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◉拡大教科書=弱視の子どものためにボランティアが制作する文字などを拡大し、
その子ども特有の視覚障害に適応して見えやすくつくられた教科書。 教科書会社に拡大教科書も制作することが義務付けられて以来、 ボランティアへの依頼は激減しています。 その反面、一般的な拡大教科書では見難い子どものための特別な注文による依頼が よせられるようになりました。 その中で今年は初めて「白黒反転版」という注文があり、小学校2年生と中学校1年生の 子どものために、ほぼ全教科の教科書を所属している「パソコンボランティア NPOぽこ・あ・ぽこ 拡大写本部」のメンバーで手分けして制作しました。 中学1年の生徒さんはiPadを持っていて、制作した拡大教科書をpdfファイルで渡せば 自由に拡大でき、コピー機でプリントした写本よりずっと奇麗な状態で見ることが出来ます。 しかし、文科省は「デジタルデータを提供してはならない」と指導しています。 高校や大学ではボランティアによる拡大教科書提供は不可能であり、デジタルデータの活用は 不可欠なのに全く理解がありません。 一般の生徒もタブレット端末に教科書が全部入っているようになれば、どんなに便利なことでしょう。 アメリカではアップル社が実施すると表明しています。 文科省は早急に検討すべきだと考えています。 ![]() ![]() 上:美術1 下:新しい書写 1年用 (中学1年用) 下段の白地が元の教科書
◉大阪みなみ千日前通、ビッグカメラ筋向かいにあった映画館「スバル座」が取り壊され、
地下街「なんばWalk」から地上へのエレベーターが無くなり不便でした。 跡地にボウリング・ゲームセンター・カラオケなどの複合エンターテイメント空間「ROUND1」がオープンし、 15人乗りスルー型エレベーターが設置され、しかも24時間営業なので終日使えます。 この地下街は堺筋の日本橋駅からなんば元町のJR駅まで繫がっている、東西に長いバリアフリー通路ですが、 東西とも地下街と周辺ビルとが繋っておらず、駅の近く以外にはエレベーターが設置されていません。 地下鉄3駅、近鉄2駅、JR1駅を結ぶ地下通路としてとても便利なのですが、難波周辺以外にエレベーターが 少ないのが難点です。 大阪市は千日前通に面した新しいビル建設時には、必ず地下街と階段無しに連絡通を作るような施策を行って 欲しいものです。ビル側に通路を作るメリットがあるような、インセンティブも必要でしょうか。 ★ビッグカメラ店内エレベーターへの行き方(すごくマニアックですが) 噴水広場のなんばよりに、ビッグカメラへの通路があり吹き抜けの階段広場を進み、パチンコ店に入る。 左へ入るドアから店内を通り抜け、さらに次のドアを開けて次のコーナーに入り、左奥のドアを出ると ビッグカメラ店内エレベーターがある。(途中に車いすトイレあり) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉今年の大阪バリアフリー2012は、目新しい出展は少なかったように感じましたが、 おくればせながら注目した製品などの紹介です。 ・折りたたみ電動カート パーソナルモビリティに関しては話題の「"Luggie"台湾フリーライダー社」が出展していて 実物を見ることができた。販売代理店はまだ決まっていないとのことでしたが、 予価は28万円程度とのこと。 収納ケースをオプションにするなどして価格を押さえることが必要か? (幅45.4, 長さ66, 高さ66cm, 回転半径90cm, 重量23.5kg, 最大積載重量114kg, 最大時速6km) 中国での見本市出展では各社が競って移動機器製品を出展していましたが、 日本の規制が厳しすぎるためか他に見るべき製品はあまり目につきませんでした。 パーソナルモビリティの選択肢をもっと増やす必要があるのに課題が多いのです。 ・ヤマハ電動アシスト装置「JW-II」 手動車イスに「電動アシスト」の機能を追加するユニット。 車イスのハンドリム操作の負荷に応じて電動の補助力が働き、今まで負担の大きかった坂道や、 絨毯の上なども驚きの軽さでスムーズに操作できるようになります。 下り坂での制動走行(車のエンジンブレーキ相当)なり、加速を防止しとても安心。 時速6km/h以上になると補助力が滑らかに低減し、通常の手動状態と同じ感覚で走行できます。 また、新機能のスイッチボタンは、押すだけでより簡単に補助力のオン・オフが可能。 十分な握力をお持ちで、手動車イスでの遠距離移動や坂道などを大変だと感じる方にお勧め。 ただし、ユニット価格 30万〜35万円程度+車いす価格が加算され、高価なものになるので あまり普及していないが、試乗してみたら欲しいと思いました。 初動の時、電動アシスト自転車と同じように急発進したりするので、操作に馴れる必要があるが 使い勝手はすごく良いです。(片麻痺の人でも片手で使える) ・大阪産業大学の防災関連出展のモンベル社「防災グッズ」 アウトドア用品のモンベル社は社会貢献やボランティア活動にも熱心な企業で、東日本大震災へ の支援でも大きな貢献をしていましたが、多くの防災用品を提供していることを知りました。 「浮くっしょん、エマージンシーセット」など防災用品の他、多くのアウトドア用品は災害時に 役立つと考え、意欲的に取り組んでいました。 浴槽の片側が下がり、電動リフト付き、据え置き家庭用浴槽(酒井医療) 高齢者や障害者の入浴は入浴サービスで大げさなリフトなどを備えた入浴より、家庭の風呂で 出来るだだけ自力で入るのが良いのは分っていても、家庭での入浴は困難なことが多くあります。 据え付けで置けて設置工事が不要で、給水・給湯配管をつなぐだけで使える家庭用風呂は注目! 浴槽の横が下げられ、イスが電動で下がる、コンパクトで水深55cm。 幅2m 長さ1.6mとまだ大きいので、四角の家庭用浴と換えられるもっとコンパクトで 価格も下げられると嬉しいのですが、、。 ・上下水をつなげる大型の仮設トイレ 展示品ではありませんが、会場に設置されていた仮設トイレは水洗で手洗いもあり、大変広く 使い勝手の良い仮設トイレでした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉残された課題
1、大阪市立大学学内通路整備 東口運用開始と時期を合わすことが出来なかったが、 キャンパスの東口と接する位置に西門新設と、学内通路整備工事が進行中。 なぜ、JR東口運用開始と完成時期を合わせなかったのかは不明。 完成すると駅改札と大学キャンパスが直結、国内で最もアクセスの良い大学になります! 2、キャンパスとJR構内の間に南北通路新設 大阪市計画調整局から秋までくらいと提示されていたが、 現在は目に見える進展は伺えない。 予定地の一部にキャンパスの塀とJR駅舎の間に狭い箇所があるが、 通路が作れるか? 疑問のある場所がある。 3、未解決の踏切問題 駅南北の開かずの踏切は依然として残っており、学生が降りた遮断機を かいくぐって通る状態が見られた。 高架促進は地域住民主体の運動に委ねられたが、市立大学の問題としてとらえ、 共に推進する責務は無くなった訳ではないとの認識を持ち続けて欲しい。 問題解決のために、地域住民と大学との恊働関係を維持して欲しいと思います。
◉「車いす利用者も増加とか」JR杉本町駅のバリアフリー化は
利用者の踏切通行を強いることをなくし、一定の成果をあげています。 現状の写真を掲載します。 JR杉本町駅バリアフリー化概要 ・東口駅舎・改札新設、跨線橋延長しエレベーター設置、一般用・多機能トイレ新設 ・西口エレベーター設置、幅広無人改札新設 (駅員配置:昼間6名、夜間4名 踏切が残っているため通常駅より人員配置が多い) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉「仮設エレベーター設置は解決にならない!大阪駅北側通路問題」
http://kurumaisyu.exblog.jp/16709510/ 本ブログで指摘していた仮設エレベーターを検証に行きました。 設置されている仮設エレベーターは、11人乗りJR標準縦スルー型で 交通量に比べ明らかにキャパ不足で、地上からは常に待つ人の列が できている。 やはり横断歩道設置が最良の策であることは間違いないことが分った。 ☆仮設エレベーターでは車いすやベビーカーの優先は行われておらず、 待ち時間の長い一般の利用者が譲ってくれる配慮は期待できない。 一方、ノースゲートビルのエレベーターが混雑して、車いす使用者が 乗れない問題は改善されていた。 エレベーター係員を配置、優先エレベーターでは、車いす・ベビーカー 優先を徹底し一般客を降ろして乗せる運用を行って、大きな表示も設置。 百貨店でも優先エレベーターでは、このような運用を行う所があるが 駅ビルでは初めてのことだろうと評価したい。 (混雑時だけの対応のようです?) ![]() ![]() ![]()
◉綾部駅北口駅前広場にアンネ像とアンネのバラ園があるのを発見。
