年を振り返ってみると  >>