「2000年、エルサレム市との間に友好都市宣言を交わしたのを記念し寄贈を受けた」と バス停横の記念碑に記されていました。綾部市は平和運動と深い関わりを持つ大本教の 本部がある関係もあり、日本で最初に「世界連邦都市宣言」をした市でもあります。 ・綾部市の「世界連邦都市宣言」 世界連邦都市宣言文(日本初の宣言)142自治体(9府県75市区54町4村)が加盟 http://www.wfmjapan.org/007/index.html 綾部市は日本国憲法を貫く平和精神に基いて世界連邦建設の趣旨を賛し全地球の人々と 共に永久平和確立に邁進することを宣言する。 昭和25年10月14日 綾部市議会 ![]() ◉グンゼ本社工場とグンゼ博物苑 私は1945年〜1963年まで子供時代を綾部で育ち、今も同級生たちと交流があり、 思い入れの深い町です。小さい時、町の繁栄の元となっていたグンゼの社宅でも数年過ごし、 グンゼの工場内はどこも木戸ご免の遊び場であり、思い出深い場所ですが社宅を含め 本社や工場内はほとんどそのまま残されているのに驚きました。 創業家の波多野家はクリスチャンで、社宅の子供は社内で行われた日曜学校が楽しみで 通っていましたが、中卒の女工さんのために「学院」という高校に準じた学校があり 家族的な会社でした。 ほとんど変わっていない中で、本社の前の繭倉が立派な博物館に改装され、一角が市民の 管理するバラ園になっていて、北側一帯の桑畑は「桑の苑」として一部保存され、 社員病院は拡張され市民病院に変わっていました。 グンゼ博物苑(車いすトイレあり) http://www.gunze.co.jp/gunzehakubutu/index.html ・綾部という町 現在推計人口35,098人、世帯数14,013世帯(12.4.1) 京都や大阪から車で1時間くらい、京都駅から特急列車でも1時間10分くらいに位置する 綾部市は、かって丹波地方の中核的な町の一つとして福知山や舞鶴市と並ぶ存在でした。 町は大きくありませんでしたが、グンゼ発祥の地として本社工場があり、もう一つの製糸 メーカー神栄製糸もあって丹波地方の養蚕・製糸産業を担っていました。 京都府蚕糸試験場など専門機関もあり、町の周辺には桑畑がありました。 1950〜60年代は最盛期で、製糸工場は3交代で24時間操業、映画館が3館もあり、 活気のあるまちでしたが、産業構造が変わりグンゼは本社機能を移し工場も縮小され 町は過疎に悩む地方の町となっていきました。 産業団地を作り企業誘致などの努力もしましたが、今は恵まれた自然を活かした町づくり を目指しているようです。
◉久しぶりに一泊で訪れた綾部のレポートです。
4月15日午前中、ワンステップバス運行がある一番長い上林路線で、念願のあやバス乗車をしました。 終点までは小型マイクロバスに乗換える必要があり、乗車可能な21km先の「大町橋ターミナル」まで 往復。行きは綾部駅前から終点まで誰も乗車せず、貸切状態の完全一人旅でした。 復路は高齢女性2、男性2人で合計5人。 この路線は京都府道1号線で若狭本郷に抜ける近道で、若狭舞鶴自動車道と違って無料なので積雪期 以外は交通量が多く、ツーリングの有名スポットにもなっているとのことでした。 昔は砂利道で2時間位掛かっていた路線が30分くらいに短縮、その結果過疎がよけい進んで幼稚園や 小学校まで統合、商店もなくなり何でも町まで出なくてはならなくなった! しかし、全てのバス路線が市民病院を経由、通勤や通学利用も多く平日は利用客がそこそこあり、 なんとか維持できているようなのも皮肉なことです。 ・綾部市民バス・あやバス 地域交通を担っていた「中丹バス」が撤退し、その後京都交通や綾部市が運営する有償バスなどが 運行を試みたが成功せず、08年よりTARO'Sグループが運行を引き受け、今は関西のグループ会社 関西丸和ロジスティクスが運行事業者となってほぼ全市域8路線を運行している。 綾部市の「あやバスhp」 http://www.city.ayabe.lg.jp/ayabus/index.html
◉大阪市では、橋下市長の教育改革の一環として
平成26年度以降に「学校選択制」を導入するかどうか、 また24年秋以降に、順次実施予定の「中学校給食」について、 全員給食か家庭の弁当との選択制とするかを、区民の意見を聞いて 「区長が決定する」としています。 このため、各区で説明会やタウンミーティングが行われ、中央区では4月14日、19日 の二回「学校選択制と中学給食についての中央区区民会議」が行われました。 ![]() 区側出席者:齋藤拓也区長(4月新任)有山副区(新設ポスト) 説明者:大阪市教育委員会事務局 徳岡学事課長、深見学校保険担当課長 区民参加者:約50人程度 「学校選択制」について 中央区の現状:小学校7、中学校3校で通学指定制度により住所地で入学指定校が決められている。 学校選択制については、まだ市教委は案を持っておらず白紙であるが、中央区では以下のことが 決まっていて進行中である。 (参考:中央区世帯 51,167 人口 81,358 内 男38116 女43,242 最近5年間増加 約12,000) 1、選択の範囲は区内のみで、区外からの選択や他区の学校選択はできない。 2、熟議「学校選択制」会議を4月下旬から秋まで、月1~2回のペースで開催し、 制度のメリットをどのように出すか、課題の解決をどう計るか検討する。 20名の委員は決定済み(内公募委員6、保護者代表PTA役員2) (実質的な保護者は半数弱、障害者代表は入っていない) 会議は公開傍聴可、委員名簿など含め区ホームページ掲載予定。 3、学校選択は校区居住者優先、教室等のキャパの範囲内で受け入れ数を公表。 選択情報開示のため、学校開放などを行うこととなる。 学校選択制の方法(他都市の例 実施政令市は、岡山・広島・浜松など) ・自由選択制:区内の全ての学校を選択できる。(課題が多く廃止傾向) ・ブロック選択制:定められたブロック内の学校を選択できる。 ・隣接区域選択制:隣接する区域内の学校も選択できる。 ・特定通気選択制:特定の地域に住んでいる場合には選択Dきる。 学校選択制のメリットと課題(実施事例から) ・特色ある学校づくりが進む・保護者の関心が高まる・学校間の切磋琢磨があり活性化する ・やりたいクラブ活動などができる など。 ・学校と地域の関係が弱まる・集中する学校ができる・校区外通学の安全は見守り活動の範囲外 になり保護者責任に など。 参加者からの意見や質問はあまり多くなかったが、アンケート結果や区長に寄せられる意見は 賛否半々であり、区民の率直な声をどんどん届けて欲しいと、区長は述べていました。 また区長は、学校を通じて全保護者に区民会議のチラシを配布しているが、保護者の参加が とても少ので、周知の方法を考えなくてはとも話していました。 私の発言は以下のような主旨で行いました。 ・学校選択制のそもそもの目的がはっきりしない。橋下市長と維新の会の「学力向上」から出て きたように思うが、学力向上なら「1学級人数を少なくする」方が効果があるし、そのような 方向性なしに、いきなり学校選択制を実施する意味があるのか? ・障害のある子供には地域の友達や地域の人との人間関係が大切であり、とても心配している。 熟議委員には当事者が漏れているので、十分に声を聞き配慮して欲しい。 「中学校学校給食」について 大阪市内中学では、家庭からの弁当持参が基本。持参できない生徒のため弁当販売をする昼食提供 事業を全中学で行っている。 (小学校では大阪市も給食実施、中学給食実施は全国で81.5%) 23年1月、教育委員会は全市で保護者(小学6年 中学1・2年)アンケートを実施、 全員で給食を食べる 75.2% 弁当との選択24.5% という結果が出ていると報告。 給食実施の概要 ・学校給食法に基づき配膳室、保温・保冷保管室整備。 設備整備の関係で、東・南中学は24年度秋より、上町中は25年度より実施予定。 ・弁当箱方式によるデリバリー、民間調理委託事業者が学校へ配送し、昼食時に配膳する。 ・献立は教育委員会が成長期の栄養量とバランスに配慮し、全校共通で作成する。 学校給食法でカルシュウム摂取のため牛乳がつく。 ・1食あたりの給食費:300円程度を予定。 ご飯とおかず、汁物などカップなどを付ける。(パンの選択を考慮) 参加者の意見 ・300円は負担が大きい。3人通学する家庭は月12,000円負担になる。 ・弁当を作ることで親子の絆が保たれ、食べ残しなどで健康チェックができている。 ・食べる量の個人差への対応、特にアレルギー対応が難しい。 (牛乳アレルギーは申し出で対応、牛乳代差し引きできる) ・牛乳は日本人には消化できないことが多く、ストレスが大きく米飯主体に実施すべき。 (学校給食法改正を働き掛けて欲しい)
4月12日大阪城公園の桜。
月初めに咲き始めて、昨日の風雨にも耐えて満開状態が続いています。 いつもの年は、早咲き→ソメイヨシノ→八重と順に咲いていくのに 今年は寒さが続き開花が遅れたせいか、八重も一緒に咲いています。 掛かり付けの大手前病院に行く時、必ず前を通るのですが、 今日は好天で暖かい日だったので、公園の中を通りました。 病院の屋上にも花が一杯での屋外休憩テラスがあり、正面に大阪城が 見えます。 大阪歴史博物館の展望ロビーからも大阪城公園が一望できますが、 大手前病院の12階からは天守閣が近くに見えます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
平成21年から拡大教科書の発行が教科書会社に義務付けられ、
それ以来ボランティアによる制作は激減しました。 しかし、個別の障害による見え見え難さには対応できていないので ボランティアへの依頼は無くなった訳ではありません。 私たちのボランティアグループ「NPOぽこ・あ・ぽこ」に2月末になってから 中学1年の全教科という急な依頼があり、しかもやったことの無い「白黒反転版」 という注文でした。 通常は11月頃に希望者のある教育委員会から依頼があり、12月中には見本教科書と デジタルデータが入手できるので、制作期間が3ヶ月程度はありますが、 このケースはデータが入手できてから新学期が始まるまで1ヶ月もありません。 単純に反転すれば良いということでもないので、試行錯誤しながらでしたが とにかく時間がありません。始業式に間に合わせるよう手分けして制作に掛かり 私の受け持ちは、美術と書写の2教科。 何とか半分を分冊にして間に合わせ、残りは出来次第ということで精一杯です。 おそらく普通学校か支援学校か、ギリギリまで迷って地域の中学へ行く選択を されたのだろうと思います。 障害のある児童を持つ親は、小学校は地域の普通学校を希望されることが多いのですが、 中学進学ですごく迷う保護者がとても多いのです。 障害を持つ子供は「特別の教育」を授ける方が良いのではと考えてしまうのです。 しかし、支援学校を選択すると近所の子供たちとは関係が絶たれてしまい、 18才以後に地域で暮らすための人間関係が作れません。 障害があっても地域の人に支えられ自立して暮らしていくために、普通学校へ行くことが 必要であり、できるだけ応援していきたいと思っています。 今年作った拡大教科書 小学2年書写、中学1年美術・書写 ![]() ![]()
◉4月1日、大阪城公園の標準木の開花が伝えられた日、
高津神社の桜はソメイヨシノが2〜3部咲きでした。 満開だった早咲きの花は、今日の嵐に耐えたか分りませんが まさに「花に嵐の・・・」でした。 「勘酒」 勧君金屈巵 / この杯を受けてくれ 満酌不須辞 / どうぞなみなみ注がしておくれ 花發多風雨 / 花に嵐のたとえもあるぞ 人生足別離 / さよならだけが人生だ (井伏鱒二の有名な意訳) ![]()
◉大阪の123団体がつくる「共に学び、共に生きる教育」日本一の大阪に!ネットワークは
教育条例や維新の会の教育方針では、障害を持つ子供は普通学校から阻害されかねないと 強い危機感を持ち、松井大阪府知事に話し合いの申し入れを行い、報道発表をしました。 以下は、要請への当事者の声をと話した、二人のお母さんの意見表明です。 (拡散歓迎) ![]() ![]() 「定員割れで合格、高校で得がたい学びをしています!」豊髙明枝 息子・文滉は、高校一年生です。自閉症で、知的障害に与えられる重度の療育手帳を持っています。テストの点数を取ることは難しいのですが、昨年春「定員割れ」で全日制の府立高校に入学できました。同じ年齢の生徒達の中で息子は大きな学びをしています。 実は、息子は養護学校(当時)小学部に入学しました。同じような障害を持つ子ども達と共に少人数できめ細やかな指導を受けることが望ましい、いえ、小学校で普通の子らと共に教育を受けるのは無理、と親が思ったからです。しかし、学童保育で同じ年齢の子ども達の中で社会性を身につけていく息子の姿を見て、親の考えが間違っていたことを知りました。また、養護学校に行っていると、地域でのつながりができません。周囲で誰一人息子を知る人はなく、このまま大人になれば「危険人物」となるだろうと思いました。地域の小学校に相談に行き、四年からそこに通うことになりました。転校して半月もすると、「ふみ君!」「ふみ君のお母さん!」と皆が声をかけてくれます。中学校も当然地域の中学校に進学しました。 高校も同じようにと望んだところ、思いがけなく「定員割れ」で入学することができました。話しかけられても返事ができない息子ですが、先生やお友達は大好きです。体育大会でははじめてトラックを一人で走りました。ノートの上に書かれたひらがなや漢字、アルファベットを見て、その下に文字を書くようになりました。文化祭では、「ふみ君のサポートをしたい」と二人の生徒が申し出てくれ、一言だけ言えばよい司会の役にしてもらい、舞台に立つことができました。「どうして高校に来たのか?」と驚いておられた先生方も、「こんなことができた」と小さな進歩をとても喜んでくださいます。 人の学びや成長はそれぞれだと思います。中卒で働く人も多かった昔と違い、今高校は殆どの子ども達が通うところ、大人になる前の大切な学びの場です。「定員割れ」の学校だからこそ進学できる子ども達もいるのです。ここで学びたいと思うものを受け入れる、そんな場を残しておいてください。そこからこそ、しなやかな強さ、レジリエンスというものが生まれ出てくるのではないでしょうか。「定員割れ」の人気のない学校に来る生徒達のために、先生方は力をこめて教育を行っておられます。未来の可能性をそこに感じてください。「定員割れ」の学校を大切にして、なくさないでください。 「障害児の保護者は就学についてものすごく悩みます」井村よしみ 娘は、18歳で、最重度の知的障害があります。小中学校は、悩んで地域の学校に行き、高等部で支援学校に行きました。障害児のほとんどの保護者が、就学については、ものすごく悩みます。最初から支援学校に行きたいと思う保護者は、ほとんどいないと思います。では、なぜ、支援学校を選ぶのか? 支援学校の方が、 ・同じ立場の子どもたちがいて、親子共々、肩身の狭い思いをしなくてもよいから。 ・健常である子どもたちに迷惑かけなくてすむから。 ・専門的なことをしてもらえると信じられているから。 ・学習内容が楽しそうだから。 けれど、私の娘が経験した地域の学校では、専門的といわれる学習もしてもらえたし、楽しい内容の授業も多くありました。そして、私自身が、入学時には気づかなかった子ども達同士の当たり前の関わりがそこにはあり、私自身が、子ども達からたくさん学びました。しかし、地域の学校に入学したけれど、しんどいからやっぱり支援学校に変わろうと思う、という話を聞くこともありました。それらは、地域の学校での先生方の障害に対する理解が不十分であることや、人員不足が原因なことばかり。 また、支援学校に行ってからは、PTAの役員を行い、以下の課題があることに気づきました。 ・支援学校卒業後に地域とどう関係をつくっていけばいいのか ・卒業後の事業所、および福祉施設や人材の不足。 ・障害者の就労受け入れ。 ・災害時の不安 これらについて、ほとんどの保護者が不安に思っておられます。 これを聞いて、一般の方々は、どのように思われるのでしょうか?支援学校が過密化となり、支援学校をもっと作る必要が出てきていますが、果たして、支援学校を増設することで、上記の根本的な解決となるでしょうか?しかも、建設運動をされているのは、一部の方だけです。保護者が願っているのは、結局のところ、わが子の過ごしやすい環境と、障害を、地域や社会でもっと理解してもらいたいということに尽きます。どうか支援学校を増設する前に、地域の学校がもっと積極的に障害のある子を受け入れたい!と示してください。支援学校に配置する人員を地域の学校に配置してください。また、娘の周りの子ども達が当たり前に対等に接してくれたように、一緒に過ごすことで、『障害』が、特別なことではないと理解できるはずです。障害のある人の理解を広めること、それが、公的な立場の人たちの役目であえると私は思います。 理解が広がることで、福祉に携わる人は増え、障害者の雇用も促進されることでしょう。そして、地域でのバリアフリー化が進み、支えあいのしくみがもっとできるはずだと思います。
◉シンポジウムではなしたこと
・「問題は一部しか解決されていない、次へのスタートなのだ」 東口新設とエレベーター設置は一定の成果をあげて「推進の会」は活動を終えるが 高架駅にしない限り解決出来ない問題を残し、踏み切り解消とホームからのバリアフリー 経路は実現していない。 今後の高架促進運動は、住民が主導して継続して行かなければならず、今日は次の課題 解決へのスタートなのだ。 ・「活動は新しい市民運動、記録保管を」 東口設置推進運動は05年頃から、大阪市立大学大学院理学研究科の村田教授が個人的に 始められ、次第に学内の有志の賛同を得て仲間を増やしていき、 08年7月大学院経済学研究科の田畑教授と共同代表で「JR杉本町駅東口設置推進の会」を 設立、12月に第1回シンポジウムを開催してから多くの地域住民や、障害者なども参加する 開かれた運動になって行った。 これは、大学人と地域住民と障害者などが一体となって活動した「新しい市民運動」では なかったかとも考えられる。ぜひ、 原資料を含め運動の資料を保存して欲しい。 ・住民提案第2号となるはずだった 当初は駅のバリアフリーを住民提案で行う手法で行おうとし、大阪市に提案したが市はそれを 「既存計画が完了していない、資金がない」と、受けなかった。 関係学会の専門家は誰も「住民提案を受けないなどあり得ない」と言っていたにも関わらず! 住民提案を促進しながら、その実施は自治体の裁量次第としている法の欠陥なのか、 住民の提案を受けない大阪市がおかしいのか? ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉JR杉本町駅東口設置推進の会は、運用開始に先立って祝賀行事を行いました。
(03月09日NHKニュースより) “開かずの踏み切り”で対策 ラッシュの時間帯にいわゆる「開かずの踏切」となるJR阪和線の杉本町駅で進められていた 新たな改札口の設置工事が終わり、11日から使用が開始されるのを前に、 9日、関係者が完成を祝いました。大阪・住吉区のJR杉本町駅は、駅の西側にしか改札口が なく、ラッシュの時間帯には1時間に計40分ほど遮断機がおりたままの いわゆる「開かずの踏切」になります。 JR西日本は、東側にも改札口を設ける工事を行い11日から使用開始されることになりました。 9日は関係者50人がテープカットをして完成を祝いました。 JR杉本町駅では、これまで無理に踏切を渡ろうとする人もあとを絶たず、3年前の10月には 女性が電車にはねられて亡くなる事故も起きています。 このため、駅の東側にある大阪市立大学の関係者や地元の住民などが、 踏切を渡らずに済むように、東口を設置するようJR西日本などに要望していました。 (以下略) ★記念行事 第1部:踏切事故の犠牲者への黙祷で開始、東口で会のメンバーが挨拶後、テープカット テレビ取材NHK.MBS(毎日TVは3/12夕方6時からのVOICEで放映予定) 第2部:JR杉本町駅東口開設記念シンポジウム/開設までを振り返って(大阪市大) 東口開設と東西出口エレベーター設置に至るまで・村田代表 市大理学部大学院教授 福祉のまちづくり学会と障害当事者の立場から「東口運動」を振り返る・山名勝 杉本町駅と私たち・友の会 毛利千鶴/地域を代表して・東西町会長 杉本町駅東口設置の実現を見て・踏切事故遺族の会「つむぎの会」加山圭子(横浜) 東口これで終わらない・平覚 市大大学院法学研究科教授 成熟市民社会への試金石・西川禎一 市大生活科学部教授 まとめ・田端理一代表 市大経済研究科大学院教授 第3部:懇親会 JR杉本町駅東口設置推進の会は、結成の目的を果たし活動を終了することになるが、駅のバリ アフリー化はホーム幅が4.5mのため「跨線橋〜ホームを階段昇降機エスカル」設置で済ませ、 将来の高架駅に備えた暫定的なものであり、今後は地元住民が主体になり「高架実現」への 運動を継続することが必要であり、そのスタートであることを確認した。 ![]() ![]() ![]() ![]()
![]() ◉ 3/4 大阪で「八尾事件を考える会」主催のシンポジウムが行われ、多数の参加者がこの問題について改めて考えました。 07年、知的障害者のY君が起した「歩道橋からの幼児投げ落とし事件」は、すでに刑事 裁判判決は確定しY君は服役中ですが、被害者の後遺症に関する民事訴訟が起され、 Y君が通所していた施設とその代表者個人に対する損害賠償請求があり、審理中です。 施設利用者が第三者に加えた損害に責任を問われていて「危険の予見に対する責任と 使用者責任」が認められたら、問題行動のある障害者の受入先が無くなりかねないと、 強い危機感が持たれています。 もちろん被害者がきちんと補償を受けることは必要ですが「本件のような事案では困難 であり犯罪被害者給付金制度の拡充など、別途救済措置が必要」と担当の奥村弁護士は 指摘しました。 ☆シンポジウム「触法」障害者の地域生活支援を考える ・基調講演:野沢和弘 「知的障害のある人が暮らしやすい社会をめざして」 日本の刑務所の矯正プログラムは機能せず負のスパイラルになっているのに対し、 イギリスの国の責務で段階を経て行うダイバージョンとヘルプラインの話など。 ・特別報告:奥村秀二 八尾事件民事訴訟の担当弁護士として、経緯や上記争点や意味の説明と弁護団の取組 について。裁判官のような優秀な集団だけで育った人は障害者と接した経験がなく 理解してもらうことが困難と、問題になっている橋下教育改革に通じる指摘も。 ・シンポジウム:田島良昭(コロニー雲仙)辻川圭乃(弁護士)畑健次郎(ゆうとおん理事長) 助言者/野沢和弘 コーディネーター/楠敏夫(八尾事件を考える会世話人代表) (田島)事件後施設長がお詫びしていたが、謝るのは支援不足と八尾市長だった。 加害被害ともに司法全体で考えるべき。取り調べの可化、特性配慮、研修などは急速に 改善されてきた。福祉配慮は犯罪件数を減らしている。 (辻川)知的障害だから責任を取れないとは主張していない、特性に配慮が必要。加害障 害者はほぼ全員過去に被害者である。大阪弁護士会は全国に先駆け専門登録の国選弁護 人派遣を始め、現在120人が登録している。 (畑)支えられなかった結果、今がある。服役のあり方が問題、障害者は何度も規則違反 で懲罰を受けコワイコワイと状態が悪化する。出所後、本人が選べる支援を考えたい。 まとめで田島さんは「障害を持つ者を守るには行政がマナジリを決してやならければ、 人権感覚のある専門家が必要」と熱く語っていました。 最後に下記の声明文を読み上げ拍手で終了、声明文は拡散してください。 ★この件についてのご支援やお問い合わせは「八尾事件を考える会」へお願いします。 大阪市天王寺区生玉前町5-33 障大連内 TEL.06-8779-8126/FAX.06-67798109 Email/ network03@niftey.com 声明文一私たちは「八尾事件民事訴訟」について訴えます 2006年12月13日、国連において「障害者権利条約」が採択され、障害のある人 に地域で暮らす権利が保障されることが明確に示されました。そして、これを受けて20 11年8月、我が国においても障害者基本法が改正され、障害の有無にかかわらず等しく 基本的人権を享受する個人として尊重され、どこで誰と生活するかについての選択の機会 が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないとされています。 しかしながら、多くの知的障害者は長い間地域の中で十分な支援を受けられず、孤立を よぎなくされてきました。また、家族が在宅生活の中で、抱え込むことを強いられ、家族 が倒れれば、入所施設での生活を強いられる生き方を余儀なくされてきました。人里離れ たコロニーや、入所施設の中ではしばしば人権が軽視され、隔離的な処遇が続けられてき たのです。 一方、社会の人々の中には直接障害者とふれあう機会がないまま「障害者は何をするか わからぬ危険な人」と言った、予断や偏見が根深く存在してきました。 1981年の「国際障害者年」を期にわが国においても、障害者を一人の市民として地 域社会の中で受け止めようというノーマライゼーションの理念が拡がり、そうした視点に たって、地域でグループホームや作業所づくりの取り組みが進み、障害者を支える体制が 作られてきています。また、知的障害者の社会参加を進めるためのガイドヘルプ制度など も徐々に拡充されてきました。もちろん、こうした制度もまだスタートしてまもなく、更 に財政や人材の不足、支援者のスキルの欠如など、課題も山積しているのも確かです。 とりわけ「触法」障害者といわれる、罪を犯してしまった障害者の支援はまだはじまっ たばかりであり、これからの支援の充実が課題となっています。 そして、知的障害者が不幸にも事件を起こした場合、被害者に対して、その責任賠償を 誰が負うべきなのかということも大きな懸案であるといえます。 国家賠償制度全体がまだまだ不整備な状況の下で、知的障害者を支援している社会福祉 法人やNPOに損害賠償責任が全て求められ、結果として経営困難に陥ることになるとす れば、今後いったい誰がそのような「触法」障害者の支援をしていけばいいのでしょうか。 2007年に知的障害者Yさんが、大阪府の近鉄ハ尾駅前の歩道橋から幼児を路上に落と した事件(いわゆる「ハ尾事件」)に関連して現在民事訴訟が起こされています。 障害があってもなくても、社会で暮らしていく以上、その能力に応じた責任を負うこ とは言うまでもないことであり、Yさんは、現在服役中であり、その刑事責任を全うしてお り、民事責任についてもその能力に応じて問われることは当然です。 しかし、今回の民事訴訟は、Yさん本人のみならず、Yさんが事件当時通所していた作業所 を運営する社会福祉法人に対しても責任を問うものとなっています。 原告の被害者及び保護者の強い苦痛や不安をしっかりと受け止め、当該の社会福祉法人 は可能な限りの支援を実践してきていると考えます。そして、このような事故については、 支援する法人に明白な過失がない場合は、本来国が被害者の救済を行うことが必要である と考えます。 私たちは、「触法」障害者を支援する社会福祉法人やNPOの実践を、後退させてはな らないと考えます。知的障害者の一人として、地域社会で充実した暮らしを送るためには、 行政施策の充実や、支援体制の充実が緊急の課題なのです。 今回の民事訴訟における原告のお子さんや保護者の苦悩や憤りを理解しつつも、現在の 私たちが全国各地で取り組んでいる知的障害者等への支援はどうしても後退させるわけに はいきません。このような私たちの取り組みの趣旨をご理解いただき、より大きな支援の 輪が作られる社会的な運動が盛り上がることを私たちは強く願います。(2012/3/4)
◉車いす使用者の西宮市の大久保さんがピーチの搭乗予約していたが、車いすの運用規定より
使用車いすが大きいと、予約取り消しを通告されて大きな問題になっていました。 その後、ピーチ社は運用規定を改正し、車いす取り扱いサイズ制限を事実上撤回しました。 これを受けて同社は、車いす搭乗の実地検証と意見交換会を行うことをとし、 大久保さんと所属する障害者団体メインストリーム協会のメンバー、車いす使用交通問題に専門的に 取り組んでいる3人の車いす使用障害当事者が参加しました。 検証はチェックインカウンターからセキュリティチェック、バスでの搭乗機への移動、リフト付き車両での 搭乗、機内チェックなど、実際の搭乗手続きを行ってみるという実証的なもので 問題点の指摘もかなりありました。 貨物室を開けて見せるなど、他社では通常望めないような丁寧な検証もでき、有意義な検証でした。 意見交換ではLCCのレクチャーの後、検証での問題点について協議し、大久保さんが出した要望書にそって 回答や説明があり、報道公開の下で、予定時間を大幅に超える建設的な意見交換会ができました。 「知らなかったことを教えてもらってありがとう。日本初のLCCとして他社に先駆け新しいスタンダードを 作りたい」との意欲的な姿勢を表明され、気持ちの良い検証と意見交換会でした。 3月1日、運行開始当初は想定外の問題も起こることが予想されますが、一つずつ経験を重ねて改善され、 車いす使用者のフライトも快適にできるようになることを願います。 利用が難しいのではと思っていたLCCの利用が、ウェルカムで叶えられるのは嬉しいことです。 祈、ピーチ社の成功を! ☆運行規定や利用の注意点など ・搭載出来る車いすのサイズ制限は実質上なし(貨物室高さh120cm以内だけ) 同時に最大8台まで搭乗可。 ・10月までは暫定チェックインカウンターや搭乗口使用、セキュリティチェックや飛行機までバス連絡、 関空では地上からタラップ搭乗で、車いす乗客は反対側ドアからリフト車で搭乗のため時間が掛かり 1時間半程度早く搭乗手続きをした方がよい。 ・リフト車手配などもあり当分5日前予約。 ・料金は特別な割引はないが、他社の障害者割引利用より大幅に安くなる選択ができる。 ・障害程度や必要なサポートは下記hpより所定の用紙をダウンロードし手記入、FAX送信する必要あり。 (詳細はhp[特別なサポート]をご覧ください) http://www.flypeach.com/jp/ja-jp/airport/specialsupport.aspx (運行情報・料金など) http://www.flypeach.com/jp/ja-jp/homeJP.aspx ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉障害者制度見直し会議の総合福祉部会がまとめた「総合福祉法の骨格提言」を
受けて、障害者自立支援法を廃止し新しい法律にするのは民主党の公約であり、 先の自立支援法違憲裁判の和解基本合意事項でもありました。 しかし、厚労省案では骨格提言はほとんど無視され、それどころか新法は作らず 自立支援法改正で済まそうとするもので、民主党部会でも異論他出ですが 強引に今国会での成立の方向で進行している状況となっています。 障害当事者は、この事態に危機感を持って京都に集まり、緊急の全関西集会を催し 「骨格提言を反映させることを求める緊急アピール」を発っし、デモを行いました。 千人をはるかに越す参加者の多さは、この問題への強い危機感を表すものでした。 ・私たち抜きに私たちのことを決めるな・政治家は私たちの声を聞け・地域生活は権利だ ・厚労省は私たちを無視するな・民主党は約束を守れ・地域で楽しく生活するぞ ☆京都新聞報道 http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120229000125 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉福祉用具の常設展示と相談「大阪府介護情報・研修センター」
(谷町7丁目、大阪府福祉会館1階、地下鉄谷町線「谷町六丁目」) 小じんまりした展示場ですが、見るだけでなく「見て・触れて・体験しよう」と、 入浴やスロープなど実地体験もでき、試用できる用具もあります。 相談には福祉用具プランナーなど専門的な資格を持つベテランの看護士さんがあたり、 用具の使い方だけでなく、医療的なことや行政的なことまで、幅広い相談に応じられます。 地域のNPOや包括支援センターなどとも、連携して活動するといいですね。 大阪府の同様な施設はここだけ。 福祉用具はおよそ300点以上、展示用品はベッド・車いす・リフト・浴室や排泄関連など大型の ものから、靴や杖・衣類・食事ケア・自助具など生活に関するものまで、必要な分野は一通り揃え られ、協賛企業から新しい製品が展示される。また用具だけでなく、住宅改修相談も、専門家が 隔週に来て行っている。 府は23年度からこのような施設を外部委託事業に切り替え、公募により関西シルバー協会と ファイン財団の共同企業体が運営することになった。 研修事業も充実され、今年度のプログラムは4コース17科目設けられている。 専門職や行政職員のための講座であるが、一般の受講も歓迎とか。 講師は協会所属会員事業所や外部協力機関の専門家が主で、実習もある実践的な講座となっている。 (23年度実施科目。基本から学ぶ福祉用具・ベッド床ずれ防止、コミュニケーション自助具、 入浴補助具と排泄用具、歩行用具と車いす関連など/テーマ別研修・腰痛予防持ち上げない介助、 認知ケアなど/市町村職員や支援センター職員研修) 同様な施設は南港にある大阪市のATCエイジレスセンターがあり、連携して運営されている。 (大阪市も西成区の研修センターにあった福祉用具展示を廃止し、この施設だけになっている) ☆福祉用具展示場・相談「 大阪府介護情報・研修センター」 谷町7丁目4-15大阪府社会福祉会館1階 TEL.FAX06・6763・1480/祭日は休み ◉介護や福祉用具の相談:月〜金曜日10:00〜17:00(来所または電話) ◉住宅改修に関する専門相談:毎月第1・3火曜日13:00〜17:00(来所) ![]() ![]() ![]()
☆拡散歓迎☆
◉「里美さんの裁判を支える会」は、高裁判決がJR西日本の責任を 認めなかったのを不服とした最高裁への上告を支援し、JR西日本神戸支社への 抗議を行う集会とデモ行進、抗議行動を行いました。 またJR西日本は、事件後休職中の里美さんを「雇い止め」する可能性があり 組合が支援していますが、心配されています。 集会はテレビ放映DVD上映から始まり、島尾弁護士の上告理由説明、里美さんの話、 会場の支援者からの声などが行われ、多くの支援者が集まった。 終会後、神戸市立男女共同参画センターからハーバーランドのJR西日本神戸支社まで アピールウオークして市民へ訴え、JR神戸支社へ抗議文を読み上げて、渡した。 JR支社の担当者は組合との約束を破り、出て来ずに守衛に対応させた。 里美さんは集会で「最初はだれも聞いてくれなかった。怖くてしかたなかったが、 性被害者は黙っているものとの、世間の思い込みが性犯罪をはこびらせる。 世間に知ってもらう方が起し難くなる。自分の娘を守るためにも やらなくてはならないと思った。 PTSDは裁判所は認めなかったが、JRという文字を見ても辛かった。 支援者ができてからやっと裁判書類も読めるようになった。 私もだれかに安心を与える存在になりたい」と語った。 ☆上告には沢山の裁判費用が掛かりますので、ご支援お願いします。 詳細は「里美ドットコム」をご覧ください。 http://satomi-heart.cocolog-nifty.com/ ![]() ![]() ![]()
☆拡散歓迎☆
◉教育基本条例(案)に対する、障害当事者と保護者からの声 大阪維新の会と橋下市長・松井知事が提案しようとしている「教育基本条例案」に対し 障害当事者や保護者は、大阪の障害を持つ子どもたちが地域の学校から排除されるのではないかと たいへん危惧しています。 そんな思いを訴えようと、1/25に「共に学び、共に生きる教育」日本一の大阪に!ネットワークが 大阪府政記者クラブで行った記者会見での発言をまとめたものです。 ・抗議声明は下記ブログに掲載しています。 大阪発「ともに学び、ともに生きる教育」情報版 http://massugu.way-nifty.com/tomonimanabu/2012/01/post-271e.html ![]()
◉2/12 大阪中之島「橋下さん、ひどない!?」
☆橋下さんにひとこと言いたい!プロジェクト☆ <ひとこと言わせて!誰でもリレートーク、一人3分で思いを伝えよう>という集会が開かれました。 プロジェクト企画者の呼びかけ 橋下市長は、連日のように新しい政策を打ち上げ、次々といろんなことをやろうとしています。 その手法にはスピード感があり、既成のものを打ち砕く大胆さを 人々に印象づけ、 「よくやっている!」とメディアも彼を持ち上げます。 でも、それって本当にそうなのかな? この流れ、いったいどこに行き着いていくの? だいじょうぶなのかな?もしかして、とんでもないとこへ行くんじゃない? そんな疑問が次々と、、、で、以下のような催しを企画しました。 ★「橋下市長にひとこと言いたい人たちが集まって、1人×3分のリレートークで、 みんなの思いを声にし共有しませんか?」 成り行きで発言トップバッターは小生に! 「橋下さん、障害のある子どもの普通学校就学を奪わないで!」 発言者は全部で18人、宮城の震災被災小学校の先生も遠路参加されていました。 (プロジェクト blog) http://hitokoto21.exblog.jp/ ★市役所包囲活動 気温6°天気晴朗なれど風強し!寒い中、別会場で行われていた 「教育基本条例」に反対を!”ホットライン大阪集会”の参加者たちが合流し、 参加者全員が手を繋ぎ市役所を包囲して反対をアピールするパフォーマンスが行われました。 一方、市役所正面入り口前では、橋下教育改革推進派のアピールが行われていて、 右翼街宣も激しく、賛成派が右翼の強い支持を得ている危ない状況がよく分かりました。 日の丸キャンペーンは維新の会関係者でしょうか? 包囲活動を妨害しようとした者は数人おり、警察官に排除されていましたが、 結果的に警察が抗議行動を守っているような、見慣れない光景が展開されていました。 (大阪府警に拍手!?) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉バリアフリー障害当事者リーダー養成研修 (第5期)
交通バリアフリー等に関連する各種会議で、意見・発言や提言ができ、また交通事業者等への 接遇研修が行える人材を育てようとするもの。研修後は、地域で中心的な役割を担ってもらう ことをねらいとしている。 研修は、基本的な考え方を共有できるよう、講義だけではなくディスカッションを多く交えた 実戦的ものを取り入れ、既に研修を終えたリーダーがサポート。 東京で2回、横浜、名古屋に次ぎ、今回の大阪泉北ビッグ・アイで5回目、近畿を主に沖縄から の参加者も含め受講者は30人余り。 主催:バリアフリー障害者当事者リーダー養成研修実行委員会 (呼びかけ団体:DPI日本会議) 共催:交通エコロジー・モビリティ財団、日本福祉のまちづくり学会 全国自立生活センター協議会(JIL) ★前期プログラム/2011年11月4日・5日 改正バリアフリー法解説、交通アクセス運動の歴史、各地の取り組みとグループディスカッション 事例報告・土浦基本構想・杉本町駅バリアフリー・高野山ケーブル、講演 (気づきについて/中野) 当事者参画事業者研修、関西の交通バリアフリーとこらからの課題、交通基本法 ★後期プログラム/2012年2月7日・8日 基本構想の策定プロセスと障害当事者参加、バリアフリー・ワークショップ、 帝産湖南交通乗車拒否問題報告、講演 (基本構想と交通まちづくり/三星) 公共交通利用上の配慮 駅舎・車両、他の障害を知ろう・盲聾・視覚・聴覚・人口呼吸器 ホーム柵、移送サービス ・ワークショップは6班に分れ、会場周辺のバリアフリーチェック 泉北ニュータウンは30年ほど前に作られ、歩道などは問題が多いが、堺市立南図書館のバリア フリー配慮は、今見てもレベルが高い。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
◉「大阪の教育基本条例が不安、話し合いを求めて抗議声明を発表」
記者会見で5人の障害当事者が、それぞれの立場から訴えました。 その要旨を掲載しますので、ご一読ください。 「橋下教育改革」が、このような訴えを単なる危惧とすることを願います。 (記者会見の様子は下記より当ブログをご覧下さい) http://kurumaisyu.exblog.jp/17359546/ 「5人の発言要旨」 ☆入部 香代子 さん 私の場合は、‘79年の養護学校義務化になる前に卒業する感じに、教育が就学免除という形で。 義務教育は受けていません。 集団教育も実際受けた事はありません。で、もしもですね、私が学校へ行っていたらどうなのかと考えるときに ですねえ、私の場合は、友達っていうと、25歳くらいまで無かったわけです。というのは、25からは、こういう 福祉の場、活動の中で、友達ができたということですけど、それまでは、友達は一切なくて、妹の友達が来ると、 まとわりついていたくらいで、地域の中で友達づくりは、一切やっていなかった。だから、人間関係は、できて当 たり前の時期に、関係ができていない訳です。 勿論‘79年の養護学校義務化の時も、「なんで、障害児が校区の学校に行けないんだ」ということで、私ら関西 では、「普通学校で!」「校区の学校に行きたいんだ!」ということを、主張しながら、「義務化」に反対もして きました。 そして、今現在、東京・大阪で、「教育基本条例」が出され、私たちを排除する動きがあることを、かなりの人が 懸念しています。 だからこそ、こういった場所で、障害者の人たちが声を出さないかんと思うし、こういう人たちを当たり前に社会が、 そして教育が受け入れてくれないと、いつまでも、死ぬまで、こういうことを言っていないといけないのかなあ~と、 悲しくなります。 新 美鈴 さん 娘は、25歳で、やっと昨年大手前高校の定時制に入学しました。10年間。ブランク。ずっと地元の高校を受け続けて きました。娘自身は、地域の保育所、地域の小学校、地域の中学校を出て、当たり前として地域の高校を受験してきた んです。でも、やっぱり、定員オーバ-ということで、点数が取れない知的障害者の娘は、排除されたままでした。 そして、2年目の時に、定員割れだったんですけれど、娘一人だけが不合格になりました。点数が取れなかったという ことで。 そのあと、ずっと地元の近くの高校を受験してきましたけれども、10年間、点数の取れない娘にとって高校は、 <狭き門>なんです。 入れないというのは、現実なんです。 やっと、去年10年目にして大手前の定員割れしている定時制をを受験することが でき、大手前に、入学することができたんです。 障害者・知的障害者にとっては、定員割れした高校しか当たり前に入学 することができないんです。 でも、維新の会は、いま、何をされているかと言うたら、2年間連続して定員割れしたら、統廃合の対象にするって、 言われているんです。 ということは、知的障害者は、ますます行く学校がないんですよ。<狭き門>がもっと≪狭き門≫になるんです。 今、維新の会に言いたいのは、「統廃合しないでください!」弱い人間、点数を取れない人間だからこそ学校に入れば、 教科書にないいろんなことを、周りとコミュニケーションをとってやっていけると思うんです。 北村 佳那子 さん(母:北村 惠子 さん) 娘は今、23歳です。関西大学の聴講に行っています。他県の支援学校小学部に1年間行っていました。小学校2年生の 時に、大阪に転校してきて、地域の支援学級で学んできました。地域の学校に入った途端、目の輝きが全然違うんです。 ものすごく元気になって、お医者さんには、「脳細胞がすごくウイルスに食べられて、ほとんどない。生きるために必要な 脳幹部分だけの細胞で、どうなるかわからない。何もわからないよ」と言われた娘がですねえ。 昨日も兵教組(兵庫県教職員組合)から呼ばれて、講演を大学のお友達と一緒にしてきました。 この子は、みんなと学ぶ中で、生きるすべを学びました。周りも、そうなんです。中央高校の定時制に行きましたが、やっ ぱり、学校に来るのがしんどい子ども達が居てて娘が4年間通ったときに、その中の生徒で、「佳那が卒業する、一緒に 卒業しような」と、頑張って卒業した子もいます。 小・中でもそうです。お家の事情が大変で、「もうしんどいな~と思った時に、佳那が居てるから笑顔で過ごそうと思った。 ありがとう!!」と、お友達がアルバムに書いてくださいました。 「共に学ぶ」ということは、学力だけでなくて、<お互いに人を思いやる気持ちを育てる>ということだと思うんですね。 この子も言葉にはならないんですが、みんなに当たり前に行ける学校にしてほしいということを、伝えていると思います。 今まで大阪で実践してきた「共に学ぶ」というのをしっかり受け止めて頂いて、更に発展させて頂きたいと思うのです。 山名 勝 さん 実際に学校の中に入って現場を見てみると、総合教育とか、自分達でテーマを見つけて学んでいくというような姿勢を非常 に大事にされている学校では、子ども達が生き生きしています。偏差値が高いが管理されて、学力だけを重視している学校 とは全くちがう。 高校や大学に進学したり社会に出てから、将来の伸びしろを非常に感じさすような教育をされている学校があるんです。 ところが今、色々言われ、やられていることから見ると、そういう学校が「非常に危ない」という危機感を持っています。 もう一点、地域にとって学校というのは、単に勉強をしに行くだけでなく、東日本大震災を受けて、「学校というのが、 避難場所や防災教育について、非常に重要な拠点である」と、改めて認識したわけです。 地域と非常に密着度が高い学校がなくなってしまうと、いったいどうなるか?という違う視点からも、地域の学校を大事に することが大切だと考えます。 万が一、学校が避難所になった時も、顔見知りの中学生たちが、仲間意識で、地域の人達を積極的にお世話したりすることが、 できなくなってしまうのではないか。そういう面の危機感も抱いています。 学力だけでなく、そういうことも考えてほしいと訴えたいと思います。 姜 博久さん 維新の会が提案されている「教育基本条例」の流れは、やはり障害児がどこかで排除される、そういったものを僕たちは、 感じています。 このままでいくと、大阪が誇りとしてきた「共に生き、共に学ぶ」教育が後退しかねないというふうに思っています。 僕自身も高校になって地域の学校に行きましたが、その時に強く思ったのは、「奪われた九年間を返してほしい」ということ でした。 相談支援という仕事の中で本当に思うことは、支援学校に行くと本人も親もこの社会で生きることから遠ざけられてきた結果、 いろんな意味で力を奪われている、本当に孤独の中に追い込まれているということをよくよく感じます。 そういったことを障害を持つ子ども達に味わってほしくない。そんなことをさせる権利は誰も持っていないと思います。 もし、橋下さんが、大阪から国を変えたいというのなら、今現在、基本的に障害をもつ子どもを地域の学校から排除している 仕組みを作っている国の制度を変えるくらいのことを言ってほしい。 それくらいのインパクトを持ったことをやってくれてこそ、本当にこれまでの大阪の「障害児教育」を橋下さん自身が理解し ていると思います。 「共に学び、共に生きる」教育というのは、競争と相容れないものがあると思います。少なくともそういった平等に基づいて みんなが当たり前に傍に居る、そういった関係を創っていくためには、やはり僕たち障害を持つものが地域の中で、普通に、 ごく普通に何の遠慮もなしに生きていける社会だと思うんです。 今まで大阪は、本人や親の意思を尊重するということでありますけれど、それでもやっぱり頑張って「地域の学校へ行く」と いうことを強く表明しないと行けないですし、学校と色々やりあって、やっと地域の学校に行けるという現状なんです。 それは、決してwelcomeの「どうぞいらしてください」という状況ではまだまだないのです。 ですから、本当に教育をよくしようと思うのであれば、僕たちのような障害者が当たり前に地域の学校にwelcomeされるよう な教育制度を作ってほしいし、そういったことで大阪をもっともっと活発化してですね、 国の制度を変えるくらいの方向でやってほしいというのが、僕たちの願いです。 ![]() 新聞記事は名古屋で重度障害があっても普通小学校への入学が決まった 林京香ちゃんの喜びを伝える両親の記者会見のようす。
◉「分ける教育から、ともに学ぶ教育へ」
豊中市の市立大池小学校で2月4日「第10回インクルーシブ教育を考えるシンポジウム」 (毎日新聞社・豊中市教職員組合主催)が行われ参加しましたので、概略の報告です。 豊中市では市は40年近く、障害のある子とない子が地域の学校で共に学ぶインクルーシブ教育に取り組み、 シンポジウムは03年から毎年開催されています。 今回は第10回目の節目の年となりましたが、大阪府では維新の会の提案で「教育基本条例」が提案され 論議を巻き起こしています。 橋下大阪市長は「学力向上と国際的に通用する人材育成、教員評価、成績の上がらない学校の統廃合、 教育目標を知事や市長が決める」などの方針を打ち出し、先進的な取り組みをしてきた大阪の「障害を持つ 児童・生徒と共に学ぶ教育」に携わる人たちは大変な危機感を持ち、基本条例によってこのような努力が 損なわれるのではないかと危惧しています。 シンポジウムではこの問題は直接的には取り上げられませんでしたが「ともに学ぶ教育」を考えることに よって、インクルーシブ教育の必要性を訴えるものでした。 (シンポジウム詳細は2月末くらいに毎日新聞掲載予定) ☆基調講:DPI日本が意義事務局長 尾上浩二 さん 障害者制度改革や権利条約とインクルーシブ教育について、自分の養護学校から普通中学へ入って世界が 変わったことなど体験に基づいた教育論など。 ☆パネル討論:コーディネーター 遠藤哲也さん(毎日新聞学芸部副部長) パネラー:尾上浩二さん、堀智晴さん、八木みどりさん、李恵利さん 尾上さんは「特別支援教育とインクルーシブ教育の違い、子どもだけでなく親も育てる必要」 同市立第五中の講師、李恵利さんは障害を持つ子どもを担任している体験から「失敗しない手立てをするので はなく、失敗もしてどうすれば良いか考えることが大事、子どもから多くを教わった。教師にできることは 思いを受けとめ心を伝えること」 障害児デイサービスを行うNPO法人「ハニー・ビー」の理事長、八木みどりさんは「脈々と続いた豊中での 先輩の運動の上に、私なりの積み上げができるよう頑張りたい。社会に当たり前に居ることには意識を 変えないと」 常磐会学園大学教授の堀智晴さんは「インクルーシブ教育は全ての子どもにとって必要な教育だ、違いを認め 排除しない教育、違うことが大切!」 ![]()
◉友人のモザイク・ステンドグラス作家、藤田さんの
「藤田 雄彦 モザイクの界」展の紹介です。 古代から建築物の床・壁面や工芸品に装飾技法として発達してきたモザイク。 石・ガラス・タイル・貝殻片などを寄せ集めて絵画や文様を創作するもので、 藤田さんは、西洋の技法を使って日本的な表現を探る国内では少ない作家です。 また、建築物の壁面モザイクやステンドグラス作品も数多く制作しています。 大阪では久々のモザイク小品作品と照明具の個展を開催中ですから、 彼のユーモア溢れる、味わい深い作品に触れる一刻を過ごしに、 どうぞ足をお運びください。 ★「藤田 雄彦 モザイクの世界」 大阪市北区天満橋 1-8-40 帝国ホテルプラザ2階「 アート・ギャラリー尾山」 (中央入り口左側エレベター前)06-6356-3361 http://homepage2.nifty.com/Art_Gallery_Oyama/ ★藤田 雄彦 工房「アガタモザイク」と作品紹介 http://agatamosaic.com/gallery/index.html ★主な作品(ステンドグラス・壁面モザイク・照明):大阪市議場・エントランスロビー、神戸市議場、 マイドーム大阪ロビー、大阪市立大学病院ロビー・会議室、大阪銀行会館応接間、東洋陶磁器美術館喫茶室、 国際高等研究所長公館・講義室、同志社女子大コミュニティーホール・チャペル、都ホテル博多、 他公共建築物や個人住宅など多数 ![]() ![]() ![]() ![]()
◉弱視の子ども達たちのための拡大教科書作りを全国のボランティアがやっており、
本格的に制作作業に入る前に関係者を集めた講習会が行われました。 この講習会は文科省が行った「教科書デジタルデータ提供のための管理運営等に関する調査研究」 を大阪と東京で関係者に公開するものでした。 デジタルデータ提供運用管理は、教科書会社から提供されたデータをデータ管理機関が管理する 仕組みで、実務担当者は毎年入札で決められ、今年度は富士ゼロックスが選任されていて、 講習会もゼロックスで行われました。 この仕組みは他でも採用されている指定管理者のようなものです。 講習内容は以下のようなものでした。 1.拡大教科書の普及促進に関する制度の背景についてー文科省初等中等教育局教科書課 法的な裏付けと拡大教科書普及推進会議の第一次・第二次報告、高校段階での標準規格検討会 教科書会社が発行している拡大教科書と利用児童生徒の実体数などの説明と報告。 2.教科書デジタルデータ利用に関する諸手続きについてー富士ゼロックス データ入手手続き詳細と管理・返却に関する実務の説明。 3.教科書デジタルデータ利用する際の法律上の注意点ー青学大学院法学研究科 笹本講師 著作権法とバリアフリー法で定められていること、利用と取り扱いについての法的な説明 加工・改変は許されるが、提供されたデータを個々のメディアにコピーすること、一部の部分利用 は違法になる。パソコンやタブレットでの閲覧やプロジェクタ-投影の不可など ネット流出を恐れるあまりで、利用の実態にそぐわない説明があり、忠実に守ると現状の ボランティア制作はできないような内容でした。 4.高校段階における拡大教科書の在り方に関する調査報告ー慶応大 中野教授 弱視生徒の見え方の実際の調査に基づく拡大教科書制作のポイント。 見え難さの分類(ぼやける、まぶしい、視野狭窄、中心暗転)毎の特性と対応 その子に取っての最適の文字の大きさは異なり、大きすぎると読める速度が落ちるので 大きくすれば良いのでなく適切な大きさが必要、見える最小限の大きさが望ましい。 拡大写本だけでなく、多様な方法や補助具の使用で将来のことを考えて対処しなければならない。 ボランティアは個別ニーズに対応するために無くなることはない。 5.白黒反転版の制作ノウハウの紹介ーゼロックス社員 神奈川県のボランティア団体が作っている白黒反転版の作り方。 線など見え難い部分を太くしたレイアウト版をコピー機のネガポジ機能で反転、図やイラスト・画像 はカラーコピーを切り抜いて貼付け原本を作り、本番コピーをするという手作り手法でした。 6.拡大教科書制作ノウハウの共有ー千葉「四街道写本の会」 制作ノウハウを共有しようとの呼びかけは共感できましたが、一太郎で制作されていて苦労が多い ようでした。やり方が古過ぎるので、追いついてもらわないと難しい感じもありました。 しかし、地図に関する取り組みや、教科書会社毎に表記が異なるのを統一しなければなど 良い提案もありました。PDFデータ読み取りや特殊記号や文字・音符などについても困っている様子 でしたが、使用ソフトの問題があるようにも思いました。 7.質疑応答 ・デジタルデータの利用はパソコンやタブレットの使用が禁じられているので現在は出来ないが、 誰でも使い勝手が良くなるUDデザイン的な見解からも取り組むべきであり、アップル社が本格的に 教科書に取り組むなどの動向にどのような対応を考えているか? (文科省答え)問題が多く、徐々に取り組む方向ではあるが、アメリカや韓国は国定教科書なので やり易いのに対し、日本は”教科書会社の商品”なので難しい。 <ビックリの認識で、子供達の配慮より教科書会社への遠慮で、やる気がないみたいです> ・データを個々のボランティアにコピーして渡せないのはおかしいのでは? (文科省答え)法律違反はできない。 <「質問してはいけない、黙ってやるしかない」役人は違反出来ないと答えるしか出来ないのだから・・> ・データがまだ貰えないものもあり、早くならないか? (文科省答え)遅いのは分かっているが、予算の裏付けがなければ出来ないので、答えようがない。 文科省は教科書会社の権利擁護や著作権法の枠にとらわれる姿勢が目立ち、児童生徒のことを第一に考えているように 思えないのは残念なことです。データをPDFファイルで配布するなら、拡大教科書の制作ソフトを対応し易いものを 使えるようにすることも必要です。 また、教科書自体をUDデザイン(だれにも使いやすいように最初からデザインする)の観点から見直すとか、タブレット 端末利用のデジタル化などへの取り組みについてはあまり理解が無いようで、特にボランティアが利用し易くするデータ 提供については、正反対の「流失防止」が最重点のような姿勢が目立ちました。 教科書無償配布予算は23年度で395億円も計上されており、特別な予算措置をしなくてもデジタル移行は可能ではないで しょうか? 新学期の検定教科書から総合教育見直しで、大幅に内容が増えていますが、本当に教えきれるのか?詰め込み より、内容を絞って考える力を付けることを重視した方が良いのではなど、繰り返し議論されてきたのですが、 十分な検証なしに教育方針が変更されてきたのが実情ではないでしょうか。本当に大切なことをしっかり教えるための 教科書とはどのようなものか、関心を持って「もっとみんなから声を出して」いくことが必要ではないでしょうか。 ★標準拡大教科書発行会社18社、ボランテァア登録団体90(点字含む) 検定教科書発行数 小学280 中学131 高校932 (拡大教科書 小学280 中学131 高校45) 高校生には拡大教科書は対応できておらず、ボランティアで作成することも困難であり、 大学を含めてデジタル化してタブレットやパソコンで読めるようにすることが、 最も合理的対応といえるのではないか? ![]() ![]()
◉「私たち抜きに、大阪の教育を決めないでください」
1月25日、大阪府内123の障害者団体でつくる 「『共に学び、共に生きる教育』日本一の大阪に!ネットワーク」(鈴木留美子代表)は、 橋本市長、松井知事、維新の会へ公開質問状への回答がなく、再三の要請にも何も答えない ことへの抗議を行い、府庁記者クラブでで抗議声明を発表する記者会見をしました。 また、教育基本条例案への不安を訴える障害者やその親たちが「点数のとれない障害児が 邪魔になり、地域の学校から排除されるのでは」などと条例案への不安を訴えました。 メンバーは条例案が、障害者にとって普通学校へ行き難くならないよう、障害者教育の 実情を知ってもらったり、理解を深めてもらうように話し合いを求めています。 (記者会見のようすと声明文-<クリックで拡大>) ![]() ![]() ![]()
◉誰も聞いてくれない~レイプ被害を告発した障がい者
「社会の側の問題を問う」 ABC朝日放送「テレメンタリー」が里美さんのドキュメンタリー番組を制作し、 1月21日深夜1時から放映。 1/21 毎日新聞夕刊(大阪本社版)の2面「チェック」<TV番組紹介コラム>に 番組紹介記事が掲載されました。 毎日が朝日の放送記者を取材し番組紹介をする、しかも社会問題の! 異例の取り上げ方であり、関心の高さを感じます。ぜひ、支援にご参加ください。 ★放映:1/21.25時(日曜日深夜1時〜)ABC朝日放送「テレメンタリー」 ★1/18 最高裁へ上告受理申立理由書が提出されました。 支援ブログ:里美ドットコム http://satomi-heart.cocolog-nifty.com/ 里美さんコメント 「我が事ですが、今後の「性犯罪被害」のイメージ改革にも繋がって行くだろうと 期待を寄せている、とても大切な番組だと考えています。 人として、正々堂々と生きられることが当たり前なのに、日本はそれを当たり前に思っていない。 私もそうだったけれど、性犯罪被害に遭ったから、周りに自分が責められるから…辛くて苦しくて、 誰かに助けて・と言いたいのに、それすら怖くて言えない。 責められる事も、人と関わることにも疲れて『もう、いい…。』 そう言って、自殺する被害者がいるんです。 私も、もうどうしたら良いのかすら分からなかった時があった。 でも、やっぱり死にたくなかった…。死んだって何も変わらないから。 生きて、ちゃんと闘わないと「命」を守れないんです。 誰もやろうとしないなら、私はその誤った考えに真っ向から立ち向かうと、思ったんです。 今は、なかなか理解してくれない人が居たとしても、いつか私が伝えたいことが 実を結んで欲しいと思ってます。」 ★心ないコメントは止めて下さい! 「レイプではないだろう」「合意の上だ」とかのコメントがありました。 これは裁判で認定されている事実であり、放映を見てのコメントか分かりませんが、 事実誤認も甚だしく、悪質ないたずらとして削除しました。 ★毎日新聞 番組紹介記事(クリックで拡大)
◉車いす使用者のバス乗車取り扱い不適切に関して、
全国で初めて強制力のある警告と指導を近畿運輸局が行いました。 要求していた「道路運走法13条」違反認定はなされませんでしたが、 このような踏み込んだ行政措置は画期的なことであり、高く評価できます。 しかし、道交法の規定やバス停の整備不良や道路状態で乗車を断ったりできる壁は 依然として存在し、運転手の接遇不適切については、バリアフリー法が努力義務と しているだけであり課題が浮き彫りになってきました。 ★道路運走法13条(運送引受義務) 一般旅客自動車運送事業者は、次の場合を除いては、運送の引受けを拒絶してはならない。 1.運送約款によらないものであるとき。2.適する設備がないとき。 3.特別の負担を求められたとき。 4.法令の規定又は公の秩序若しくは善良の風俗に反するものであるとき。 5.天災その他やむを得ない事由による運送上の支障があるとき。6.省令で定める正当な事由があるとき。 「車椅子拒否でバス会社指導」(1/13 NHKニュース) 滋賀県草津市のバス会社が多くのバス停で、車いすの人の乗車を認めていないとして、 近畿運輸局は会社に改善を求めました。 このバス会社は、草津市などで路線バスを運行する帝産湖南交通です。 近畿運輸局によりますと帝産湖南交通は、車いすの人も利用可能なタイプのバスを導入していますが、 約160か所のバス停の多くで、「道幅が狭く安全が確保できない」として、車いすの乗車を認めていない ということです。 国の運輸規則では、バスなどの公共交通機関に多くの人が公平に利用できるよう定めていて、 近畿運輸局は、「対応が不適切だ」として、きょう帝産湖南交通に対し、バス停などを調査した上で 改善するよう行政指導しました。 また、近畿運輸局は、帝産湖南交通が去年、車いすの男性の乗車を拒否した際、男性への対応にも問題が あったとして、文書で警告しました。 車いすの人のバスへの乗車をめぐって会社が運輸局の指導を受けたのは、関西では初めてだということです。 近畿運輸局の阪部光雄課長は、「乗り合いバスはすべての人が利用できるのが原則で、道路の制約がない ところでは車いすの利用を前向きに判断して欲しい」と話しています。 帝産湖南交通は「対応を協議中でコメントを差し控えたい」としています。 近畿運輸局の説明 車いす使用男性の申し立てに基づき当該バス停の調査し検討したが、道路交通法13条(運送引受義務)違反は 認定できなかった。 しかしながら車いす使用者の乗降取り扱いの可否について、十分な検討を行っておらず適切な対応を怠って いたものと認められたので「旅客自動車運送運輸規則第二条2項」(旅客自動車運送事業者は、旅客又は公衆 に対して、公平かつ懇切な取り扱いをしなければならない)違反として、文書による警告と指導を行った ものである。これは強制力を持つもので、3か月以内に十分な改善報告が帝産から出てこなければ、さらに 警告、指導を続ける予定。 申し立て人の降車時転倒の接遇不適切については、事実認定の判断ができないのでジャッジはできないが、 帝産湖南交通は転倒に関して少なくともその事情を説明する必要はある。 接遇や運転手教育については、口頭で十分な注意と指導を行った。 (近畿運輸局自動車交通部旅客第一課、交通環境部消費者行政・情報課) ブログ内関連記事 http://kurumaisyu.exblog.jp/17079569/ http://kurumaisyu.exblog.jp/17018575/ 写真:近畿運輸局で説明を受ける申し立て人とパーフェクトバスを走らせる会代表 ![]()
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